皆様、今宵は少しミステリアスで不吉な雰囲気すら漂わせる、
浅田真央の「黒」のリチュアルダンスの世界へ誘いたいわ。
2016-17年シーズン、彼女は
前代未聞のショート・フリーで同一曲「リチュアルダンス」を披露したのよね。
でもね、同一曲の中にも使用する楽器であったり、衣装、メイクを変え、
それぞれに意味のあるストーリー性と、そしてショートフリーを通してひとつの物語を魅せたのよね。
リチュアルダンスの作曲家は意外にも地味な人生だった
~リチュアルダンスのあらすじ~
リチュアルダンス(恋は魔術師)では、元夫の亡霊に悩まされるジプシー娘カンデーラが主人公として描かれる。友人のジプシー娘達に協力してもらい、除霊の儀式「火祭りの踊り」が執り行われた。
時は真夜中、焚き火を囲んで美しいジプシー娘達が舞いを捧げると、女好きだった元夫の亡霊がすぐに現れ、彼女達と一緒に踊り始めた。
娘達のダンスは徐々にスピードを増していき、勢いが最高潮に達すると、亡霊は焚き火の中に吸い込まれ、そのまま永遠に消滅してしまった。
元夫の亡霊から解放されたジプシー娘カンデーラは、新たな恋人カルメロと結ばれハッピーエンディング。
この髪をおろして黒のアイシャドウをシャッ!と長めに引いた真央の化粧と、
黒鳥をイメージさせるような怪しい黒の羽根の衣装が、
「黒」を全面に出したミステリアスな悪魔祓いの魔術師を彷彿とさせるのよね。
リチュアルダンスは、
スペイン人のマヌエル・デ・ファリャが作曲した「火祭りの踊り」なのよね。
ちょっとマークパンサー(globe)に似てるわね笑
こんな情熱的で激しい曲なのに、マヌエル氏は青年時代に激しい恋をしたことがあったが、
しかしその恋は実らず、彼は一生を独身で静かに通すようなことになってしまったそうよ。
きっと胸に秘めたる想いが強いのか一途なのか、この元夫の亡霊の部分に、マヌエル氏を投影させようと
したけど、決してオンナ好きではない面から、どうも合点がいかないのよね汗。
黒真央が見せた黒鳥の魔術師の舞いとは?
この黒鳥の羽根が折れるような動きが何か怪しげな儀式が始まるんじゃないかっていう
ゾクゾク感を煽るのよね。
昨シーズンの蝶々夫人とは全く違う魅力でね、
真央もいよいよ「表現者としてのスケーター」として大人の魅力を存分に放つようになってきたのよ。
技術的な部分ではもう彼女に対して、あたしは言う事は何もないわよ。
本調子ではなかったと思うのよね、動きが重く感じる部分もあったからね。
でもそれ以上に最後のステップは圧巻だったわ。
リチュアルダンスのあらすじにもあるように、除霊の儀式がクライマックス最高潮に達していくのよ。
動きがどんどん激しくなっていって、
急停止してはまた動き出して、様々な儀式の舞いのようなコレオを次々と繰り出していくのは圧巻だわ!
そしてついに、元夫の亡霊は燃えさかる火の中で除霊されるのよね。
でもさ、この「恋は魔術師」もおかしな話よね。
そもそもオンナ好きな旦那が未亡人になったカンデーラの新しい恋に嫉妬することから、
亡霊になって邪魔をしようとするんでしょ。
でも他のジプシーオンナ達にあっさりとそちらに転がり、走ってしまうのよね笑
とんだ独占欲の強いワガママで浮気性の亡霊だわね、、、
そんな輩を、
真央が黒鳥のように気高く追い払ってくれてせいせいしたわ!笑
皆様、このフィニッシュポーズをしかと目に焼き付けといて頂戴ね。
とても重要なことなのよ!(謎)
つづく、、、
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愛のオネエサロン
オネエさま きちゃったわ!スナックじゃなくてよ笑
オネエさまが書かれた表現者としてのスケーター、浅田真央の次のステージが始まったって思いました…前の蝶々夫人は応援してる自分が吹っ切れてなくてチョッと重かったんです。
黒鳥のようなお衣装は、暗い森のシルエットに見えミステリアスで素敵でした。
そして、フリーからエキシまでがドラマ ……続いて!
>おばちゃん様
まさにドラマティックな演技でしたよね。
ジャンプなどを含めた完成度ではパーフェクトではなかったかもしれないけれど、
彼女の演じた世界観はいままでで一番見応えがありました!