「フィギュア6種類のジャンプ、どう見分ける?」五輪が近づくにつれて、ジャンプ解説記事がよく出てくるけれど、
我々がジャンプの違いを学んでも、正しいジャッジができていない現実についての疑問を呈した方がよっぽど良いと思うのよね。
さらにGOEの幅を広げたのは、ジャッジのさじ加減の範囲を増やしただけなのでは?
ジャッジの忖度採点への疑問を!フィギュア6種類のジャンプを見分けても?
ジャンプ構成に求められる「バランスの良さ」…ルール改正
フィギュアスケートは、オリンピックが終わるごとにルール改正がある。今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で、選手の実戦数が減ったことなどから一部が撤回(つまり元のまま)になったが、それでも多少の変更はある。主な変更点をまとめた。
<1>男子フリーのジャンプの制限回数が8から7に減った。演技時間が4分30秒から、女子と同じ4分に減ったためだ。
<2>基礎点の変更があり、全体的に点数が下がった。トリプルアクセルは8.50点→8.00点、4回転トウループは10.30点→9.50点といった具合だ。まだ誰も成功者がなく、羽生が挑戦中の4回転アクセルは15.00点から12.50点になった。
<3>出来栄え点の範囲が広がった。平昌オリンピック時は、0を基準としてプラスマイナス各3の7段階評価だった。<2>の基礎点変更と連動してみると、4回転トウループで最高評価を得た場合、旧採点では「基礎点10.3+出来栄え点3.0=13.3点」だが、新採点では「9.50+4.75=14.25点」となり、新ルールのほうが高くなる。同様に、低評価のケースは、新ルールの方が低くなる。つまり、今回の採点方式は、より質の高いジャンプを求め、そうでない場合は厳しく判定するということなのだ。
基礎点が一気に2.50点も下がった4回転アクセルは、最高評価は18.6点→18.75点とあまり変わらない。逆に、最低評価は11.00点→6.25点と大きく下がる。このため、一部では「4回転アクセルの基礎点は低すぎる」という意見があるようだ。
<4>「4分の1回転不足」の概念が導入された。前述したように、半回転足りない回転不足ジャンプは基礎点自体が減らされるのに対して、4分の1の回転不足は基礎点はそのままで、出来栄え点に反映される。
<5>ボーナス点の与え方が変わった。平昌当時は、演技後半のジャンプすべてに基礎点を1.1倍するボーナス点を与えていた。このシステムをうまく使って、アリーナ・ザギトワ(ロシア)はSP、フリーともジャンプをすべて後半に固めるプログラムを構成して金メダルを獲得していた。新ルールでは、SPでは演技後半の最後のひとつ、フリーでは三つのジャンプにしか、1.1倍のボーナス点は与えられない。フィギュアスケートはもともと、「バランスのいいプログラム」が推奨されており、ルール変更で、よりバランスの取れたメリハリのある演技が求められるようになった。
※讀賣新聞オンラインより一部引用
「フィギュア6種類のジャンプ、どう見分ける?」
五輪が近づくにつれて、ジャンプ解説記事が出てくることはひとつの風物詩とも言えるけれど、
我々がジャンプの違いを見分けることを学んでも、ジャッジがその違いを見分けることができずに(見過ごしている?)、正しいジャッジができていないことについての論点に切り替えた方が良いのではないかしら?
「今回の採点方式は、より質の高いジャンプを求め、そうでない場合は厳しく判定する」とISUは出来栄え点の範囲を広げたとしているけれど、
たとえ質の高いジャンプでなくとも、選手によっては「甘い」加点をつけて、さらにジャッジのさじ加減の範囲を広げたに過ぎないのでは?
