体操の白井健三氏のインタビューの続きが公開に。ロシア女子がなぜ高難度ジャンプを跳ぶことができるのか?
「4回転半は無理だろうなんて言う資格は、誰にもありません。僕は絶対に、羽生選手ならできると思って見ています」という力強いエール。
そして先日放送された「アナザーストーリーズ」が、深夜放送にも関わらず4.3%という高視聴率を記録しているわよ。
採点ジャッジ入れ替えてよ!体操選手にジャンプの出来栄え判定してほしい!
昨日の記事の続きです😊
世界で自分が最初にやる技というのは何が正解なのか分からない中で突き詰めていく難しさがあります。
おこがましいですがお気持ちがわかるからこそ応援したいと思います😌https://t.co/086xS2nA47
— Kenzo shirai (@kenzo8824) January 18, 2022
これは新技『ハニュウ・ジャンプ』
新技を作るというのは、体操では大きな課題となる部分です。技の難度が上がっていくと、「ここから先は普通の人じゃ無理」となる。「普通の人ってなに?」ということ。それを超えていけるかが大事なんです。「普通」の延長では成功しません。羽生選手にとっても、4回転アクセルという大きな壁がある。
羽生選手の4回転アクセルもやはり、新技です。間違い無く「ハニュウ・ジャンプ」と言えます。新しい技を作ってきた身からすると、この4回転アクセルというのは、いままでできていた技に少し足す、という考えだと、回転が間に合わない気がします。なので、体操と同じ考えが使えるかは分かりませんが、左肩を使って、踏み切りと同時に回転のモーションをかけはじめるやり方もあるかな、と。顔の位置も、4回転まではかなり右を意識していますが、4回転半だけは回転方向に先行させるほうが、回転が早くかかると思います。もちろんこれは体操の視点での意見ですが。
「高さ」への比重と「回転」への比重が、人によって違います。ロシアの女子選手は、右足を振り上げませんし、両手も手を前に振り出してない。腕の使い方を見ていると、高さよりも回転のほうに比重を置いた跳び方です。彼女達を見ると、「両手を、下から前に出さなければならない」という概念はなくなります。そうならば、踏み切った瞬間に、開いていた左肩に右肩を追い付かせる、という腕の使い方もアリになってくるのかなと思います。
ロシアのアリョーナ・コストルナヤも、肩の使い方は、そういった移動を行っていますね。3回転ルッツなどは特に、左肩が開いている時間をとって、右肩を追い付かせる跳び方です。もちろん4回転になるとすぐに追い付かないといけないのでタイミングは違いますが、左手に右手が追い付いて回転を起こしています。
空中で手を上げてるってことは、もうセオリーは全く関係ないですよね。とにかく、速く回転できれば良いわけです。
新技をやるには、決断する勇気が必要です。それを背負えるのは羽生選手にしかない力です。技術の進化というのはシンプルなことで、羽生選手は「4回転5種類目までできたなら、なんで次をやらないの」という考えのはず。「4回転半は無理だろう」なんて言う資格は、誰にもありません。僕は絶対に、羽生選手ならできると思って見ています。
※Yahooより一部引用
体操の白井健三氏のインタビュー第二弾。
白井氏はあくまで体操視点と仰っているけれど、ロシア女子のジャンプを細かく研究までしているの凄いなと思ったわ。
まさか白井氏からコス美の名前が出てくるとは!笑
「踏み切った瞬間に、開いていた左肩に右肩を追い付かせる」
回転を重視する為に、肩の使い方を変えてみるという発想を、ロシア女子はすでに体現しているというわけね。
ワリエワにしても、トゥルソワにしても、
今までなぜ高難度のジャンプを両手を上げて、跳びにくくないのだろうか?と疑問に思っていたけれど、全く逆で、とにかく早く回転するための手段だったということ。
内村氏「人は越えられない 羽生君にしか越えられない」。
白井氏「4回転半は無理だろうなんて言う資格は、誰にもありません。僕は絶対に、羽生選手ならできると思って見ています」
体操界のトップを走ってきた選手らからの温かくもあり、力強いエールはきっと羽生結弦の背中を押してくれるはず!
インタビューを通して感じたのは、
ぜひ体操界の方々にジャンプのジャッジ、特にGOE(出来栄え点)の判定をしてくれたらなあと。
彼等なら、踏切り、空中での姿勢、着氷などについても細かくより正確に分析できるのでは?
