浅田真央シリーズも第10弾!
先日の記事のタラソワとの出逢いから、
☆記事はこちらよ。
2008‐2009シーズン、彼女が選んだショートは
「月の光」
ローリー・ニコル氏の振り付けよね。
優しくて、そして真央の柔軟性をいかんなく発揮した
至高のプログラムよね。
そしてあたしの中でも真央の「月の光」は
真央史上最高傑作なのよ~!
やだ、町田氏が憑依してしまったわ笑
もうね、この出だしのポーズだけで、
優しい気持ちになれるのよね~。
このポーズで上を見上げた先には
月の光が照らしているかのようなそんなシーンよね。
昨シーズンのルッツの踏切り違反がさらに
厳格化されて、更にジャンプの回転不足についても、
1/4足りてないとダウングレード判定の基準ですっていう規則も
曖昧なのよね。結局はジャッジのさじ加減というかさ。
そんなルール敷くもんだからさ、
スケーターは構成の変更を余儀なくされたり、
ジャンプの回転ばかりに気を取られて、
本来、フィギュアスケートの持つ芸術性にまで
神経が行き届かなくなってしまうじゃない。
あたしね、こんなバカげたルール改正は、
フィギュアの本来持つ美を損なう「改悪」よ!
って断言できるわ。
もっと大切なことってあるでしょう。
このプロトコルを見ると一目瞭然よ。
真央の3F–3Loのコンビネーションは
ダウングレード判定され、
たったの「5.2点」。
単独の3回転ジャンプよりも低い点数。
キム・ヨナがどうこうでなくて、
彼女のスコアと比較して見るのが一番明確。
ヨナはルッツがシングルになったって、
真央は上回ることができないのだからね。
真央はその中でもルッツの矯正から
逃げなかったんですもの。
このグランプリファイナルでは加点が付いてる。
でもあたし野放しに喜べなかったのよね。
コンビネーションのダウングレードに
ルッツの踏切り違反まで付けたら、
それこそ「点数差」が更に開いてしまうものね。
そしてもっと危惧していた点がね、
真央のルッツジャンプの跳び方の明らかな変化だったのよね。
☆ルッツジャンプの記事についてはこちらよ
うまく言葉で説明できないのだけれど、
一旦スピードを停止させて、足のバネだけで跳んでいるジャンプだなって、
そもそもルッツってスピードを生かせないジャンプなのだけど、
明らかな違和感を覚えたのよ。
皆様、ご覧になられた方はどうお感じになられたかしら?
ジャンプってあくまで「表現」したいひとつの手段にすぎないはずなのに、
やれ回転不足だ、1/4足りてないとか、
毎試合ジャッジのさじ加減で見ているこちらまで
またか!って一喜一憂させられて、
スケーターなんてもっとたまったもんじゃないと思うけど、
見ているあたしたちも演技の中身に集中できないのよね!
ホントISUの方向性を疑ったもんだわよ。
ISUのルール改正がこようが、
ジャッジにどんな点数を付けられようが、
あたしは真央のスケーティング、
そして演技が大好きだったわ。
まるで暗い水面下の上を月の光が道しるべとなって
照らしながら進んでいるようなそんな世界観が伝わってくるのよね。
そこにはルールや点数なんて無意味なのよ。
なんて美しいスパイラル!
ローリーの優しい振り付けに合わせて、
リンクを優雅に舞う彼女に、あたしはただ酔いしれたわ~。
そして圧巻なのは、
最後のスピンからビールマンポジションに持っていく
過程の変化なのよ。
この頭を持つところ、あたしのツボなのよ!
思わず月が満ちていくのがイメージとして
伝わってくるのよ。
状態変化が多彩なんだけど、
すべてが柔らかくて優しいのよね。
だから世界観がブレるなんてこともない。
まさに至高の演技だわ!
あらやだ、タラソワもロシア語で
素晴らしい!素晴らしい!と
喚いて興奮していたものね笑
ジャンナコーチが隠れちゃってるわよ、、、
そして迎えるタラママの熱い抱擁タイム♪
すべてを包み込んでくれるわよね。
表現悪いけれど、リンクの中では八方塞がりの状態だったじゃない。
どれだけタラソワが心強かったことでしょう。
あんた、これだけの演技で「65.38点」て、
ジャッジの目は節穴ですか?
不満を一切言わずに、与えられた条件の中で
ジャンプの矯正をし、果敢にトリプル連続ジャンプに挑み、
そして今自分のできる最大限の力を発揮する。
こんな天才どこにいんのよ!?
最後までお読み頂き、
ありがとうございます。
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View Comments
姐さん
その通り!!!
この事について書き出すと止まらなくなるので
>どら猫様
そうですね、語ると長くなりますね。
でもどの選手も一生懸命前に向かっていました。
ISUがルールを変えたり、選手たちは翻弄されそうになりながらも
いつでも最善を尽くしてきましたからね。
わたしはどの選手がどうとか矛先がそこに行くことはありません。
すべては人の主観が入った採点競技を束ねるルールを決めるISUにしか
不満はありません。
オネエさま、引き続きの記事をありがとうございます。
思い出すのが辛くもあります。
真央は3-3が跳べない、ルッツが跳べない、色気が足りないと散々ネガキャンされました。
マスコミは事実を伝えてくれなく、ここは本当に日本なんだろうか⁈と、テレビを見なくなりました。
芸術性を評価してほしかったですし、採点の在り方に疑問をもって良かったはずです。
月の光…ビッグハット(全日本)まで観に行きました。少しでも応援したい気持ちでかけつけましたが、冒頭のポーズから始まり、柔らかく夢のような時間に試合であることを忘れそうになりました。
生で見られたことは今でも宝物です。
>よこ様
よこさん、こんばんは。
いろいろな報道がありましたね、でも真央は何も言わずに
前を向いていました。だからわたしも真央が頑張っているんだからって
じっと我慢して耐えました。
どう言われようが点数が伸びなかろうが、わたしの中で真央は
ずっと輝いていました。努力の過程を見せてくれて、そんな彼女を
応援するのが好きでした。喜怒哀楽の感情をあんなにも
湧き上がらせてくれたのは真央、羽生結弦と日本が生んだ大スターです。
ビックハットで全日本ご覧になられたのはホントに羨ましいです!
