前回、取り上げた「演技構成点の差はなぜ起きるのか?」
について、読者様より非常に興味深い社会人大学院生が客観的に分析した論文を
お教え頂きましたので、ここで改めてご紹介させて頂くわね。
その論文の中での結論は、
「PCS(演技構成点)においてのみ男女フリースケーティングでグループ間の期待バイアスの存在が認められています。」ということよ。
☆あわせて読みたい記事はこちらよ。
荒川若いわね!この時の悔しさをバネにトリノで金メダルだものね!
6.0満点の旧採点方式時代、
最終グループで滑ることは明らかに有利であったわよね。
解説の方々も度々、
「まだ最終グループが残っていますから、ここでは点数はかなり抑えられてしまいました」
って言うのを何度聞いたことか。
旧採点方式においては、
最終グループの中での滑走順でさえも
最終順位に大きく影響していたのよね。
これは長野五輪の女子フリー。
優勝の大本命と呼ばれた、最終グループ1番滑走で滑ったミッシェルクワン。
ざっくり言うと、
テクニカルメリット=技術点
プレゼンテーション=芸術点
プレゼンテーションはオール5.9!
さすがの表現力を評価されているわよね。
でも実はこの得点自体にそれほど意味はないのよね。
クワンより後で滑ったマントヒヒ、タラ江ことタラリピンスキー。
注目して頂きたいのは、一番下の「順位点」。
この「順位点」で1位、2位という位置づけが最終順位に直接関わってくるだけで、
テクニカル・プレゼンテーションの数値「5.9」だのっていうのは、
ただ選手同士の比較をするためだけに用いられていたのよ。
だからクワンよりも後で滑ったタラ江の順位点に「2位」を付けているジャッジの、
テクニカル・プレゼンテーションの数値はクワンと同等かそれ以下になっているのよ。
この後ろ姿は!!!
芸術点オール6.0満点の伝説の演技
を見せた、「ニジンスキーに捧ぐ」を演じたプル様!
6.0満点をつけるということは、後にも先にもこのスケーターがナンバーワン!とジャッジが潔く認めたという証なのよね。
だからクワンがオール5.9点をジャッジが付けても、
まだ後で滑るスケーターに対する期待値を残しておこうというジャッジの意図が垣間見れるのよ。
☆読者様よりご紹介頂いた記事はこちらよ。
競技から主観性を極力排除することを目的に、
現在の採点法であるISUジャッジングシステム、点数を積み上げていく方式に変わっていったのだけど、
あたしから言わせて見れば、結局は6.0点と違い、
点数の天井(上限)が目に見えない分、主観性が一見隠れてしまいがちだけど、実は旧採点方式とやっていること大して変わってないのよね。
だからあたしたちは、どんな滑走順で滑ろうが、
きちんとジャッジの付けたプロトコルを詳しく見て、正当な評価をされているかということを
トリノ五輪の後の世界フィギュア。
真央は完璧だったのに対してミスが目立ったキムヨナのフリーが真央より点が高いのは何故?
演技構成点の差よね。ジャッジはここで順位の操作をしているのよ。
演技構成点においては厳しい目でかつ公正に見ていかなければいけないのによ。
もちろん、点数なんかよりもその演技にただ感動した!って
それすごく大事なことよ。
フィギュアは決してジャッジだけの価値観で勝敗が決まるものではないと思うから。
でも採点競技である以上、順位をしっかりと見ていかなければいけないのも事実。
どんな滑走順であれ、選手が頑張ったその評価に対して、後で滑った方が有利という馬鹿げた風潮だったり、
演技構成点次第で順位がコロッと入れ替わってしまうような公平性に欠ける主観的採点を
ISUにぜひ排除して頂きたいわ。
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おはようございます。ネットNEWSで、THEICE2019新潟公演…女子達の練習風景の動画がアップされてます(*^_^*)みていて…楽しんですけど〜ヽ(^o^)丿今季、楽しみになります、はい‼\(^o^)/試合前に、ジャッジに対してアピールしてるのと…似てるわよね〜。勉強してみた( ・∀・)
>ローイ様
今季は本当に楽しみですよね!
試合の公式練習はジャッジもよく見ていますからね。
新潟経済新聞…NiiKeiの動画です。
>ローイ様
ありがとうございます!
おはよ オネエ (o^^o)
今日も暑いね!
