皆様、こんばんは!
来季現役続行を明言しているグレイシー・ゴールド。
彼女が自身のインスタに摂食障害での苦難を赤裸々に語っているのよ。そんな彼女が更に強くなって、頼もしくなってくれた。
彼女のメッセージに強い意志を感じたわ。そして同じ悩みを抱えている方々へのエールを一緒に見ていきましょう。
「私は摂食障害と身体醜形障害に約10年間、悩まされてきました。コーチが初めて体重計に乗ることを求めてきたのは、私が15歳の時。17歳になるまでに、お皿に乗った食事を見るだけで、どれくらいのカロリーがあるか分かるようになりました。カロリー計算は私のお気に入りの対処メカニズムでした。
私の人生が良くないスパイラルな状況へ向かっている時でも、まだ自分をコントロールできていると感じましたが、22歳の時、すべてのコントロールを失いました。過食し始め、数か月で体重が約27キロ増えました。サイズがXSからXLになり、AカップからFカップになりました。自分の体の事実を認めない人生を生きていました。
これらの写真を投稿した時、私自身がどれほどの遠い道のりを通り、ここまで来のかと驚くばかりです。自分の身体がどれほど心地よいか。私の身体の曲線は正しい場所にあり、筋肉も、ストレッチマークだってそれと同じです。私の身体は、もう恥でも不安なものでもありません。敬意を抱かせる神聖な場所です。減量がこの世の全てだと思っていた人全員を応援します。翼を広げ、私たちに相応しい場所を手にしましょう」
ゴールドが自身のインスタグラムに投稿した二枚の写真。
摂食障害により、具体的な体型変化についてここまで語ったのは初めてなんじゃないかしら。
あたしの身近にも同じように苦しんできた友人がいるから、
どれだけ大変なことかという話は、ほんの少ししか知りえないのだけれど、ここまで戻してくるのに紆余曲折、
様々な困難を乗り越えてきたことが、どれだけ同じ苦しむ方々に勇気を与えたことか。
ゴールドがまるで、ディズニー映画からそのまま飛び出してきたような美しさで、
リンクに立つだけで華やかになった当時を今でもよく覚えているのよ。
彼女からは「暗」を全く感じることもなく、いつでもキラキラと明るいプリンセスっていうイメージだったのよ。
全米の期待も一身に背負って、どれだけ計り知れないプレッシャーがあったことか。
だから、彼女がまさかこんなにも体重管理で大きな悩みを抱えているとは思わなくてね。
競技復帰してから、彼女から感じていた「明」な部分が消えてしまって、演技でもキスクラでも、下を向くことが増えて、
「暗」を感じることが大きくなった。
でもね、プリンセスというおとぎ話の中にいたようなゴールドが、たくさんの困難を乗り越えて、
彼女から、あたしが一番に感じたのが「人間らしさ」だったわ。
リンクに、またフィギュアスケートに真摯に向き合おうともがいて苦しんでいる彼女を見て、
そんな姿が、あたしには結果よりも伝わってくるものがあったわ。
そして、今回の全米フィギュアでまた彼女は輝き出したのよ!
