連日のヤフーニュースで、
ザギトワの様々なメディアへ見ない日はないというぐらいよね。
ショーも立て続けにあるし、
競技に向けての練習時間を確保するのも大変なんじゃないかしら。
疲れが溜まっていないといいのだけど。
今日はザギトワの平昌五輪のジャンプ構成について振り返ってみたいと思うのよ。
ザギトワのドン・キホーテ!
まるでお人形さんのような美しい立ちポーズよね。
彼女の平昌五輪シーズンのプログラム曲はなんとショート・フリー共に
基礎点が1.1倍になる後半にすべて(ショート3本、フリー7本)のジャンプを跳ぶ、攻撃的な構成で臨んできたのよね。
皆様、正直どう思われたかしら?
ザギトワのドン・キホーテの振り付けは、
音に合わせた手足の動きなど、細部にこだわりが見えるもので、見応えがあったわよね。
ジャンプを後半にまとめることで曲の盛り上がりをうまく掴んでいたとも思ったわ。
でもやはり前半の演技全体のメリハリという部分ではジャンプ以外の要素を集中させているだけに、
詰め込み感の中にもどこかスカン的な感も否めなかったのよね。
これに対して苦言を呈したのがアメリカのワグナー。
「競争心旺盛なアプローチには敬意を表しますが、プログラムではない。彼女は前半では時間をつぶし、後半でジャンプをした。演技ではない。採点システムがそうさせるのだろうけれど、これはフィギュアスケートのすべてではありません」
ワグナーももう長いキャリアになるわよね。
その中で様々なルール変更を経験し、自身も表現力の向上に努めてきたからこその勇気ある苦言だったわ。
決してザギトワにでなく、
ISUが定める採点システムへの疑問と、プログラム全体のバランスこそが本来のフィギュアスケートだ!
っていう想いが強かったからだと思うのよ。
こちらが平昌五輪のザギトワのフリープロトコル。
確かに後半のジャンプにすべて「X」の1.1倍がされているわよね。
この時、金メダル候補だったメドベージェワは「表現力」を重視する演技構成点において、
ザギトワよりも有利であった為に、まだシニアデビューした年の演技構成点が未知数だったが故に、
エテリ陣営はジャンプの「技術点」で、同じ門下生同士を競わせたのよね。
後半にまとめてくるプログラムをすべてこなしてしまうザギトワも凄いけれど、
エテリのしたたかな戦略というか、ISUルールをどう選手にフィットさせて一番良い結果が出るのか。
「技術力」と「表現力」をそれぞれの角度から「勝つためのプログラム」をぶつけてきたのは凄いと思ったわ笑
平昌後にフィギュアの演技後半に跳んだ全てのジャンプの基礎点を1.1倍とする現行ルールを改正し、ショートでは最後の1つ、フリーでは最後の3つに制限することを決めた。日本連盟の提案が承認されたもので、新シーズンの各選手の戦い方に大きく影響しそうだ。
日本連盟が提案したっていうところは興味深いけれど、
あたしぶっちゃけ、後半のジャンプに全部加点が付こうがよ、
それぞれの技のGOEを最大「+5~-5の」11段階に変えたり、
演技構成点を好き勝手に操作できるシステムなんだから、そこまで重要かなって思うのよね。
もちろん、ワグナーのいうような全体のバランスを図るという意味では意味のあるものだったのだろうけど。
最後に羽生結弦の技術があってこそ、芸術が成り立つ!という言葉を残したいのよ。
芸術がものすごく必要である競技であるがゆえに、技術的なものが発達しすぎると『その技術にふさわしい芸術が足りない』ということをよくフィギュアスケートではいわれます。ただ、バレエとかミュージカルとかもそうですけれども、芸術というのは明らかに正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされた表現力であって、それが足りないと芸術にはならないと僕は思っています。
だからこそ僕はジャンプ・ステップ・スピンをやる際、すべてにおいて正しい技術を使い、そしてそれを芸術として見せることが一番大切なことだと思っている。もちろん『ジャンプがすごく大事』という人もフィギュアスケーターの中ではたくさんいるし、それで勝ってきている人もいます。ただ僕は、難しいジャンプを跳びつつ『技術があるからこそ芸術が成り立っているんだな』というようなジャンプをこれからもしていきたい」
まさにその通りだわ!
それではこの辺で、、、
ちょっと待ちなさいよ!あたしを忘れてはいない!?
えっ、だれよ、あんた!
ひいいいっ!!!
コーチキラー!じゃなく、安藤美姫!
あんた、すごい迫力ね。そりゃそうよね、ジャンプ全部までとはいかないけど、
後半に5発全部持ってきたのね、まさに先駆けはミキティなのよ!
キスクラで今にもふたりで何かおっ始めるんじゃないかってヒヤヒヤして、
演技の素晴らしさも得点も吹っ飛んでしまったわよ笑
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View Comments
もうね、ワグナーの言う通りだと思いました。
ただ、後半に全てのジャンプを跳ぶザギトワも凄いです!
