皆様、こんばんは!
韓国フィギュア代表ユ・ヨンが「クアドラプル・ジャンプに挑戦…たとえ毒が入った聖杯だとしても」
という見出しのニュース。毒が入った聖杯=高難度4回転ジャンプのことだそうだけど、
あたしは毒が入った聖杯=ISUが主催する国際大会のことだとすっかり勘違いしていたわ~笑
選手生命を短くしても4回転ジャンプ!の意識を植え付けたのは今のルール
高難度ジャンプは「毒が入った聖杯」とも言える。若いころから高難度ジャンプをしすぎると、身体がそれに耐えることができない。高得点を取ることはできるが、それだけリスクも高い。男子選手よりも筋力で不利な女子選手の選手生命はさらに短くなる。
ユ・ヨンもその事実をよく知っている。ユ・ヨンは「高難度ジャンプを引き続きやっていくのが難しいのは明らかだ。でも、私の夢は五輪で金メダルを取ること」としながら「最近、ロシア選手たちはクアドラプル・ジャンプを4~5つ飛ぶ。金メダルを取るには私もそういうジャンプをしなければならない。選手生活を長くできなくても私は高難度ジャンプを飛ぶ。(私が選んだことなので)仕方ない」と話した。
ユ・ヨンのトリプル・アクセルの完成度もとても高いというわけではない。それでも今回のシーズンが終わったらすぐにクアドラプル・ジャンプに集中する計画だ。ユ・ヨンは「クアドラプル・ジャンプを集中的に訓練して1年超えたが感覚は忘れていない。昨日一度飛んだが成功した」としながら「以前はクアドラプル・サルコウを飛んだが、このごろはクアドラプル・ルッツのほうが合う。負傷さえなければ次のシーズンには必ずクアドラプル・ジャンプを飛ぶ。それでこそ五輪で金メダルを取ることができる」と話した。
※中央日報より一部抜粋
https://japanese.joins.com/JArticle/262534?servcode=600§code=600
ユヨンの五輪に懸ける意気込み、心意気はアスリートとして、素晴らしいものであると思うけれども、
やはり選手生命を短くしてでも4回転を!と聞くと、少しでも長くその選手の演技の成長過程を見ていきたいあたしとしては、すごく複雑な心境であるわね。
でもいま、世界のトップに立つためには、もう4回転ジャンプありきという、
これはユヨンの考えが間違っているとかそういうことではなく
選択の余地すらないのが、今の女子フィギュア界の現状となってしまっているのよね。
ISUは選手生命のことを考えずに、ルールをコロコロ変えてきているのだもの。
でも怪我をしてでも、選手生命を短くしてでも、高難度のジャンプを!という考え方。
考え方はひとそれぞれ、価値観も違うから一概にはこれと言えないけど、
フィギュアスケートの方向性としては間違っているような気があたしはするのよ!
NEW! 2月18日発売
フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.6 四大陸選手権2020特集号
内容紹介
フィギュアスケートマガジン
2019-2020vol.6
四大陸選手権特集号
羽生結弦世界初の主要6大会制覇!
世界に向かって叫ぼう。「羽生結弦は最高だ」と。
The History Started
頂点へ。モントリオールが呼んでいる。
羽生結弦
世界初の主要6大会制覇
息づくSEIMEIの世界観
四大陸選手権2020徹底リポート
密着・ソウルの5日間
完全収録空港到着からエキシビションまで
恒例記者座談会&フォトエッセイ
紀平梨花成長の証のリカバリー
鍵山優真「北京」が見えた、銅メダル
↓ご注文はこちらよ↓
☆合わせてお読み頂きたいルール改正についての記事よ☆
北京五輪までは確実に続くジャンプ偏重、クワド主義の女子シングル
あたしは4回転ジャンプを跳ばないコストルナヤが出てきたときに、
彼女こそが今のジャンプ偏重の時代の救世主がやっと現れた!と大喜びしたものよ。
とは言っても3アクセル3本跳ぶけどね笑
今、ルール改正案が騒がれてはいるけれども、北京五輪まではクワド至上主義であるのは間違いないわね。
語弊がある言い方かもしれないけれども、
今北京五輪を目指す選手達はある意味、ISUのご都合主義ルールに振り回されている犠牲者なのかもしれない、、、
10代の時よりも20代では表現力に磨きをかけて、、、なんていう選手のコメントはもう期待できない。毎シーズン毎シーズンが正念場。選手生命を削って、怪我のリスクを負いながらも、今のルールの下で金メダルを目指す。
そこにフィギュアスケートは本来どうあるべきか?という疑念が常につきまとってしまうのよね。
あたしが以前から、北京五輪はコストルナヤと紀平梨花の一騎打ちになると言っているのは、
ジャンプだけでない、芸術性も取り入れたトータルバランスで勝負できる希望の光と思っているからなのよ。
ルールって一体何の為に、誰の為に存在するのかしら?
「たとえ毒が入った聖杯だとしても、、、」
毒が入った聖杯は4回転ジャンプじゃない、ご都合主義のISUの大会のことだわ!って
やっぱり勘違いじゃないような気がするのよ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ぜひ下の新ブログランキングバナー「バラ1」と「SEIMEI」2つをポチっと頂けると励みになります!
愛のオネエサロン
こんばんわ!
