「野村萬斎のラジオで福袋【ゲスト】羽生結弦パート1」のNHKらじる☆らじるの聴き逃し配信は、4/14(月)20:55までとなっているわよ。
ラジオ収録、ものすごく緊張していると話していたけれど、メンシプらじおでも鍛えられているせいか、非常に落ち着いた口調で対談されていたなあというのが印象的だったわ。
主にnotte stellata2025ショーの振り返りとなっているので、対談の羽生結弦のコメントを一部書き起こしたので一緒に見ていきましょう。
「MANSAIボレロ」
・僕自身もずっと共鳴というか同じタイミングで足拍子をするわけではないですし、実際リンク上に作った舞台で鳴らす足拍子の音と、僕らが頑張って氷の上を叩きつけて鳴らす音は全く違うものではあるけれど、シンクロした瞬間のお互いの音の共鳴みたいなものが物凄く神聖な感じがして、何か魂に対して僕らが捧げられることを捧げられているという実感があった。
・僕自身、氷に対して叩いて音を鳴らすということは他の会場でも行ってきてはいるけれど、その会場でしか鳴らせない音。どれだけ氷を敷いていたとしても、その地盤にある体育館の床板だったりコンクリートだったり、会場の空間が占めている空気の重さだったり壁の質感であったりで音は変わってくるので、より深く受け止めなきゃいけない気がする。
・「ボレロ」を一生忘れられない宝物にしていこうと思いました。
・現場の我々しか感じられないことだと思いますが。リハーサル本当に大変で、萬斎さんもやきもきしながらご覧になられていたんではないでしょうか?
・(リンク上で横になるシーンは何分ぐらいできるものなの?by萬斎氏)気合ですよ、気合があれば何分でもやりますよ笑
・やっぱ写真とか見ると鳥っぽいなって、萬斎さんが日に日に仰られているのを実感しました。確かに飛翔しているような火の鳥のような。衣装の形としては静止状態では狩衣に近いような形で、非常に扱いが大変で。萬斎さんが演じている役の写しの鏡というか、なるべく存在に近い状態にしたいなと。毎回萬斎さんの舞を見ながら、自分に萬斎さんの成分を全部おろしにいって、野村萬斎だったらこうするっていうものを毎回細胞に行き渡らせながらやってました。
・音楽って音楽で完成されている。音楽にフィギュアスケートを乗せるということは、完成されているものに対して下手をすると壊しにいってしまうというか、パッケージ化されているものを可視化しようと思って壊してしまうパターンもあるので。最終的には音がフィギュアスケート、演技の良さを出してくれないといけないので、音選びはすごい大事ですね。
・萬斎さんに「SEIMEI」の時にお話しさせて頂き、舞台自体が「宇宙だ」という話をして頂いて、その感覚はなんとなく幼いながらにスケートリンクはそういうものだという感覚はありましたね。スケートいう「宇宙」の中にある意味、刃でブレードで軌跡を描いていくという作業は、陰陽師の反閇(陰陽師が邪気を払い除くために呪文を唱えながら千鳥足で歩く呪法)と同じように、星座を綴っていくような感触もあるので。フィギュアスケートは元々図形を描くところから始まっているので、そういう意味では似ているのかなと。
そこにまじない的何か僕が心の中で大切にしている日本人ならではの宗教観というか神、人間、物に対する神が宿っているかいないかというなんとなく日本人ならではの感覚が宿ると舞に近く、フィギュアスケートがダンスではなく能狂言の舞に近くなっていくのかなと。
ダンスと舞の違いとは!?萬斎氏曰く「宇宙観の中で空間を構成するのが舞かもしれない」
「何もない空間だからこそ、そこにある世界を描き出すのが多分羽生さんの描くアイススケート場の演技のプランなんですよね」。
それプラス常に捧げ続けてきたという羽生結弦の言葉。だからこそ舞の要素が強いということなのね、納得だわ。
アイスショーでは演技を見て、そこから各々感じ取れるものは様々だけど、どのような心境で滑ったという話はより一層演技に深みを感じることができるし、また見直すと新たな発見があったりするのよね!
来週の対談も今から非常に楽しみだわ。
「こだわり羽生結弦セットリスト」の聴き逃し配信は明日4/9(水)までとなっているわよ。
それでは皆様、本日もどうか素敵な一日をお過ごしくださいね。
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