でも、表現者になりきった者、アスリートに徹した者、この2者を同じリンクで評価するのは無理があります。
ですから現行のルールが出来ました。
が、その効果が出てませんね…
少なくともジャンプの出来映え点は回転数に関係なく、切り離して評価してもらいたいです。
やっとこ降りた4回転より、流れのある美しい2回転に高い出来映え点を付けて欲しいです。
>燦太様
ジャンプがみどりのような高さがあればまた話は別でしょうけど、
あの着氷ギリギリの踏ん張り感は見ていて加点以前にいかがなものかなと。
そんなことばかり評価しようとするから、回転不足とかいうわけのわからないルールができるんですよね。
あの鬼コーチ?がザキトワはとてもバランスの取れた選手…といっていました。とても頑張ったと思います。
羽生君の言うことがすべてですね。ジャッジの前で堂々としている彼はカッコいいです。どこからみても絵になるように心がけてるようです。
いや〜ミキティ キスクラでおっ始めないで安心しました(笑)
>あじさい様
あのドン・キホーテの曲にザギトワの構成はとても合っていたなと今振りかえって思います。
ルールに振り回されてしまうのは選手達ですから、何の否もありません。
キスクラのモロゾフとミキティはハラハラしました!笑
おネエ様今日は
もう燦太さまに激しく同意です。その通りです。
点数を上げるための演技でしたね。全てが悪い言い方ですが、こま切れにみえました。(食肉か?)
舞依ちゃんと比べると全く違いますよね。
失礼します。
>kh様
こうした問題が起きないためにもISUは様々な想定をして
ルールをしっかり決めるべきだと思うんですよね。
点数を積み上げていく方式であれば、誰も高得点を狙いにいくのは当たり前のことですから。
こんばんは。過去のNEWS動画を発見し、その情報しかわからないけど…素人めからみて、Originの最後のキャメルスピンは、凄いとおもいます。軸足が…芸術らしい。4分滑走、最後の最後に…キャメルスピン(✽ ゚д゚ ✽)振り幅スケーターの技術+Originの芸術…また、Originだ(^^ゞ
>ローイ様
今季はOrijin引き続き演じますかね?
ぜひ今季完成形が見てみたいですね!
キャメルスピンは美しいですね、これぞ芸術のフィギュアというものでした。
平壌のザギトワのプログラムは、あらら~点数を取りにきたのね~・・な感じを受けました^_^;フレッシュで旬が来たザギの魅力はあっだけど、プログラム構成全体が偏っているように見えました。
あと実際、初ジャンプを跳ぶまでの時間を単におくらせて一本目から1.1倍ってどうなんだろ?体力温存でそんなに疲れてないんじゃない?だったら5本目辺りから1.02、6本目1.04みたいに加算してけば・・と思っていました^_^;
それにしてもエテリ、お姉さまの言うとおり、確かにしたたかな戦略家です!ザギもメドも後半1.1倍からのジャンプにすればいい(ホントはよくない:-))のに、弟子同士で違う角度から切り込ませ競わせて、どっちに転んでも勝利という。なんだかな~人間が駒のよう・・(°∇°;)
鉄の女ですねー
>ジゼル様
今季もまたエテリが秘蔵っ子達をどう競わせて北京につなげていくのか
見物ですね。トルソワはジャンプ、コストルナヤは芸術、そしてシェルバコワは間を取った、、、
うーん女子から目が離せませんね。
オネエ様、こんにちは
先駆けはミキティだったのですね!知らなかった…。
オネエ様の言うとおり、ザキというよりエテリの戦略勝ちだと思いますよね。ザキがシニアに上がる前から、既にメドのプログラムだって後半にジャンプ固め打ちの様相でしたもんね。
確かに、ワグナーの言うことも一理ありますが、あの時ザキも言い返していましたよね。「やれるものなら、あなたもやってみれば?」的な(笑)
いやザキが真面目に言い返した事は、「後半ジャンプ固め打ちでも、音楽に合っている」という事でしたが、確かにそうです。ドン・キホーテのバレエジャンプのようで、ザキの名プログラムの一つになりましたよね。
でも、前半にスピンとステップのみで流すというやり方も、あまりに不自然で、個人的には好みではないです。
どちらにしろ、こういったルールはISU 側と選手のイタチごっこですよね。
何年か前は、プログラム前半の方が体力があるってことから、前半にジャンプを固めてくる選手が多くなり、後半に加点するようにルール改正されたらしいですが、今度はザキのような状態が起きたと。
もう少し、頭の良いやり方ないの?
ゆづ君の、「芸術というものは確かな技術の上に成り立つ」これは名言です!
この言葉が確立されるなら、本当はPCSの採点だって疑問の余地は無いはずだと思うのですが。
>ゆっここ様
ゆっここさん、こんばんは。
確かに以前は前半にジャンプを固めて、特にショートは安藤美姫はフリーとは
逆で前半にという流れでした。ワールドで優勝した年ですね。
やはり全体のプログラムで見た時に、この表現で曲が盛り上がるこの時に、ジャンプがほしい!
っていうのもありますので、うまくフィギュアの技術と芸術のバランスが
取れるルール作りをしてほしいですね。