でも久しぶりに今日はというか今のところは体調が良いので午前中に少し公園にでも散歩してきます!
スケートの話に戻して、、、
前からキムヨナさんと浅田真央さんは
比較されてたけど、いつもキムヨナが
優位!!!
えっ?と思う時も、、、
ジャッジの えこひいき と何度思ったことか!!!
きっと今も そうなんだんだろうね(*´-`)
何とかならないものだろうか?
>マロン様
外は暑いので無理しないでくださいね~。
この真央とキムヨナの比較ばかりはね、敢えて一度も記事にしなかったけど、
言いたいことは山ほど!また時期を見て書きたいです。
こんにちは オネエ (o^^o)
珍しく1日 体調良く過ごせました(^○^)
公園というか神社の木陰まで歩いて1人で
水筒のお茶で一服!
東京にいる娘、孫 、オネエに会えるように治しまぁす(^_^)v
キムヨナと浅田真央の事は又 書いてください。ライバルと呼べる2人の素敵な
スケーティング⛸⛸⛸
キムヨナも浅田真央も大好きだからこそ
チャンとしたジャッジをして欲しかったなぁ!
>マロン様
キムヨナについては個人的感情が入ってしまうので、
ルールとジャッジが付けてきた点数についての観点からしか話せないと思う。
選手同士を比較は極力したくないんだけど、あまりにもおかしなことだらけ。
その気持ちは分かるわ。
心落ち着いた時に オネエが感じた事を
書いて下さい。
個人的感情 有り有りでいいです。
>マロン様
そうしますね~。
首を長ーーーくして待ってます(*^◯^*)
オネェ様
わざわざ取り上げて下さってダンケ!!
これは憶測ではなく、客観的にきっちりとデータにもとずいて纏められたレポートですから、結果には「なるほど」と言うより、「やっぱりね!!」と思ってしまいました。
『期待バイアス』これって人がやる上でどうしても働いてしまうものなんでしょうね。
故意に動かしてなくてもコックリさんの五円玉が動いてしまうように(違うかw)
バイアスを排除しても結果が変わらない事のが多いのでしょうけれど、時にメダリストが入れ替わったり、翌年の枠取りの数が変わったりしてるので、仕方ないで流されるのは選手が気の毒ですよね。プレ五輪シーズンで枠減ったら目も当てられませんもん。
新採点方式と言ってもちょっと古くて2015までのデータですけど、昨シーズン入れたらマトモなグラフすら作れないでしょうから~いいんです(笑)
>てんこ盛りパフェ様
いえいえ、また事後報告になってしまいスミマセン。
サロンのコメントが遅くなってしまっているので、事前にご相談できなくて。
客観的データってすごく大事ですよね、特にフィギュアにおいては。
コックリさん!また昭和が!笑
わたしやってましたわ。
見る人の目も肥えてきていますから、明確なジャッジングをお願いしたいですよね~
遅くにコメントすいません。
旧採点方式のときは実力が余り変わらないのなら
最終で滑る方が得なのではと思ってました。
実際長野オリンピックは腑に落ちない結果でした。人間がすることですから、仕方ないのかもです。体操はAIを導入して判定をするようですが、フィギュアスケートはジャンプだけでも大変かもですね。回転不足と高さ、幅は判定出来ても美しさ、つなぎはできません。どうかジャッジの方よそ見をせず公平に判定してくださいね。
>kh様
最終滑走の手前あたりで滑るのが一番有利なんじゃないでしょうか?
技術点に関してもGOEや回転不足でジャッジのさじ加減でどうにでもなりますからね。
公平なんてもんは存在しないと思っています。
そうですね、おネエ様のおっしゃる通りです。
なんでこんな複雑な競技を好きになったのかなとたまに思うのですが、私の場合美しさが好きなのです。美しさだけでは点数とれませんし…選手のみなさんも大変ですね。失礼します。
>kh様
美しさこそが原点ですよね!
演技構成点というのが明確で公正、かつわかりやすくなって欲しいですね。
あと、技術点も、3Aの点数はもっと高くすべきかと。難しさに比べて低すぎと3A跳ぶ選手達は言っていますが、改善されないですよね~(;-_-)
>ジゼル様
3Aの基礎点上がるどころか下がってしまいましたからね汗
難易度に見合う点数にしてほしいですよね、ショートに入れてくるだけでも
とてもチャレンジでリスキーなわけですから。