皆様、おはようございます!
昨日のジュニアグランプリアメリカ大会の
アリサ・リウが跳んだ、4回転ルッツのジャッジ判定があたし納得いかなくてね。
14歳リウが衝撃V!史上初「4回転&3A」同時成功、米絶賛「ロシア支配終わらせた」
の見出しでマスコミは史上初の快挙だけをニュースとして報道しているのよね。
回転不足の基準て、どこからどこまでを測定すればいいの!?
まず、素朴な疑問として、
ジャンプの回転ってどこからどこまでを測ってジャッジするのか!?
これが明確でないと、
素人目で回り切ってるとか、さっぱりわからないものね。
ISUnの判定基準として、
踏み切る足のブレード(スケートの刃のことね)が氷から離れた瞬間から、着氷する足のブレードが氷に着くまでを測定するのよ。
なので、スローで再生する時には、
ブレードが氷から離れたところをまず見て、
着地するブレードがどの角度で氷に着いたのかを見るようにすればいいのよ。
ジャンプを測定する範囲がわかったから、
次は回転不足の種類と回転認定の基準について見ていきましょう。
回転不足の種類と回転認定との境目とは!?
ホント拙いドーナツグラフでごめんあそばせ。
ドーナツの頭(てっぺん)を起点として、反時計回りにジャンプを跳ぶイメージして(矢印)頂戴ね笑
・グレーの部分=1/2回転未満のジャンプがダウングレード判定<
・オレンジの部分=1/2回転以上、3/4未満のジャンプがアンダーローテーション判定<<
・ブルーの部分=3/4回転以上のジャンプが晴れて回転認定判定
ここまでは大丈夫よね?
じゃあ、それぞれの判定になった時に、
ジャンプの基礎点に対してどのくらいもらえるのか見ていきましょ。
ダウングレード判定
・1/2回転未満のジャンプ
・ダウングレードの基礎点は、1回転少ないジャンプの基礎点が与えられるのよ。
例えば、
4Lz<<
※<<はダウングレードのことね。
こうプロトコルに表記されている場合は3Lz、すなわち3回転ルッツの基礎点しか貰えないの。
4Lzの基礎点が「11.5点」に対して、3Lzは「5.9点」
その差、なんと「5.6点」よ!
まさにトゥルソワもお手上げ状態よね~。
アンダーローテーション判定
・1/2回転以上~3/4回転未満のジャンプ
・ジャンプ基礎点の80%が与えられるのよ。(昨シーズンの75%から5%引き上げのルール改正)
例えば、
4Lz<
4Lzの基礎点が「11.5点」に対して、基礎点の80%「9.2点」が貰えるのよね。
その差は「2.3点」よ。
とりあえず1/2回転以上回っていれば、
それなりの高得点がもらえるように緩和されたのよ。
これにはトゥルソワも絶句ね!
「バカヤロウじゃな~い 」by IKKO
回転認定判定
・3/4回転以上回っていれば回転認定よ!
・基礎点の100%が与えられるのよ。
・但しエッジエラーなどがつくと減点対象となるわね。この話はまた今度よ。
晴れて3/4以上回れば、回転認定!寿司ざんまい!!!
以上の点を踏まえて、昨日アリサ・リウが跳んだ4回転ルッツを見ていきましょ!
アリサ・リウの4回転ルッツは明らかにダウングレード判定なはず
これがアリサ・リウの着氷のブレードの角度。
ルッツは本来後ろ向きで着氷するので、ブレードがまっすぐ前を向いていなければいけないのよ。
黒い線にブレードが水平になる状態が理想よね。
けれども、このブレードは先程の判定に基づいて見ると、
1/2未満で若干それよりも内側で降りてきてしまっているわよね。
ブレードを着氷させてから、
氷の上で回転させているのがわかるわよね。
そして黒い線上に持ってきて、
左足を後ろに振って、ジャンプを終えているのよね。
これはどう見てもダウングレード判定なんじゃないかしら?
アリサ・リウに対して、あたしはどうのこうのじゃなくて、
これを判定しているジャッジ達に、
一体どういう基準で判定をなさってるのかお伺いしたいわ。
テクニカルコントローラーの方はこのジャッジを容認したってこと!?
GOE「+2.3点」も付いてますけど!?
