NHK杯フィギュア男子シングル。日本のメディアは日本人表彰台独占を期待するも、三浦佳生がフリーでジャンプがなかなか決まらずに、
2位にはイタリアのダニエル・グラスル選手が入ったのよね。
今までジャッジから集中攻撃を受けるかのような回転不足判定が、急に解けたのは違和感しかないのよね。米記者も採点に疑問を呈しているわよ。
NHK杯フィギュア男子シングル。日本のメディアは日本人表彰台独占を期待するも、
三浦佳生がフリーでジャンプがなかなか決まらずに、2位にはイタリアのダニエル・グラスル選手が入ったのよね(写真中央)。
グラスルは、イタリアのアンチ・ドーピング機構(NADO Italia)から3度のドーピング検査を怠ったことを確認し、出場資格停止処分を科されていたのよね。
元々独特のスピンに定評があり、表現力豊かなスケーターとして以前からわたしは彼の演技を見てきたこともあり、
これまでジャッジから毎度と言っていいほどジャンプ(特に4回転)の回転不足を取られてきた彼に対して、どのような採点をするのか興味深かったのよ。
NHK杯グラスルフリー動画はこちら
冒頭4回転3本には、回転不足が一切付かず加点が付き、ここでの認定がグラスルの銀メダルへの原動力になったことは間違いないでしょう。
画面越しで彼の冒頭3本のジャンプを見てみると、着氷がこれまで同様に危ういのよね。
だからフリーの演技を終わったら、そんなにスコアは伸びずに表彰台は厳しいんじゃないか?という印象だった。だから思わぬ高得点に驚きを隠せなかったわ。
米記者ジャッキー氏「ジャッジはグラスルの4ルッツと4ループをレビューしなかったが、どちらもリプレイでは少なくともq(1/4回転不足)に見えたのに、その後4サルコウをレビューしてクリーンと判定した。」
レビューとは、、、
テクニカルジャッジはリアルタイムで判定し、「後でもう一回見直ししたい」という要素にはレビューマークをつけて、演技の後に映像を見て確認するのよね。明らかにクリーンやアウトな要素だとレビューはしない。レビューして判定を変えることもある。(※テクニカルパネルは着氷時のスロー再生が許可される)
米記者ジャッキー氏も指摘するように、4ルッツと4ループにおいてはレビューすらしなかったと。4サルコウはどう見ても肉眼で回転が足りていないのに、これもクリーン判定。
今までジャッジから集中攻撃を受けるかのような回転不足判定が、急に解けたのは違和感しかないのよね。
一方で、女子シングルの千葉百音選手にはこれでもか!というほど回転不足判定をし、得点源のジャンプに抑えをかけた。
ISUとしても、五輪プレシーズンにメダルを獲らせたい選手とそうでない選手に対して得点差が顕著に出てくるのは明らか。
ミスがなければ、
男子シングルではアメリカのマリニン、日本の鍵山優真、もう一枠はできればヨーロッパでバランスよく分散させたいでしょうね。
欧州でのフィギュア人気低下も深刻な問題で、所謂メダルに期待を持てる選手が必要になってくる。
女子シングルでは坂本花織、ベルギーのルナヘン(今シーズンのグランプリを準備不足という理由で回避)は手堅いでしょう。
もう1枠は恐らく米国のレヴィトを入れてきたいところだけど、次戦のフィンランド杯を欠場(理由は不明)し、なかなか思うような結果が出せていない。
そこで目星を付けたのが米国アンバー・グレン。先日のフランス杯でも、3Aが安定してショートで一気に伸びてきた感はあるけれど、
フリーではミスが続き、ノーミスだった樋口新葉がてっきりすると思っていたらアンバーに甘い採点となり僅差で結局アンバーが優勝。
ISUが日本選手には五輪で2人表彰台を獲らせたくないという意志すら感じたわ。
アンバーが出場するグランプリシリーズ最終戦中国大会で、彼女の順位次第ではグランプリファイナル出場選手が全員日本人選手になる可能性もあるのよね。
ずーっと前だけど、名古屋のガイシにファイナルを見に行った時には、ジュニア女子はロシア娘5名+紀平梨花という構図だったのを思い出したわ。
今季のジャッジ採点には、ISUのメダルへの思惑が少なからず影響していくと見ているわのよ。
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☆合わせてお読み頂きたい
明らかな採点操作に唖然とした!フランス大会でアメリカに優位で甘すぎる - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエ様、今晩は。いつも大変お世話になります。
読ませていただいて、流石のシャープな切り口に感動しました。グラッスル君の扱いについて同感です。個人的には好きな選手の部類ですが、この点数には疑問が。
次の五輪はイタリア、どうしてもイタリアのスターを作りたい、北米とヨーロッパと日本、それぞれに均等に割り振りたい、全くそうでしょうね。最高のドル箱を追い出してまで求めたものが、一切得られなかったこの2年間のISU。次は五輪開催国のイタリアとアメリカ優先でしょうか。羽生選手がいないのだから何をしてもダメでしょうに。
女子の千葉さんにとばっちりが行くのだけはごめんですね。彼女は次の中国杯でアンバーと当たるのですかね。フィギュアには野球のようなリクエストが一切ないし。本当に理不尽な競技です。ただ、昔と違って、一応ジャッジやテクニカルの名前が公表されることはよいことだと思います。
私は暇な時に羽生選手のウイキを見ます。そこに彼の全試合の結果一覧が出ていて、リザルトを見ると、ジャッジ名が全部出てきます。このジャッジ名とプロトコルを見比べてみると、偏向ジャッジが浮き彫りになります。岡部由紀子さんを筆頭に日本人ジャッジもひどいものです。典型的なのは、平昌の羽生選手のフリー演技にGOE3点を一つも付けなかったアメリカのローリーパーカーとか、もう悪魔ですね。
次の五輪を盛り上げるには、美しいヨーロッパの白人が必須と考えたのではないでしょうか? しかし、彼もあの時期にエテリのところに単身修行に行く覚悟は無謀というか、凄かったですよね。ロシアが復帰する方向というのも追い風?でしょうか。新たにミラノ五輪用のパンダ候補としてISUの推し選手誕生???とか…。世界での求心力が衰えて来ている米国はどう出るのでしょうか?日本は米国のお気に召すまま方針でしょうが…。
NHK杯はリアルで観戦しました。
グラッスルは良い印象の選手でしたが今回のフリーは???。
音楽と演技のアンバランス(今は曲の解釈点数影響無いですね)。
ジャンプも綺麗とは言えずそこそこの出来だったので点数もあまり出ないと思ったところに謎の高得点????
思わずブーイングしてしまいそうでした。
直ぐにこれは次のオリンピックを盛り上げるための布石なんだろうな。
佳生くんは今回欠場して全日本かけた方が得策だと思いました。