今のISUジャッジなんて、ただ降りれば加点のオンパレードだもの。
今回ご紹介させて頂いたのは、ほんの一部。ぜひお時間のある時に全文インタビューを読んで見て頂戴ね。
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☆合わせてお読み頂きたい
北京五輪で報道陣の取材拠点になる、メインメディアセンターの様子です。世界の子供たちから集めたイラストが展示されていました。フィギュアスケートの絵は、羽生結弦選手がモデルでしょうか?(諫)#BeijingWinterOlympics #北京五輪 #ショートトラック #フィギュアスケート pic.twitter.com/p0BienvtMG
— 朝日新聞スポーツフォトグラファーズ(北京冬季五輪取材班) (@asahi_photo_sp) January 17, 2022
すでに現地入りしている北京五輪取材班の方々が、メインメディアセンターの様子を紹介してくださってるわね。
これは間違いなくビールマンスピンをしている羽生結弦でしょう!
子供が書いたイラストというから凄いわ。
先日途中までの放送となった
「アナザーストーリーズ
羽生結弦オリンピック連覇」
深夜にも関わらず
何と視聴率4.3%!まだ再放送がどうなるか
私も分かりませんが
インパクトは絶大!数字が全てでは無いですが
数字が出た時は素直にうれしく。
皆さまご視聴感謝致します#アナザーストーリーズ— nobuhide abe 阿部修英 (@noanswerbutq) January 17, 2022
先日、残念ながら途中で中断となってしまった「アナザーストーリーズ」。
深夜でも4.3%の視聴率って異例だわ。ぜひ次の再放送はゴールデンでもいいわよね。
それでは皆様、本日もどうか良い一日をお過ごしくださいね。
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愛のオネエサロン
オネェさまおはようございます。
白井くんのインタ(1)(2)読ませていただきましたが、その分析能力、文章化能力に驚愕ですね。なるほどトップアスリートとはこういうものなのね、と感心しました。
>meiling様
meilingさん、こんにちは!
白井氏のインタでの分析、そしてそれを言葉にして伝える力、本当に素晴らしいですね。
ぜひISUジャッジの代わりに、ジャンプ判定をしてもらいたいぐらいです。
凄いですよね。内村さんも白井さんも。白井さんの分析力 表現力凄いわ。フィギュアの解説もできるのでは? 心から羽生さんの4A挑戦を応援したいという思いを感じて胸が熱くなりました。 本当は もっと前に伝わっていたはずですよね? いや多分 羽生さんは、以前体操も研究しているとおっしゃっていましたから。 でも 直前で軸に関して修正を加えてしまうと 他のジャンプまで影響がでてしまわないか心配です。 素晴らしいアドバイスですが、このタイミングでからの導入は間に合わないのでは。 今回はヒントにして微妙にアレンジ? 4Aといえども 全体的な演技の中の 一要素ですから。 記事を上げた記者の方は、もっと早く内容を本人には伝えていますよね。 一ファンとしては、別に北京を最後にしなくても世界選手権も 次のシーズンもあるので 焦ってほしくないですね。 コロナ終息にプーシャワー とか またやりたいし! でも 御本人は早く達成したいのかな? JOCの仕打ちも あからさまに酷いし…。よくたえていますよね 本当に。
マスコミやメディアが、言う通りにしなくなったから?自分で下げるしか無かった ということかな? で、しっかり 大元が、ばれちゃいましたね。 日中友好記念EXスルーも その一つにみえますよね。誰が考えても 羽生さんほど相応しい選手はいませんけどね。不自然すぎて。
JOCのやり口と羽生さんへの処遇が くっきりと今回の公式の件で曝された五輪前。というわけですね。
おっしゃる通り ジャッジには、体操界のスペシャリストが絶対にいいですよね。今は、白を黒と命令どおりに言えることが、ジャッジの資格に見えてますからね。
>リン様
リンさん、こんにちは。
白井氏は体操としても見方だけでなく、羽生結弦を始め、
ロシア女子選手らのジャンプを細かく研究している点が凄いなと感じました!
オネエ様 おはようございます。
YouTubeの織田信成の「滑るけどスベらない”チャンネル」で「GPSカナダ戦の見どころや注目選手を語りました!」の中で織田さん自身が、実際に両手を上げてジャンプした時の体験談の解説があります。
織田さん曰く、手を体の前で組むより両手を上げたほうが、肩の位置がかなり捻った状態で入ってくるから、そのぶん体が回りやすいそうです。
それと両手を上げるほうが、空中で真っ直ぐを意識できて回転軸が取りやすいそうです。その反面、空中で手を掴む時に手の位置がズレると回転軸も乱れるとコメントしていました。
と言うことは、肩甲骨周りが固い人・手が短い人・男子で肩周りに筋肉が付いている人には、両手を上げて跳ぶのは向いていないと素人ながら思ってしまいます。
織田さんのトークは、お笑い芸人風ですが、元フィギュアの選手なので説得力はありますね。
>ペドロ様
ペドロさん、こんにちは。
織田氏のジャンプ回転についての解説詳しく教えてくださり、ありがとうございます。
早速見てきました、なるほど納得です。
両手を上げた方が向いている選手、そうでない選手の特徴が見えてきますよね。