コーチを辞めた理由が明らかに！羽生結弦とは今でも連絡を取り合っている

この夏、ランビエールのサマーキャンプでコーチを務めていたカナダのジスラン・ブリアンコーチにシャンペリーでインタビューし、スイススケート学校での現在の取り決めについて話を聞いた。

自営業のコーチとしての新たな一歩、ジャンプを成功させるために必要な3つの原則、羽生結弦との特別な関係、若いアスリートの健康と怪我の予防への配慮などについて、ブリアンが語ってくれた！

・木下アカデミーが財政再建の為、現在はフリーランスとしてシャンペリーを拠点にしている。去年は木下の元で多く働いたが、シャンペリーが一番だよ。

・クリケットクラブとは現在連絡を取り合ってない。素晴らしい時間と経験を共にしたけれど、私自身が成長し続ける為には離れる必要があった。ブライアンやトレーシーに頼ってしまうし、自由に自ら行動を起こすことが人生では大事なんだ。

・ユヅルとはコーチと選手として良い関係性を築き上げてきた。コロナ禍にはオンラインでの指導をしていたが、ここはブライアンにお願いしたい、ここはわたしにお願いしたいということを明確にするのを恐れずに、常に自分を立てて押し出してくれるので彼は特別なんだよ。

・チームにいるときに常にブライアンをヘッドコーチとして尊敬してきたし、自分がそのポジションになりたいとは思わなかった。スケーターがある程度のレベルまで成長してくるとチーム内で対立が出てくることもある。でもユヅルは必ず時間を作り、自分を前面に押し出して指導者としての立ち位置を明確にしてくれるから、彼は特別な存在だった。

・今でも誕生日を覚えてくれていて、おめでとう！とメールをくれるんだ。

・北京五輪以降、ユヅルとは一緒に仕事をしていないが、彼はプロとして大きな努力で成功しているのでわたしはもう必要ない。でも数週間前に彼にもメールしているが、1年間は木下アカデミーで指導しないし、スケジュールも調整しやすいのでもし何かあったり気分転換したい時にはいつでも連絡をくれと言ってある。

・もし北京五輪が開催日よりも半年遅かったら、ユヅルは４Aを成功させていただろう。五輪の数週間前までには成功目前だったが、足首の怪我があり調整が遅くなってしまった。もし彼がもう少し若く怪我もなければ、世界初の４A成功者になっていただろうね。

・9月から久しぶりにある選手のコーチとなる