前編でプルシェンコのバンクーバー五輪、
演技構成点の「つなぎ」の要素が異様に低いことに、
あたしが違和感を感じたことを最後にお伝えしたわよね。
プルシェンコはオリンピックシーズンに競技に復帰して、バンクーバー五輪前の欧州選手権後に、
「高難度のジャンプに集中するが故にジャンプの間の要素である「つなぎ」に比重を置いていない」
という発言に対して、疑問を投げかける一通のメールが国際ジャッジ、スケート関係者に送られていたのよ、、、
米国人ジャッジが送った一通のメールの意図するものとは、、、
オリンピック一か月前に、フランスで、
米国人ジャッジ、ジョゼフ・インマン氏が、
国際ジャッジ、スケート関係者へ一斉に、
プルシェンコの「つなぎ」を軽視するかのような発言に対する疑問メールを送りつけたという内容が話題になり、
北米にも知れ渡ることになったのよ。
欧州では「北米のロビー活動がスタートした!」と騒ぎ立てられたんだけど、
肝心な北米では「インマンはフェアな人物。彼はプルシェンコ本人の言葉をそのまま用いた上で、
インマンの疑問(つなぎを軽視する)をジャッジするものすべてが疑問を持ちながら採点するべきと諭したにすぎない」
っていう擁護の報道が連日されていたのよ。
あたしから言わせてもらうとさ、
こんな五輪直前に一斉に国際ジャッジ関係者にメールするのっておかしいでしょ!?
って思うわけよ。
そんなものシーズンが始まる前にすべてのジャッジに対して研修なり、
ISUのルールを全ジャッジが共有し、一定のラインで共通の判断基準を持って然るべきでしょう。
なんでそんなもの、五輪直前に送るのかって印象操作以外何ものもないわよ!って笑
演技構成点のバランスの悪さが際立っていたプロトコル
もう一度、プロトコルを見てもらいたいのよね。
演技構成点で、プルシェンコの繋ぎは5.0と異様に低い点数を付けられているわよね。
これちょっと不自然じゃない!?
だって、インマン氏のメールがジャッジ共通の一定の同じ基準を持つための警告であれば、
なんで「つなぎ」だけで5.0~8.75までの「3.75」もふり幅がジャッジによって違うわけ!?
当時の5コンポーネンツ(演技構成点)を見ても、どの選手も5つの要素が極端に点差が付くことは、極めて稀で、
大体の選手がすべての要素が近しい点数で落ち着いている傾向なのよね。
ライサチェックの点数を見るとよくわかるわよね。
それにこの「つなぎ」で5.0を付けたジャッジ、
パフォーマンスでは9.25もの高得点を付けてるのよね。
こんなコンポーネンツ同士に「差」が出るのは見たことなくて、ええっ!?って目ん玉飛び出しそうになったわよ笑
どんだけ極端なのよ!
プルシェンコとライサチェックは僅差で勝敗が分かれた、
その決め手は、4回転論争云々じゃなくて、
演技構成点の僅かな差において、勝敗が決まったといっても過言ではないわよ。
選手を国や大人の事情に巻き込むんじゃないわよ!
金メダルが決まり、優勝を喜ぶライサチェック。
点数どうのこうのじゃなくて、五輪で完璧な演技を魅せたのはライサチェックだったし、
プルシェンコにはミスもあったわよね。
どちらが金メダルに相応しいかっていう判断は難しいけれど、皆様はどう感じられたかしら?
あたしはそんな点数どうのこう、順位どうのこうのじゃなくてさ、
お互いにベストを尽くした、その演技だけをいつまでもこの目に焼き付けておきたいのよ。
ライサチェックの振り付けをしたローリー・ニコル氏が手紙を送ったインマン氏と親友だから理由の
様々な憶測が流れたけど、そんなことどうでもいいわよ。
同じアメリカでもジョニ子はかなり点数を抑えられたわよね。
キスクラで点数が出た後のブーイングは凄かったもの。
この時は薔薇の花冠にばかり目がいってしまって、あたし点数そっちのけだったけどさ、
でもジョニ子は手のパフォーマンスで、
ブーイングをやめるよう観客席に促したのよね。
ジョニ子は全部わかっていたのかもしれないわよね。
北米スケーターが表彰台で2枠というのは難しいってことも含めて。
ISUのフィギュア人気を北米、欧州、アジアと均等にして、保たせるための何か思惑もあるように思えたわ。
けれども選手たちはいつでも一生懸命よ。
フィギュアスケートの人気のため、どこの国を勝たせたいが為のロビー活動なんてクソくらえだわ。
どうか選手ファーストなジャッジが行わることを願ってやまないわ。
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愛のオネエサロン
何種類もある4回転…難しいのに、点数??が何か?より低い…「しょうがないよ〜」って、大興奮して解説していたのを思い出しました。もともとの基礎点❓には、問題ないんですか?
>ローイ様
回転不足と認定されると、4回転とは見なされず3回転ジャンプとしての基礎点で計算されます。
そこからさらに減点ですから、もはや4回転はを跳ぶ価値すらないと思わざるをえないですよね。
追記…4回転ループよりルッツ?ループの方が難しいのに、ルッツの方が点数…高い?みたいな事を……フランス語で話しているのを小さな、小さな、小さな解説の字で… 説明していました。
>ローイ様
難易度、基礎点的にはルッツ>ループですが、
ループは連続ジャンプのセカンドに付けるのが極めて難しいジャンプですね。片足で直ちに跳ばなければ
ならないので。
この時のジョニーは自分の演技が出来た事に純粋に喜んでましたね そして観客と一緒に喜びを分かち合い
もはやジャッジや点数というのを超越した境地にいたのかな・・
観客をなだめた姿はかっこよかった!
(もちろんもっと評価して欲しいけど)
>ジゼル様
ジョニ子のなだめるパフォーマンスを見て、
ジャッジは何も感じなかったのでしょうかね?
あの時、会場にいたそしてTVを見ていられた方々が真のジャッジだと思いましたもの。
フィギアに限らず、オリンピックにロビー活動は付き物って身もふたもないですが、死力を尽くして演技するのは選手ですからね…「事情」とかほんとイヤ!
ジョニ子、美しかったですね〜作品でしたね。プルシェンコは、確かにヨロけたり軸もヨレったりの着地だったり…でも、俺の出来る事は全てみせるぜ!つなぎを蔑ろになんかしてなかったと思うわ、後半やり過ぎで慌ただしい感満載だったかしら?でも好きだわ!
ライサチェックって、ジャミラっぽいって思ってました。
>おばちゃん様
それぞれの選手が自分のできることを頑張っているのに、
ロビー活動なんて、意味がわかりません。
ロビーに氷でも張って、ジャッジに滑らせながら自分たちが採点している部分の講習会でも
開いた方がどれほどマシか、、、
ライサチェックのジャミラに笑ってしまいました。
こんにちわ(^^)/
プルさんかライサチェクか!?固唾をのんで見守った記憶があります。ライサチェクが滑り終わった時に、あ、金メダルだと思いました。点数がどうつけられているか、まったくわからない一般人として。ミスが無くキレイで会場も盛り上がって…
ただ、スポーツなので、コンクールではないので、難しいことをやったらちゃんと評価してほしいし、 それを頑張ってる選手が報われるジャッジを心底望みます。
>マシュウ様
マシュウさん、おはようございます。
そうですよね、どんな演技であれ、正当な演技に対する評価を
するのがジャッジでありますから。
会場の盛り上がりの声っていうのもひとつの判断材料になりますよね~