今回の全米フィギュア、フリーの冒頭で3Lz-3Tのコンボをミスしてしまったけれど、
果敢にチャレンジしてきたのよ。そして単独になってしまったけれど、トリプルジャンプを決めてきた彼女が眩しく見えたわ。
うまく言葉で伝えることができないのだけれど、フィギュアスケートの演技を見ていると、
まるで自分の人生を重ね合わせてしまうかのように、人間の「生き様」を強く感じることがある。
あたしは、そんな演技を見せてくれるスケーターに、どんな高得点よりも、決してジャッジで計ることができない、
「人生」についてたくさんのことを教えてもらっている気がするわ。だからそんな演技は何年経っても、絶対に忘れない。
来季も現役続行を表明しているゴールド。
彼女はまだ北京五輪をきっと諦めてなんかないわ。
まだまだ彼女の競技生活、どのように進化していくのかを楽しみに来季を待ちたいと思うわ。
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早速、「Number」読んだわ~。ネタバレになってしまうので、詳細は控えるけれど、
Toshlさんフィギュアスケートにホント詳しいわね!きっと熱心にご覧になられているはずよ。
☆合わせてお読み頂きたい☆
【女子ショート予選A結果】
<1>松生理乃(1年=中京大中京)61・03点
<2>鬼頭まりあ(3年=愛知みずほ大瑞穂)52・32点
<3>伊勢桃菜(3年=広島・高陽)49・68点
<4>田辺桜香(1年=星槎国際横浜)49・53点
<5>住吉りをん(2年=東京・駒場学園)49・18点
そういえば、今日から高校総体やってるのよね。
3Aとクワドに取り組むのね、、、
そうでもしないと、今のルールでは上位にいけないものね。
女子の良さってもっと違う表現や芸術面にあるのにな~って、時々思うわ。
今季残りの主要な競技会はあとわずか。その中でロシアだけは相変わらず、どんどん大会が決まっていくわね。
ここで主なロシア国内大会と、国際大会の日程スケジュールを確認しておきましょう。
•ジュニアロシア選手権
2月1日~5日 クラスノヤルスク
•ロシア代表チーム対抗戦
2月5日〜7日 モスクワ
•ロシアカップ決勝
2月26日-3月2日 モスクワ
•国際ジュニア選手権
3月 未定
•世界フィギュア2021
3月22日〜28日 ストックホルム
※1月28日にISUが開催可否決定
•世界フィギュア国別対抗戦
4月15日〜18日 大阪
また本日からロシアチーム対抗戦のチケットが販売開始になったそうよ。
ザギトワとメドべがプロモーション動画を出したのは、このタイミングだったってわけね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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オネエさま 全日が終わり気が抜けたよう、と言いながら大抵毎日スケート観てます笑 天と地とは何度観ても体内時計が2分しか経ってなくて凄い世界です。
GG、たくさん苦しさや葛藤を乗り越えて同じように苦しんでる人にエールを送る、フィギュアを続ける事自体が大変な時代でもあるし、頑張ってるなってグッと伝わってくるのよね。
そりゃ頑張らない選手はいないんだけど、人生や魂がまざまざと感じられる演技ってありますもんね。リンクで闘ってる姿を魅せてもらって、こちらこそありがとう!って瞬間が沢山あるのが嬉しいですよね。
>おばちゃん様
おばちゃんさん、こんばんは。
わたしも天と地とは毎日のルーティーンになっているぐらい!
体内時計2分て気持ちすごくわかります。
それだけあっという間に過ぎ去ってしまいますよね。
ゴールドが来季もリンクに立ち続けてくれることに、大きな意味があると思います。
きっと来季はさらに強くなっているはず!
ゴールドの摂食障害に関するインタビューはたしかニューヨーク・タイムズでも赤裸々に語ってたと思います。
あと、youtubeでも何本かアップされてますが、アメリカでもよくインタビューを受けてますね。
私はゴールドが妖精と言われてた頃にリプニツカヤがいたので、リプニツカヤファンであまり気に留めてない選手でした。ただ、どんどん試合で成績が落ちていく過程は見ていました。アメリカの典型的なクイーンビー(女王蜂)と言われるような、アメリカが待望してるような存在だったと思います。
私はどうもゴールドが写真撮影の時にする表情が作られたように感じて苦手でした。口角をこれでもかってあげて歯をむき出しにして撮るアメリカ女性居ますが、そういう文化なんでしょうか?
激太りした後に日本でも騒然となって様子を伺っていましたが、競技は辞めることなく続けることにびっくりしました。彼女を見直しました。続けることが病気を克服できることにつながるなら頑張ってほしいです。
>ゆき様
ゆきさん、こんばんは。
リプ兄のファンだったのですね、彼女のキャンドルスピン当時衝撃的でしたね。
淡々と滑っていたのも、どこか哀愁を感じる部分もありました。
ゴールドは華やかな中で演技していて、周りからもちやほやされていたところも大きくあったでしょうね。
すべてを乗り越えてまた戻ってきてくれたことが嬉しいです。