皆様、こんばんは。
のオーサー氏インタビューの続きをここでご紹介させて頂くわね。
「結弦には僕のスケートは美しいと伝え続けてほしい」オーサー氏の思い!
「結弦には僕のスケートは美しい」と伝え続けてほしい!
「結弦には『僕のスケートは美しい』と伝え続けてほしい」ブライアン・オーサー、羽生選手への思いhttps://t.co/KnnwhWMEqg
— AERA (@AERAnetjp) March 21, 2020
──四大陸選手権のフリーは、4回転3種類4本でした。
もともと、4回転ループは入れない計画でした。このジャンプ構成が技術的な限界だとはもちろん思っていません。けがなく終えることが何より大切だということを考慮しての作戦でした。米国のネイサン・チェン選手(20)も1月の全米選手権ではフリーで4回転4本に抑えていました。
──今季は4回転ルッツを復活させました。
2017年にけがをしましたが、今季に練習を再開してからは、2年前よりも質のいい4回転ルッツを練習で跳んでいて、技術的には進化したと言えるでしょう。再開したばかりのころは怖さがあったと思いますが、その段階は乗りこえました。以前は調子がいい日にだけ跳べていたのが、いまはどんなコンディションでも跳べるように調整するステージにきています。
──4回転アクセルは?
結弦はGPファイナルの練習で、みなさんの前で初披露しましたね。しかもコーチが不在という隙を狙って(笑)。そのニュースを聞いて、私はちっとも驚きませんでした。結弦の性格ならあり得ることです。アイスショーのフィナーレで気持ちが高まっている時なども、新しいことに挑戦する「劇場」をよくやりますから。でもそのときはあまりいいジャンプではなく、転倒でした。トロントでの練習のほうが、もっと惜しい4回転アクセルだという印象です。
──あと少し、技術的には何が必要だと思いますか?
結弦の一番の課題は、トリプルアクセルと4回転アクセルが、少し違う跳び方をしなければならない点です。つまり、違うジャンプとしてコツを習得しなければなりません。
結弦のトリプルアクセルは、跳びあがってから回転を始めるまで、大きな浮遊の時間があります。信じられないほど美しいジャンプです。でも4回転半回るには、跳びあがったらすぐに回転を始めなければなりません。
──もっと大きく跳んで滞空時間を延ばせばいいのでは?
それは違いますね。結弦のトリプルアクセルは大きく跳ぶタイプなので、これ以上の高さはいりません。高さを出そうとすると筋力に頼って力み、回転が遅れます。必要なのは、跳びあがって回転を始めるまでのタイミングを早めることです。テイクオフでの僅かな感覚の差なので難しい。早く回転を始めると、高さがキープできなかったり、姿勢が歪んだりします。少しずつ調整しているところです。
結弦はもう「答えがこのあたりにある」というのはわかっています。彼の身体の中に答えはありますから、もう私からいろいろ口を出す必要はないという段階にまできています。
──今後の試合での戦略は?
結弦にとっては、4回転5本でのパーフェクトな演技は一つの目標ですし、4回転アクセルも降りたいでしょう。しかしコーチとしてこだわっているのは質です。選手は、ジャンプの数を競い合う「ゲーム」をしたくなります。特にチェンというライバルが目の前に現れると、数を跳びたくなります。しかしスケートの本質は「数ではなく質」。結弦は「力強いけれど無駄な力のないスケート」という究極の美を持っているので、自分らしさを生かすことが最強の戦略です。私の使命は、結弦が嫌になるくらい「質のほうが大切だ」と言い続けることです。
──チームを組んで8シーズン目。羽生選手が遂げた進化は?