そしてもうひとつ気になったのが、ジャンプの前に減速しているのよね。
ジャンプって、本来スピードの乗って、
そのスピードを活かした高さ、幅、流れのあるジャンプが美しく、見応えがあるとあたしは思うわ。
みどりはちょっと例外だけど笑
坂本花織は、ダイナミックでスピードを活かしたジャンプを見せてくれるわよね。
マスコミは衝撃の快挙と騒ぎ立てるばかりね!
米国の14歳がフィギュア界に衝撃を走らせた。リウは冒頭で3回転アクセル―2回転トウループの連続ジャンプを着氷させると、次に跳んだのは4回転ルッツだ。驚異の高さを記録したジャンプを完璧に成功。会場をどよめかせたが、これが女子フィギュア史上初の快挙の瞬間だった。
※THE ANSWERより一部抜粋
マスコミはやれ快挙だ!史上初だ!と騒ぎ立ててニュースの見出しにするだけなのよね。
ジャッジに対して疑問を呈するスポーツジャーナリストは皆無よね!?
物事の核心に触れずに、表面的なことばかりで騒いでいるから、
いつまでたっても、
フィギュアスケートの本質を記事にするスポーツライターや記者ってなかなか出てこないのよね。
どんどん時代が進化しているから、
今季の女子フィギュアは4回転がほとんどの主要大会で見れるはずよ。
それを躍起になって、足元ばかり見て、
やれ、回転不足だ、何分のいくつ足りないとか騒いでる自分に対しても嫌気がさしてくるのよね。
そんな足元ばかり見ないでさ、
回転数ばかり数えてないでさ、
高さがあって放物線を描くような素晴らしいジャンプを見上げて、
わー素敵!って素直にシンプルに歓声を上げたいもんだわね。
「ルール」を細分化するのはいいけれど、本来のフィギュアスケートの持つ美しさから、どんどんかけ離れていってしまっているような気がしてならないのよ。
いまの時代、こんな優雅なスパイラルタイムって見れないでしょ!?
やっぱりなんかおかしいのよね。
そしてこんなにもルールもジャッジも緩和するのなら、
浅田真央の時は一体なんだったの!?ってなるわよね。
この話はまた改めてさせて頂くわね。
4回転を助長しているのは間違いなく今の採点ルール。
それだけ、怪我のリスクも増えれば選手生命にも影響もしてくるもの。
今のルールは選手のことを第一に考えたものなのかしらね!?
皆様のご意見などもぜひ聞かせてほしいわ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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愛のオネエサロン
オネエ様、おはようございます
今朝、アリサの4Lz (違うだろ〜)をスローで観ました。まず、フルブレードで、トウはを突いていないし、オネエ様の言うとおり、前向きで降りていますよね。というか、降りてから、回っているように見えますが、あれは、半回転どころか、3lz なのでは?
あのフルブレードは、ずるくないですか?あれだけ、氷を押せていれば、Lz と言えども高さも出しやすくなるし、そもそも、ルッツじゃなく、フルッツでしょうか?
ダウングレードか、アンダーローテーションいや、エッジエラーの、「!」くらいは付かないのでしょうか?
オネエ様のいうように、足元ばかり観てしまうスケートは寂しいですが、これだけジャンプ重視になったのだから、加点をつけるにしても実施できているかの差を付けないと納得いきませんね。
これからの大会が、回転不足緩和のルールで見逃される選手が多くなりそう…。
>ゆっここ様
ゆっここさん、こんばんは。
そうですね、トウを突いていないですよね。
あのジャンプがただ加点が付いていることに驚きました。
わたしだったら、3Lzのダウングレードでエッジエラー付けますけど、
なにかアリサリウの採点には力が動いているようにしか見えないんですよね~笑
こんにちは!
解説ありがとうございます!他のスロー映像見ましたが、3回転にしか…(×_×)
試合のたびに目を皿にして、粗探しするなんて楽しくないですよねぇ。コーチも、不完全な出来ならプログラムに入れさせないくらいのことしてほしい。優勝したらおめでとうって心から言いたい。
グダグダにしてほしくないですね。
>マシュウ様
そうですね、フィギュアの芸術を見たいのに、
足元ばかり見てしまうってこれも時代の流れなのでしょうかね?
