皆様、こんばんは。
アイスダンスペアのギヨーム・シゼロンに続き、ジェレミー・アボットも「Skate Proud」のライブチャット内で、
自身のカミングアウトをしたわね。最近設立された「Skate Proud」というコミュニティーについても少し調べてみたのよ。
【アボット氏のライブチャットの要約】
現役中に自身がゲイであることをカミングアウトしなかったのは、「恐れ」があったんだ。
ジャッジへの影響や、ファンの反応が心配だったからということもあったんだけど、
自分自身を受け入れることができなかったのが、一番の要因だったと思う。
だから、到底他の人に受け入れてほしいなんて言えなかった。
「ゲイのスケーター」として認識されることが嫌だったんだ。僕はたまたまゲイに生まれただけなのに。生まれつきアスリートじゃなかったから、「フィギュアスケーター」になるための努力は惜しまなかった。
今回カミングアウトしようと思ったのは、自分だけの問題じゃないって事に気づいたから。僕のカミングアウトによって、誰かの背中を押すことができるきっかけになるかもしれない。僕もコミュニティの一員としているべきだと。
自分らしくいることを恐れないでほしい。フィギュアスケートはスポーツであり、そして芸術でもあるのだから!
あたしはアボットのセクシャリティーについては、すでに知っていたわ。
フィギュアスケーターの中でも、誰がという情報やアンテナも、
「コミュニティー」内においては、より詳しく知りえる機会はあるから。
彼のコメントの中でひとつ、気になったのが、ジャッジへの影響。
LGBTであることがジャッジの採点に影響するってことなの!?
アボット自身がこのような危惧を口にするということは、なんかしら実際に、ジャッジの影響を見てきているからでしょうね。
あたしは、今回のカミングアウトによって、彼の演技に対する見方は何にも変わらないし、
むしろ素晴らしい演技は色褪せずそのままよ。
そして、
他の若いスケーター達の背中を押すようなきっかけになればという想いからカミングアウトしたことに敬意を表したいわ。
ある程度大人になると、世の中というものがわかってきて、自分の存在について、
自分自身でも認めることができるようになることもあるのよ。けれども、若くて多感な世代の方々には、
その考え方がすべてと押し付けられてしまうこともあるでしょ。
だから彼の勇気あるカミングアウトによって、救われる方々がいると思うのよね。
6月にスタートしたコミュニティー「Skate Proud」。
一体どんなコミュニティなのか、公式サイトを確認してみたのよ。
スケートプラウドは、フィギュアスケートの世界など、すでに小さなコミュニティ内のコミュニティに関するものです。
お互いをサポートし、かつてないほど団結することです。
フィギュアスケートは私たちに素晴らしい機会を与えてくれました。世界中を旅し、さまざまな国の友達を作り、小さな家族になりました。
私たちはLGBTであることをオープンにしているフィギュアスケーターであり、私たちが成長していたとき、サポートを見つけることができる場所やプラットフォームがありませんでした。
ここは私たち全員が貢献できる場所であり、将来の世代のために安全な場所にすることができます。
自分がLGBT、フィギュアスケート選手、友人、賛同できる方、いずれであっても、あなたはその運動に参加できます。
すべてのソーシャルメディアプラットフォームでSkate Proudをフォローし、この動きを支持する前向きなメッセージを投稿することから始めましょう。最も重要なのは、行動を起こすことです!
どのように行動できますか?
プライド月間である今月は、世界中のさまざまなフィギュアスケーターとInstagramライブチャットを実施します。ストーリーを共有したい場合は、お待ちしています。
今すぐ、私たちに連絡して、Skate Proudの一員になりましょう!
※参照:Skate Proud公式
アボットも言っていたけれど、
若い世代のスケーターが自身のセクシャリティで迷った時に、ひとつのコミュニティーが存在していることはすごく心強いと思うし、
何かの道しるべになるかもしれないわよね。
6月のプライド月間は通常なら日本でもパレードがあるのよね。あたしは参加したことはないけれど。
本当はいろいろとお話をしたいこともあるのだけど、あくまであたしは「ゲイであることを認めて!」っていうスタンスではないから、
この辺にしておくわね。
大切なのはどんなセクシャリティであるかということよりも、どんな人間であるかだと思っているから。
そうだわ!朝の記事で書いた、小林強化部長退任のニュース。
今後は副部長として、スケ連には携わっていくそうよ!
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アボットくん、アメリカの好青年って感じで、レミゼとか好きでした。エデンとか合いそうでしたね!
オネエさまおっしゃるとおり!どんな人間かが大切ですよ、昔から十人十色って言うじゃないですか(^.^)
誰かの心の一助となる意義があるかと‥‥
確かにジャッジが って気になりますよね‥‥シゼロンも思うところあってのカムアだったのかもしれませんね。
ただ今、羽生くん写真集配達待ちです!ウヒヒ(*^^*)
>おばちゃん様
おばちゃんさん、こんばんは!