私にとって結弦は、8年前にトロントにやってきた17歳の少年のまま変わりません。しかしこの8年で、外部の目は変わりました。彼は有名人になり、果たすべき義務を負い、そして常にファンを幸せにしたいと願っています。つまり責任感が変わりました。だからこそホームである私たちは、結弦がスケートを好きで楽しむ気持ちを忘れないでいられるよう、「いつも通り」を大切にしています。
結弦は25歳になり、誰からも尊敬されるスケーターになりました。ジャンプだけでないスケートの本質的な美しさがある。結弦には「僕のスケートは美しいんだ」というのを伝え続けてほしいです。
※AERAより一部引用
4アクセルの難しさ。
3アクセルはオーサーコーチが言うように、跳び上がってから美しい放物線を描いて降りてくるのよね。
わたしはもう一回転加えるにあたって、高さよりも「幅」の飛距離を出して空中での滞在時間を延ばして、跳ぶものだとおもっていたのよね。
元々長い浮遊時間を跳ぶ彼の場合は、跳び上がるタイミングで、跳び上がると同時に素早く回転をかけなければいけない。
これは跳ぶタイミングを変えることで全く違う種類のジャンプになるわけよね。いや~、難しいわよ。
そしてオーサーコーチの言う、スケートの本質はジャンプの数ではなく「質」が大事ということ。
近年のフィギュアスケート競技は、いかに難しいジャンプをどれだけ多く跳べるかということに焦点が当てられ、スコアもその分出るようになっているのよね。
これは選手がどうのこうのではなく、今のルールを作ったISUに根本的な問題があると思うのよね。
もちろん難しいジャンプにチャレンジする姿勢は素晴らしいと思うわよ。
でもルールが、
演技時間も短くして、細かいひとつひとつの動きにも加点要素ばかりということに注力していると、
その選手が本来持つ、表現の美しさであったり、人と違うことをすることで見えてくる個性すら奪ってしまっているようでね。
フィギュアスケートって時代と共に、様々な技術が進化しているけれども、
オーサー氏が言う、ジャンプだけではないスケートの本質の美しさ、見ているものを魅了する滑りにあるということは、
結局昔から何ひとつ変わっていないのよね。ただルールが変わり、見る観点が変わってきただけ。
人々が感動するものは何も変わっていないのよ。
☆合わせてお読み頂きたいブライアン・オーサー氏のインタビュー(前編)よ。
最後のお別れ場を!クリス・リード氏の告別式が今夜インスタで配信予定
イリノイ州エルクグローブ・ビレッジ在籍のクリス・リード (ロバート・クリストファー・リード) 30歳 は2020年3月14日に逝去した。
クリスは1989年7月7日、ミシガン州カラマズー市でロバート F. リードと典子リードの間に生まれた。遺族は両親と二人の姉妹、キャシ・リードとアリソン・リードである。 クリスは2006~2015年まで姉のキャシーと共に、そして2015~2018年まで村元哉中と日本を代表する現役アイスダンサーとして活躍した。彼は10回にわたり全日本アイスダンスで優勝し、 2018年四大陸選手権でも銅メダリストとなり冬季オリンピックにも3回連続出場した。彼のフィギュアスケートに対する愛と情熱は世界中の人の知るところである。
クリスは日本人とアメリカ人の両親から生まれた。母親の典子はフィギュアスケートを愛し、キャシーが7歳、クリスが5歳、そして末娘のアリソンが3歳の時に、フィギュアスケートに目を向けることを薦めた。クリスは2001年にキャシーとアイスダンスのパートナーを組んだ。アリソンも二人の後を追いはじめた。
2006年、キャシーとクリスは全米ノービス・アイスダンスで優勝したが、その後国際大会において、母親の母国である日本を代表することに決めた。これが、その後長きにわたる著名なキャリアの第一歩となった。
キャシーとクリスは全日本選手権アイスダンスで7回優勝し、2010年と2014年の冬季オリンピック、そしてフィギュアスケート世界選手権には8回連続で出場を果たした。彼らの演技は多くの人の心を掴み、日本におけるアイスダンスのスポーツの人気と普及に大きく貢献した。