そうなんですよね…15才にもなるのに、子どもの体型のままクワドを何種類も跳んでる女の子たちを見てると、新体操を見てるような気持ちになったりします。すごいなとは思っても…
フィギュアスケートを見て、泣いたり感動したり、ノリノリになったりすることは、この先難しそうです。これは見させてもらっている側の、わがままなのかなぁ(悲)
マシュウ様
訂正させて下さいね。
子供体型なのは新体操ではなく、女子体操ですよ。女子体操(床、平均台など)は成人でも140センチ代が多く、153センチだった田中理恵さんは女子体操にしては高身長だったので競技成績は日本トップではありませんでした。
かたや新体操(フープやリボンなどの手具を使う)は最低でも165センチ以上ないと日本代表すら厳しいモデル体型が要求されます。畠山愛理さんは170センチですよね。現日本トップの皆川夏穂さんは171センチです。
体操は技術を競うスポーツで、新体操は美しさを競うスポーツです。
りこ様
すみません。まったく見当違いでしたね。書いてしまったあとであれこれ考えましたが、新体操や体操がつまらないとかではないのに、言葉と認識が足りませんでした。勉強になりました。ありがとうございます!
>マシュウ様、リコ様
横から失礼します!
わたしもリコさんのコメントで体操と新体操のスポーツの違いを勉強させて頂きました!
フィギュアスケートはその両方の良いところを取り入れるべき競技であるのに、
どんどんそのバランスが崩れてしまっていますね。
どうもありがとうございます!!!
オネェ様、いつも楽しく読ませていただいております
ユヨンの覚悟…スポーツはそんな悲惨なものであっていいのでしょうか
某スケートアニメで、年若い子が4回転ジャンプを跳ぶのをコーチが止める場面がありました。選手の身体を心配してのことです。愛がある表現だなと思いました。
ジャンプ偏重を見直したいなら、例えばスピンとステップの基礎点をもっと上げる方が客観的で効果的、かつ、観客的にも選手の個性や表現力を楽しめると、シロウトは思うのですけれど…最近のISUのルール変更は、なんでやねん!みたいなことばかりですね
>アンズ飴様
アンズ飴さん、いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
フィギュアスケートはジャンプだけでは決してないので、
選手生命を削ってまで!という今の選手の考え方をISUはもっと真摯に受け止めるべきですね。
アンズ飴さんが仰るように、スピン、ステップ、そして演技構成点の項目なども
見直す方が先かと。
体操競技について、乱入しちゃうと…同級生の器械体操(平均台のほう)選手に聞いたのですが、器械体操って背が伸びにくくなる運動だと言ってました。基本的に最近の選手は幼いうちから訓練しますから、その傾向はより顕著だと思います。ミュンヘンオリンピックの頃の体操選手と現在の体操選手、男女共に背が低いと思います。
>MAOファン様
何かを犠牲にという言い方は語弊があるかもしれませんが、
第一線で活躍する為に小さい頃からの練習で、
身体に影響が出てしまうことにいろいろと考えさせられますね。
おはようございます おネエ様
ユ・ヨンちゃん素敵な選手なんですけど…金メダルとった選手とそうじゃない選手のセカンドキャリアの違いを見てるのでしょうね~韓国は格差社会なので15歳の今はキム・ヨナのようにという考え方になっても仕方がないのかな…私個人的には彼女をキム・ヨナ2世と感じた事は無いんですが、国内では第2のキム・ヨナとかキム・ヨナの後継者というムードが強いのでしょうね。そうそう、ルール改正の話とも関係するのですけど、LzとAジャンプの基礎点変化って結弦⤵️ネイサン⤴️の結果ですよね?結弦君が4回転始めた頃は4Tだったけど、今の若い世代はいきなり4Lzだったり…リスクが同じなら成功の時のリターンが大きい方がとかLzとAって何か反対側のジャンプなのかなってボンヤリした印象なんですよね…シリアスエラーって多分、無謀なジャンプ(未完成な状態)の抑制って意味で思いついたルールだったんだけど、ルール考えた頃とフィギュア界のパワーバランスが変わって結弦君⤵️のルールになったように思えるんですよね…だって適用されるのは結弦君ばっかりだもの…またまた被害妄想の一人歩き…
>MAOファン様
誰々の2世とか後継者って言葉をメディアは安易に使いますけど、
わたしはそういう表現の仕方が嫌いです。
人は人、自分は自分ですからね。
国民の期待は大きいでしょうけど、変なプレッシャーは感じてほしくないです。
4回転のリスクなのか、昨季ワールドで2位になったトゥルシンバエワは今季怪我が長引いてます。彼女の細い身体には心配していましたが、成長期(思春期)の過度な食事制限は摂食障害という心の病だけでなく骨密度や内蔵の成長にも影響します。後々引退してからで済む問題では無いです。特に女の子は。選手は1人の人間だという事をISUは忘れてはいけない…もし、年齢云々のルール改正を再び行うなら、ヨーロッパのモデル業界のように最低BMI値を設定するとか…(笑)
>MAOファン様
トゥルシンバエワ、昨季の活躍から一転、今季は怪我で
演技を見ることすら叶いませんでした。
あまりに高負荷が及ぼす影響もISUは競技後の人生のことも考えないといけないですね。