また朝の記事にも書きますが、ISUが差別や偏見について
フィギュアコミュニティでは存在しないという声明を出しました。多様性が
認められるからこそ、ジャッジにおいても公正なものであってほしいですよね。
アボットってカミングアウトしてなかったんですね。
逆にビックリしました。かなり前、引退の頃から知ってたというか、言われていたような印象があったので。
でも今まで多くの悩みや迷い、挫折感や疎外感とかプレッシャーを乗り越えて、若い世代を支援しようという所まで辿り着いたということですね。
総ての人にそれぞれの試練があるし、誰もが世の中の不条理を感じるもの。でも誰かに手を差し伸べられる人は強い。乗り越えられない人や引きこもっちゃう人も多いもの。一般人でもカミングアウトには勇気が要るけど、有名人は半端ないでしょう。尊いことだと思います。
>てんこ盛りパフェ様
パフェさん、こんばんは!
アボットって、ゲイ視点から見ると正直、言われないとわからないぐらいでした。
それぐらい彼は自分でゲイであることを隠して、現役時代様々な葛藤と共に過ごしてきたのでしょうね。
彼のカミングアウトは尊いですし、若いスケーター達にとって、勇気を与えるものだと思います。
こんばんわ!オネエサマ!サロンの皆様!今夜もお美しい(*^^*)
アボットさんは、シゼロンさんに続いたのでしょうか?暗に例のヤグ氏の暴言に抗議してるのでしょう。まだ続く方が出そうですね。セクシャリティで公平なジャッジをされない?そうだとしたら、どんだけ器のちいせー社会なんだって(;´Д⊂)
私は、20年ほど前、東欧の内戦で難民が押し寄せるフランスの片田舎で、彼女と過ごしていました。
コロナ渦の今と状況は似ています。人は皆、ピリピリしていました。
そんな中、ふと入ったお店で頭ごなしに怒鳴られる。異常に無愛想、と言うことがありました。
また、町中で身に危険を感じることもありました。テロ対策で巡回している白人兵士に機関銃を、向けられたことも。笑いながら。
有色人種のレズビアンに嫌悪感を感じていたのですね。白人至上主義、同性愛者排斥主義は、宗教の問題もあって、欧米では身近で、あからさまです。(でも、ある面で凄く開放的でもあり、なかなか複雑です。そのまちに友人がいますが、まだ差別は続いていて、コロナでまた表面化してるようです。)
そんな中、カミングアウトした人達は、覚悟をもっての事だと思いますよ。感情に任せて叫び、謝罪にもならない言い訳をした方とは思いが違うよね。
とにかく、心から、カミングアウトした人たちと同士の幸せと、コルピさんと対談したメイテさん始め黒人の方の安全を願いますm(__)m
報復の報復連鎖で…。どうか止めて!
メイテさんの、去年のショートとても素敵です!
マシュケナダのアレンジが超カッコいい!さすがおしゃれフランス!(坂本カオリンあたりがそのまんまこの曲滑らないかな~♪)よろしければ、2019オータムの彼女を見てみてくださいね(^^)
bisou bisou~(^^)
>ライトファン様
アボットが公表することで、ジャッジへの影響を恐れたという言葉、
今でもすごく気にかかっています。
暗に選手達にそのように感じる採点があったということでしょうか?
内戦下でのフランスでのお話、とても考えさせられました。国によって考え方は違えど、
同じ人間であることには変わりはないのに、、、
オネエたま、こんばんは!
うう~んアボットそうだったんですね。
何となくそんな気がしたというか・・・、この男ゲイだったら良いなみたいな印象を漠然と抱いていました(自分でも意味不明w)
わかんなかったのはジェフリー・バトルだなー。絶対ゲイじゃないと思ってました。
ランビ様とか実際どうなんですか?
ま、それはともかく。LGBTであることがジャッジの採点に影響するってのは由々しき問題ですよね。でも実際ありそうな気がします。
フィギュアスケートのシングル競技は女子と男子に分かれてますよね。
そしてフィギュアの芸術点、いわゆる5コンポーネンツでは女子は女らしさ、男子は男らしさが採点に影響しているのではないでしょうか?
実際ルール上どうなってるのかは知らないですけど。。
もしそうだとすると、男子選手がゲイを公表するとマイナスになりかねないと危惧するのは理解できます。
もちろん俺はそんな採点は大反対ですけどね。
中性的な魅力とか性を超越した芸術性ももちろんあるし、ステレオタイプな女らしさ男らしさなんて馬鹿馬鹿しいと思います。
でも現実は女子は女性らしい仕草、男子は力強いアクションが評価されている気がします。
ああ~なんかやっぱりフィギュアはまだまだ改善すべき点がたくさんありますよね!
今のISUは色々ダメダメですけど、何年先かわからない未来に今よりも素敵なフィギュア競技になっていて欲しいです。
>セッキー様
セッキーさん、こんばんは!
バトルは目できっとそうなんだなって直観でわかりました!
セッキーさんの仰る通り、ISUは男女はこうあるべきというものを持って採点しているような気がします。
特にペアの場合は男女の演じる男女の役割がはっきりしている点も関係しているのではないかなと。
いずれにせよ、その人間としての個性をもっと評価してほしいですよね~