2015年、キャシーは現役フィギュアスケーターを引退し、日本でコーチ兼振付師になることを表明。クリスは4回の膝の手術にもかかわらず、このスポーツにまだ貢献できるものがあると感じ、村元哉中と組んでさらに3年間競技生活を続け、全日本選手権で3回優勝し、2018年冬季オリンピックに出場、同年四大陸選手権においては銅メダルを獲得し、ISU(国際スケート連盟)でメダルを獲得した最初のアジア人アイスダンサー・チームという歴史を築き上げた。
クリスは2019年12月に引退を表明し、18年にわたる現役生活に終止符を打った。姉のキャシー同様、クリスも日本において振付とコーチの仕事をすると決めた。2020年1月、二人は今回はコーチとして組み、木下アカデミーと呼ばれる大阪に去年末オープンした関空アイスアリーナで自分たちのアイスダンス・スクールを開設した。クリスはその一生を日本のアイスダンス推進に捧げた。その情熱、エネルギー、そしてあの笑顔は決して忘れられることはないだろう。そして彼の精神はこれからの世代のアイスダンサーたちのため、彼の姉妹二人によって受け継がれていくことだろう。
告別式はシュレーダー-ハウェル葬儀場(280 South Main Street, Plymouth, Michigan)で 2020年3月21日(土)午前8時より執り行われます。
現在新型コロナウィルス(COVID-19)が世界的に流行していることを考慮し、他人との距離を保ち、接触を避けるため、世界中の親戚、友人、そして多くのファンの方々には、米国東部時間3月21日(土)午前8時から、日本時間3月21日(土)午後9時から執り行われるクリス・リードの告別式をシュレーダー-ハウェル葬儀場のウェブサイト、フェイスブック、インスタグラムを通じライブ配信します。葬儀場のウェブサイトから告別式を視聴するには、上部にある“Tribute Wall”のタブにあるリンクをフォローしてください。
お花、ギフトの代わりにクリスの名前でメモリアル基金を設立中です。設立が済み次第、サイトへのリンクを本ページとソーシャルメディアに載せますので、よろしくお願い致します。
※クリス追悼サイトより一部引用
http://m.schrader-howell.com/obituaries/events?obituaryId=12473506
皆様、今晩日本時間で21時から、キャシー・リード氏のインスタで、
クリスに最後のお別れができる告別式の模様がライブ配信されます。
まだ受け入れることができない現実があるけれど、リード一家がファンの気持ちを配慮して、
作ってくださった機会に、あたしはお別れを言おうと思っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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愛のオネエサロン
ISUは一度解散しない限り、トップやメンバーの一部入れ替え程度では何も変えられないでしょう。
歴史が長い分、闇は深いと言ったところでしょうか。
欧州発祥でしかも白人富裕層から生まれた競技というプライド。
アメリカの商業主義が招いたフィギュアバブル期の幻想。
曖昧なルールの下、長期に渡って続いた国同士、ジャッジ同士の裏取引。
そして世の中の総ての既得権益を保持する者どもは、決してそれを手放そうとはしないと言う事実。
ジャッジの中には、心からフィギュアを愛している方も居るとは思うんです。
でも世の常として、そういう人は権力とは縁遠いんですよね。
だからいつまで経ってもカメラは一台だし、AIは導入しないし、勝たせたい選手用にルール変更するし、公平で無いジャッジを積極的にするんですよね。
北京五輪後のフィギュア。大丈夫なんでしょうかね?
今でさえ地獄に堕ちろ!!レベルの酷いルールとジャッジなのに、今上がっている変更案は、フィギュアスケートと全く別物に変えてしまいそうです。
史上最高のスケーター達が踏みとどまり、芸術とスポーツの融合を図っているのも北京まででしょう。
極上の演技を堪能していた熱心なファンたちは一気に離れて行きそうですよね?
>てんこ盛りパフェ様
パフェさん、こんばんは。
仰る通り、すべて解散しない限り、トップを変えても
その息がかかった人物たちは健在ですからダメですよね。
北京後がどうなってしまうのか?アワードなんてやっている場合じゃなく、
まずルールをしっかりしてジャッジの育成してほしいです。