いつまでも心に残る演技って良いですね。
おはようございます。
素敵なお返事をありがとうございます。
オネエさまの言葉は冷静でありながら情熱と愛があって好きです。
当時の苦しかった自分も浄化されるようです。
真央が黙って頑張っているのに、ファンがルールが!ジャッジが!と言うのは真央の頑張りを台無しにするようで私も耐えていました。
(母とはブーブー言ってましたが(^^;;)
でもそんな自分を悔いてもいます。
オネエさまのような記事を発信できたなら。
また実際に週刊誌等の情報を鵜呑みにした人達と出会った際に、私は何も言えませんでした。
選手みんな好きですが、羽生くんと真央ちゃんには特に心を持っていかれます。知り合いでもないのに、本人の幸せを願っていたり、悔し涙を流したり、何なんでしょうね。笑
スポーツを世界的にプロモーションする国際的機関に勤めている人の話だと、こういったルールの変更なり、ジャッジするポイントの変更というのは必ず裏で政治的な動きがあるとのことなんですよね。
日本はその政治力を発揮できていなかったのではないか、というのがその方の見立てでした。
しかしジャッジは日本のスケ連が派遣しますからね。
スケ連内部、もっといえば日本のフィギュアスケート界の国内政治も原因であっただろうことは容易に想像がつきます。
しかしそれでも健気に技を一つ一つ磨いて珠玉の演技を見せてくれた真央ちゃんは
私たちの記憶の中だけでなく、Youtubeでもひたすら輝いていますね。。
技だけが注目される選手なら時間が経てばいつか色あせる。
でも真央の演技は時間の経過による技の進化という現象を超越するんです。
私達が認識できる時間は地上だけのもの。
ひょっとしたら彼女の演技は地上のものではないのかもしれない。。
だから永遠の美しさを放っているのかも・・・。
それぞれプログラムによって出している色合いが違いますが、どれも朝露のような、
生まれたての初々しさがある美しさを放っていますよねぇ。。(溜息)
>TonTon様
TonTonさん、おはようございます。
真央の演技はもはや地上のものではないのかも、、、
その言葉通りだと思います!
今も尚輝き続ける彼女の演じてきた演技は色褪せることは絶対ないです!
朝露ってとても素敵な表現ですね。
TonTonさん話し変わりますが、前回頂いた松本航氏のご紹介コメントが
とても素晴らしく、わたしとても勉強になったんです。
今記事を書いていまして、記事の中で紹介させて頂きたいです。
オネエさま
おはようございます!
拙文でお役に立つのであればいくらでもどうぞ!\(^_^)/
オネエさまに共感していただけてとても嬉しいです!!
ところで以前元トップスケーターの方の講演にいったとき、
「iScopeのような技術があるのであれば、ぜひ次は回転不足も新技術で扱ってほしい。」とおっしゃっていました。
講演の主催者から、講演の内容はブログやSNSで書かないように、と釘を刺されましたのであまり詳細は書けないのですが、そのジャッジ資格をとられた元トップスケーターさんもやはり回転不足の判断については恣意的なものを感じていらしたんだなぁ・・と
我が意を得たり、と思った次第です。
>TonTon様
どうもありがとうございます!
共感しっぱなしですよ、いつも素敵なコメントありがとうございます。
この後、お昼の記事を書き終えましたので、
またもしよかったら感想などお聞かせいただけると嬉しいです。
トップスケーターの方の講演でリアルな声、とても参考になりますね。
わたしたち以上に様々なものを肌で感じていると思いますので。
月の光、いつも真央ちゃんのプログラムは魅了されて幸せな気持ちになりますね。
最後のビールマン頭をそっと包んでスピン!私も大好きなエンディングです!
この頃もルールや技もよく知らないまま観てましたが、それでもエッジがえ?今の右よりなの、えっと⁈左に傾いてんの?なんて気になっちゃって、気になっちゃって ヒヤヒヤして…あの頃全体に世間も変なムードだった気がします。
男子顔負け、演技後半に向けてどんどんスピードアップしてキラキラ輝いて、カメラも追いつかないほどの滑りで一気にラストまで!
点数とか何なのよ(ò_óˇ)!ずっと大好きだわ!って悔しい思いと、幸せな時間をありがとうって思いをくれる真央ちゃんです。
>おばちゃん様
そうなんです、あの頭を包み込む動作がわたしツボなんです!
もはや彼女に点数は無意味ですね、そう思って当時から見ていました。
ジャッジが回転不足だエッジの踏切り違反だの言うように
なってから世間も点数ばかり気になっていたような気がします。
そんなことでは本来の演技の素晴らしさが見えてきませんよね。
でも幸せな時間でした、月の光!