旧採点時代なら着氷さえしっかりしていれば、技術点満点出そうな勢いですよね。
ゆっここさんもコメントされた通り....
ショートのジャンプもエッジが90度近くは着氷後グリって回って見えました、クセになちゃってるのかな?
正確なジャッジで、それを受けてコーチと修正してクリーンなジャンプを目指す!
スポーツとして普通の在り方だと思うんですけどね^^;
野球でボール見逃したのにストライク判定で三振とか取られたら もう乱闘⁈
メディアも4回転煽り記事書いてりゃいいって、安易な姿勢を改めてほしいですね。
3Aとか、難しいし、点数上げてほしいな クリーンなの美しいじゃないですか!
おネエ様今日は
おネエ様解りやすい解説をありがとうございます。ジャンプがとまってみえる。4Lzは何度も見直しましたが、4回転に見えない。エッジもアレッという感じで。ブルッツ?アリサちゃんはこれからの選手です。初めからキチンとクリーンにとは言わないけど、加点が凄い。なんで?
まるで大人がロシアだけじゃなく、アメリカも凄いんだからと言いたい感じ。フィギュアスケートは芸術と技術の融合だと思うんだけど、ジャンプばかり大きく取り上げられ、回転不足も緩和され、綺麗なスケーティング、クリーンなジャンプを跳んでいる選手はどうなるのでしょうかと思いました。
>kh様
これからの選手なのにジャッジがこれで大丈夫と
太鼓判をおしてしまっては、本当の正確な技術が身に付かないですよね。
どこかロシアに対抗するようにアメリカの何か国としての力の入れようが見て取れますね。
>おばちゃん様
ジャンプに入る前のスピードを活かして高さを出さない限り、
ずっとこのようなクセが続きそうですよね。
ジャッジがこれでいいって判断したら選手だって、そうなんだ!って
思いますからね。
おひさしぶりです。おねえさま。 選手は、全然悪くないのに 露骨にいい加減なジャッジのせいで本当に可哀想です。もともと大国のスケレンやスポンサーが多い国のスケレンの思惑とおりになってしまう競技なんですかね。 アリサ選手が、次の試合で完璧なジャンプを跳ぶことができるように心から祈っています。新しいフィギュアの未来のためにもがんばって欲しいと思います。
>でこちゃん様
でこちゃんさん、お久しぶりです。
お変わりないでしょうか?
まさにそうですね、選手は一切悪くありません。
ジャッジが大会毎に判定を甘くしたり厳しくしたりすることで、
どこが本当の基準線なのかわからなくなってしまいますからね。
オネエ様。こんばんは。
今のすごい技術なら、回転不足を計るAIとかできないのかな?
とか、空想しちゃいます。
回転不足、エッジが基準は曖昧だと、他の選手と比べて
「○○選手だけ回転不足が見逃されてる!!」
「エッジが見逃されてる!」と、
批判の原因になるので、悲しいです。
選手は関係ないのに。
いち早く、公正なジャッジになることを期待します。
>せりな様
AIを導入したとしても難しいでしょうね。
どうしても人間の主観性が入ってしまう採点なので、加点でどうにでもできてしまいますから。
例えば最終グループが点が出やすいとか、そもそもおかしな話だなって思うんです。
でもあの会場の盛り上がりや空気感で演技構成点は爆盛りになる。
どんな時に演技しても公平なジャッジをお願いしたいですよね。
これはヒドイですね(笑)
しかも着氷の時に足が組んであるじゃないですか!? 回転不足だから当然ですが…
紀平梨花の様に回転終わったら足を開いて着地!! でないとね♪
ところでジャンプの着地って、爪先が着いた時ですか? カカトまで着いた時ですか?
もっともグリッて回る違反があるから爪先が着いた時なのかな?
>燦太様
そうですね、やはり回転を終えてから着氷するジャンプが美しいですし、
流れもあると思いますね!ここに加点がつけべきなのに、
着氷してから回転をして加点が付くなんておかしな話ですよ!
