ユーロスポーツ解説者マッシ氏が、ジャンプルール「クオーター」の意義と本当に必要なのか疑問を呈しているわね。
ISU技術委員長は、基礎点は変わらず、GOEのみの減点になるため、スケーターにとってより公平になると言っているけれど果たして?
ロシアメディアが早速、北京五輪フィギュアスケート審査員国の決定について報道してるわね。
どうして減点がないの?ジャンプの回転不足判定に疑問を呈する声も
What is the meaning of Q jump in figure skating?
Did anyone really feel the need for the Q jump?
A jump can be rotated, under-rotated or to be degraded (downgraded)
Q = under-rotatedWhat is this?
⬇️ pic.twitter.com/5xnPv8Lba1— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) September 24, 2021
ユーロスポーツ解説のマッシ氏が、
2020-21年シーズンから適用されているルール「q(クオーター)」の意義と、必要性を感じている人は本当にいるのか?と疑問を呈しているわね。
回転不足 | 名称(記号) | 基礎点 | GOE |
1/4 | クオーター(q) | 100% | -2 |
1/4以上~1/2未満 | アンダーローテ(<) | 80% | -2~-3 |
1/2以上 | ダウングレード(<<) | 1つ下の基礎点 | -3~-4 |
「クオーター」とは、1/4回転ジャスト足りないジャンプに対して、100%の基礎点を与えた上で、出来栄え点(GOE)を減点するというもの。
あたしはクオーターを作るくらいなら、AIをまずは導入するべきだと思うわ。
ネーベルホルン杯、ヴィンスのフリープロトコルをもう一度見てみましょう。
今大会に限らず、米国選手の中でもとりわけ回転不足において、厳しい目が向けられているヴィンス。
ジャンプで実に5つの「クオーター」と1つの「アンダーローテ」判定となっている。
厳しい目といっても、「クオーター」の採点を見ると、基礎点100%を与えた上でGOE「-2」程度減点をするはずが、
実際はわずかにGOEがプラスになっていたり、プラマイゼロになっていたり、減点になっていないのよね。
ジャンプの回転不足について"オン・ザ・クオーター"を導入する。これにより20-21シーズンから、ジャンプの回転不足の度合いに応じて、そのジャンプを "オン・ザ・クオーター"、"回転不足"、"ダウングレード"と判定することとなる。ISUビアンケッティ技術委員長は、「ジャンプが"回転不足"と判定された場合、基礎点と出来栄え点(GOE)両方の減点があり、ペナルティは非常に高かった」と指摘。「 "オン・ザ・クオーター"を導入することで、基礎点は変わらず、GOEのみの減点になるためスケーターにとってより公平になる」とした。
ISU技術委員長は、クオーターの導入で基礎点は変わらず、GOEのみの減点になるため、スケーターにとってより公平になると言っているけれど、
実際はGOE減点にもならないのなら、
回転がしっかり足りてジャンプを跳んだ選手とほとんど差が付かないのって、果たして公平なのかしら?
せめてGOEでの減点をしっかり付けないと、何の為に1/4ジャスト回転不足を取り締まるのかってなるでしょ。
そもそも1/4ジャスト回転不足って、テクニカルの肉眼で正確に確認できるもの!?
目ん玉の中に計測器でも入ってんのかしら?
この1/4を境目にして、アンダーローテになると基礎点は80%、GOEも明らかにマイナスと、クオーターとはまさに雲泥の差。
ジャッジのさじ加減ひとつで、大きな点差が付いてしまうし、
結局スケーターにとっての公平云々じゃなく、ジャッジの裁量になるわけで、より不公平性を高めるものでしかないような気がするわ。
そもそもISUは2007年の世界フィギュアで、安藤美姫と浅田真央がワンツーフィニッシュしてから、日本を勝たせないために回転不足を厳格化したくせに、
今度は回転不足の緩和だものね。高難度ジャンプを多く跳ぶ選手が圧倒的に有利になる。
フィギュアスケートという競技を良くする為じゃなくて、あくまで勝たせたい国の選手の為のルール改正なんだもんね。
ロシアメディアが早速、2022年の北京五輪のフィギュアスケート審査員国の決定について報道しているわよ。
ロシアとアメリカは男子シングル、日本は女子シングルにジャッジパネルがいません。
※参照:sports.ru
ジャッジ国の構成をメディアが報道すること自体、よく考えてみればおかしな話よね。
本来はどの国のジャッジにも関わらず、公平ならな~んにも問題ないことなのに。
【男子シングル】
イスラエル | イタリア | チェコ | 日本 |
スウェーデン | ベラルーシ | ラトビア | 中国 |
メキシコ | エストニア | フランス | 韓国 |
カナダ |
【女子シングル】
フィンランド | オーストリア | ベルギー | アゼルバイジャン |
オランダ | エストニア | 韓国 | アメリカ |
ロシア | カナダ | チェコ | イギリス |
中国 |
【ペア】
ロシア | 中国 | カナダ | アメリカ |
イタリア | 日本 | オーストリア | ドイツ |
ハンガリー | チェコ | スペイン | イスラエル |
オランダ |
【アイスダンス】
ロシア | アメリカ | カナダ | イタリア |
イギリス | スペイン | ポーランド | 中国 |
リトアニア | フランス | ドイツ | 日本 |
ウクライナ |
※参照:Jeroen A.prins Twitter(ISUレフリー、ジャッジ、コントローラー)
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
オネエ様に同意です!
クオーターってテクニカルはどうやって判断してるんでしょうね?
選手によっては回転足りててもアンダーローテ取られたり、足りなくても取られなかったりしてるのに…
まあ100歩譲ってアンダーローテまではいかないグレーゾーンのジャンプをクオーター判定までは分かります。
そしていくらジャンプの質や降りた後の流れがあったとしても、やっぱりグレーゾーンのジャンプでしょ?
グレーゾーンのジャンプは減点すべきだし、プラス評価とか意味分からないです!
ルール改正で決めた事を守れないテクニカルやジャッジっている意味あるんですかね?
>通りすがり様
通りすがりさん、こんばんは。
クオーター判定、本当に厄介ですよね。なんの為の1/4ジャスト回転不足の判定なのか、、、
プラス加点を付けていますし、結局はグレーゾーンのジャンプでもOKですよということなんでしょうね。
一時は回転不足を厳格化したくせに、この流れは何なんでしょう?
オネエ様こんばんは!
q難しいですね!
世界選手権でも紀平さんが取られた印象でした。
私は詳しくないので、qがついたらとりあえず、加点減点幅が少ない判断だと思ってました。
goeまで考えるからごちゃごちゃするのかと思います。
qの判断したのなら、基礎点そのままで加点も減点も無しにしたほうがスッキリするんじゃ無いのかと思います!
例えば3Aqなら3Aの基礎点8点だけを得る、加点と減点はともにゼロとか?
ジャッジによってはqでも着氷の流れとかが綺麗だから2とか3とかつけそうで、それなら基礎点だけ上げればいいのではと思います。
>ボール様
ボールさん、こんばんは。
元々q判定はGOE-2程度の減点というルールだったんですよね。
でも結局はプラマイゼロな感じで、q判定必要あるのか?と思いますね。
実際にジャッジもGOE加点を付けているケースもあるので、今後ますます曖昧な点になりそうですね。