そしてまだ誰も跳んでいないのに、4Aの基礎点が下がったことについても、疑問しかないのだけど、
【4Aの基礎点とGOE出来栄え】
GOE(出来栄え) | 点数 |
+5 | 18.75 |
+4 | 17.50 |
+3 | 16.25 |
+2 | 15.00 |
+1 | 13.75 |
基礎点 | 12.50 |
‐1 | 11.25 |
‐2 | 10.00 |
-3 | 8.75 |
‐4 | 7.50 |
-5 | 6.25 |
「最低評価は11.00点→6.25点と大きく下がる」というのは、あくまで回転不足なく回り切った場合の話。
ここに回転不足が入れば、基礎点がさらに下がり(10.00点)、最低評価の場合は「5.00」点しか入らないという点にも注意すべき点よね。
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☆合わせてお読み頂きたい
ロシアのフィギュアスケート選手、アンナ・フロロワは足の疲労骨折に見舞われ、シーズン前半を欠場しました。コーチであるセルゲイ・ダビドフ氏が語りました。
「フロロワは足の疲労骨折をしていました。2ヶ月前に診断されました。いつどこで起こったのかさえわかりません。治癒するのに長い時間がかかりました、医者はほぼ2ヶ月間ジャンプを許可しませんでした。しかし、今ではすべてが順調で、ゆっくりとジャンプし始めました。ロシア選手権の準備をする時間があることを願っています」
2019/20シーズンにはユースオリンピックで3位になり、2020/21シーズンにはシズラニのロシアカップで2位になりました。
※参照:SPORT24
ロシア期待のフロロワが、足の疲労骨折が原因でシーズン前半を欠場していたのね。
昨季のシズラニのロシアカップと言えば、シェルバコワに次ぐ2位だったもの。
高難度ジャンプにチャレンジしていく上で、無理をしていなければ良いのだけれど。
それでは、皆様本日もどうか良い1日をお過ごしくださいね。
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おねえさま ご心痛のときにありがとうございます。 本当に 私には こんなにもあからさまな不当採点が黙殺されていることは なんらかの強い権力の介入しか考えられません。 羽生さんの出ない試合は 注目もされずに露出も減少。忖度採点絶好のチャンスであり あちら側からしたら やりやすくなるのではないでしょうか? 背に腹は代えられないので、今は視聴率なんて目的のためにはどうでもいいのでは? そして 日本の二大企業が他国のライバル選手側って? なんだかかなりショックでしたね。 羽生さん企画で、ヘボ採点に左右される勝負を見捨てて 4Aに特化した良心的な フジの編集には、脱帽です。 羽生さんやファン目線で寄り添ってくれている姿勢を感じました。 下品なタイトルで安っぽく悪意満載の編集をたれ流したあの4A解説番組とは 大違いですね。 人が命をかけていることに対しての取り扱いがあれでしたものね。 視聴料をあんなおバカなことに使って欲しくないです。 町田さん発言も 矢面に立つように編集であんな形にされていたのかもです。だって あそこでは羽生さんの貴重な振り返り番組の冒頭に 局押し選手の脚とすり替えるスンゴイことが、許されているわけですから。小松組への対応も超アンフェアーでしたもの。
こういう理不尽なことの一部が 北京五輪に絡んでの中国攻撃に連動するものならば アスリートや関係者になんらかの不当な圧力をかけ勝敗を左右することは 権力の横暴以外のなにものでもなく 同じことをしている と思うのですが。 不正ジャッジ イコール アスリートと観衆への弾圧です。 大義名分を利用した、まさに 弱いものイジメですよね。
そろそろ ジャッジングに軌道修正をしないと フィギュアスケート界は 取り返しがつかないのでは と本当に心配です。
追 この忖度採点についての指摘を どのテレビメディアが真っ先にするのかを期待しつつ 私は見ています。世界には、厳しい国家情勢のなかで命を危険にさらしながらもおかしいことにノーと叫んでいるジャーナリストがいますよね。 私なんかには到底できませんが、恵まれた環境に甘んじ どうでもいいくらい小さなことを なぁなぁまぁまぁと見過ごすうちに だんだんと大きな理不尽につながっていくような気がしてきて…最近なんだか怖くなります。
>リン様
リンさん、おはようございます。
まずは全日本フィギュアの採点に注目したいですよね。