判定はつま先だと思いますね。
パッと見た感じですが、跳びあがりが気になりました。トゥをつく足がフルブレードで長くついている間に体がかなり回っているように見えました。降りるときもクイッと降りている感じ。そこまで含めて四回転。もし上で回って降りてくるジャンプなら跳べなくなるだろうし(^^;;
そうですね、やはりみどりは別格だと改めて思いました笑
ただしスピンはスピードも落ちずに素晴らしい。
>ジゼル様
どうしても4回転やアクセルに対して厳しい目を
持ってしまいますが、全体のスピード感はスピンは素晴らしいなと思いました。
そして何よりメンタルが強いですね。
ジャンプに関しては適切なコーチが改善してくれるといいのですが。
不完全なジャンプでも、まわりは成功と誉めそやし、ジャッジも認定加点。コーチもこれで大丈夫?という。うら若い選手にとっては信頼するコーチやジャッジがすべて。しかし、喜びに水をさすようにネットなどで批判が沸き起こり・。今彼女の心情は? ただ、気にかけずに もし、このままでいけば、しばらくは大丈夫かもしれない。しかし、修正しないままいけば、大切な大会 例えばオリンピック直前に風向きが変わり、急に正しく判定をとられ始める。修正するにはもはや手遅れ。こんなトラップ今までにもあったような・・・。甘い判定に身を任せることは、本当は、恐ろしいことにつながる。 どんな試合でも圧倒的に勝たなければ・・・。羽生結弦の言葉の意味は深い。
>リン様
圧倒的に勝つ。この言葉に深く考えさせられました。
特に五輪は不可解な演技構成点や加点が付いたりとそんな中で
どんなジャッジをも黙らせるような演技こそが羽生結弦の目指しているところなんでしょうね。
あからさまに反対向きに降りたり単独3Aみたいに転んだりしない限り、DG判定は厳し過ぎるかなと思います。
でも今回の採点はオーロラゲームの「快挙」動画がバズったのが事の発端と言うか、あれこそ売り出しキャンペーンの始まりだったんだろうな~と、さすが北米メディア戦略!と関心しつつ、この熱狂がいつまで続くのかは疑問です。
ロシア娘はURに無縁なスケーターばかりなので、ここでUR判定緩和の方向に持って行けなければ太刀打ち出来ませんからね、そこにエテリ組の唯一の弱点とも言えるプレロテ判定強化を持ち出せば包囲網になり得るかも…?
正直エテリ組よりトゥアクセルやアクセルッツ度合いが酷いのは男女共に日本のおチビさんズだと思うので、プレロテを取り締まられたらロシア以上に割を食う事になりそうですね。
いつの時代もフィギュアスケートは露vs北米で、そこにアジアは巻き込まれてるだけな気がします。
>いろは様
わたしも売りだしキャンペーンの幕開け!?と思うぐらいに
盛りすぎな報道やジャッジにあ~あ、始まったわと感じましたね。
プレロテについてですが、エッジがまだ離れていない状態で、
すでに体をひねっている場合、ジャンプの回転はどこからとみなすのが正しいのか?
そして離氷したのが回転のどの部分だったのかというのがいつも覚えきれなくて難しいところだと思います。
dg(<<)…??UR(<)でなくてですか?
1Lzを思い浮かべて戴ければわかると思いますが、1/2回転足りないジャンプってまともな着氷にならないですよ?特にLzは。
陸上でも氷上でも構いませんが、Lzは左足前のアウトサイドエッジで踏み切って、右足トゥを付け足す訳ですから、そのモーションで試して頂ければ…。(運動神経の良い方ならシングルは跳べると思います。)ハーフLzから右足グリって正面向くのは物理的に無理なんですよ。。アクセル以外でLzが一番難しいとされる所以ですね。あんだけ回転して降りて、トゥで全体重は支えきれませんから、子供でも足首折れます。笑
いろささんがおっしゃるように正面向いて降りれる時点でdg(<<)をとるジャッジはたぶん居ないと思います。
写真の図だと着氷時に爪先が90度以上横向いてるってことなんでしょうか?それならUR…??書き間違いならごめんなさい。
あんまりこういう話題には首突っ込まないようにしてるんですが…、
ちなみにプレロテとフルブレードの明確な規定は今のところないので、あんまり誰がどうのと言いたくないです。
フルブレードは国内外問わず意外に多いし…、
GOEは知りません。
>tetsu様
どの部分を離氷点とするか着氷点とするかによって
変わってきますからね。
すみません、わたしの知識不足の点もあることと思います。