米国の元スケーターが、4回転ジャンプ偏重の採点システムに対して苦言を呈していると。ロシア女子への批判ばかりだけど、
むしろ米国偏重な目線の記事という印象なのよね。更にはプレロテについても取り上げているけれど、日本メディアは触れず。
そしてISUが2022年世界選手権のお気に入りの瞬間は?と再び投票を始めているわよ。
米国スケーターの批判も矛盾?ジャンプ偏重採点ルールに苦言を呈しているが
米国の元スケーターが4回転ジャンプ偏重の採点システム改善を提言「悪夢になる」=米紙報道
米スタンフォード大学で東アジア研究を専門とする元フィギュアスケート選手のナンシー・ハミルトン氏が、国際スケート連盟が規定する現行のフィギュアスケートの採点システムを批判し、4回転ジャンプを重視せず芸術性をより高く評価するよう提言した。
米紙「スタンフォードデーリー」はハミルトン氏のコラムを掲載。現在の採点システムでジャンプばかりが高得点を獲得し、特に女子のロシア勢で身体的負担が顕著になっていることを危惧した。
「健康な女性の身体の限界を超えて、このスポーツの技術的内容を向上させ続けるための執拗さを推進しているのは何か? 答えは採点システムにある。芸術的なスコアに比べて、技術的なスコアを大幅に偏重するシステムが生まれた」と〝ジャンプ大会〟と化している現状に疑問を呈した。
その一例として「10代の選手で成功したエテリ(・トゥトベリーゼ)の実績では、スケーターが燃え尽きるか、20歳までに衰弱したというデータが散らばっている。残忍なトレーニングメニューと制限された食事は思春期を妨げ、体をしなやかで空力的に保つ。不十分なジャンプ技術で無理して跳ぶことが、彼女のスケーターの多くを衰弱させている」と厳しく分析した。
選手を守るためにもジャンプ偏向主義の採点を止めるよう提言。「現在構成点と呼ばれている芸術性の審査に、大幅な改革が必要だ。構成点はスケートの質を評価する」と芸術性をより重視するよう主張。そして「ISU(国際スケート連盟)はそれに対処する必要がある。そうしないと、この女子五輪競技は暗黒世界のような結末が繰り返され、悪夢になるリスクがある」と強く訴えた。
フィギュア界のジャンプ偏重主義が変わるのか。一石を投じることになりそうだ。
※東スポより一部引用
米国の元スケーターが「4回転ジャンプ偏重の採点システム改善を提言」という見出しを見て、思わずええっ!?と目を疑ったわ。
元記事の米紙「スタンフォードデーリー」にあるハミルトン氏のコラム全文を読んでみると、(だらだらと長ったらしいけど)
もしろ米国偏重な目線の記事という印象なのよね。
確かにISUのジャンプ偏重システム、そしてエテリの指導法についての指摘は間違っていない。
でも、自国のジャンプだけが目立つ男子選手には、一切触れていないのはどうして!?
さらにアリサ・リウが怪我と成長期でクワドジャンプを失ったとしているけれど、
彼女をロシア女子と対抗させる為に育てようとしたのが米国スケート連盟なのでは!?
あたしはリウはクワドがなくとも、細やかなスケーティング技術や表現力で魅せることのできる素晴らしいスケーターだと思っているわ。
それを高難度ジャンプ跳べ!跳べ!と持ち上げたのが米スケ連でしょう。
ジェイ子やテネルなど、高難度のジャンプがなくとも、技術と芸術性のバランスが取れた選手が米国にはいるのに。
「坂本花織の輝き、樋口若葉の非の打ち所のない音楽性、マライア・ベルの気品ある輝き」
ハミルトン氏の記事ではやたらとマライアをベタ褒めしているけれど、それは自国選手なので当然のこととして、
坂本花織や樋口新葉に対しての称賛が、どうも不自然と感じずにはいられないのよね。
世界フィギュアの時にワグナーやリッポン姐が日本選手をベタ褒めしていた時にも感じたのだけど、
ロシアに対する批判する為に、彼女らの名前を出しているに過ぎないのでは!?
そして、
プレローテーション(離陸前に上体をひねって回転速度を出すこと)を利用したジャンプ技術の低さが、多くの選手を衰弱させた。
東スポが取り上げなかった元記事のこの部分を大々的に取り上げてほしかったわ。
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ISUがまた懲りずに投票を始めたので、実際にページを進んでいってみても、
投票結果の発表についての説明は、一切どこにも触れておらず。
またISUからの配信メールも☑から外さないと、定期的に送られてくるので注意が必要よ。
世界フィギュアでの各種目のチャンピオンに、ウクライナの選手の中(一括りに)から1名(組)を選ぶ方式。
控えめに小さな文字の注意書きで、
「ハイレベルな戦いが繰り広げられた素晴らしいイベントでしたので、すべての瞬間を選び出すことはできませんでした」との説明が。
すっかりISUアワードで選手への投票が癖付いてしまっていない?というよりも、アワードの予行演習かしら?と勘ぐってしまう。
競技種目が違う選手達をいちいち比べる理由もないわよ。
ましてや、世界フィギュアでウクライナの選手達が祖国への思いは、他の何とも比較するべきではないし。
ビデオカメラのプレゼント企画する暇あるのなら、キャノンさんにお願いしてジャッジ判定のカメラ台数を1台でも多く増やしなさいよね!
それでは皆様、本日もどうか良い一日をお過ごしくださいね。
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仰るとおり、プレロテこそ大いに取り上げていただきたかったです。あれはどう見ても早々に体を痛めます。
しかしながらそうしなければ多くの選手が多回転に挑めない…。もちろん見事な4回転を披露する選手は昔からいましたが、限られますね。
どうやらプレロテが業界的に表立って批判できないようなので、私は最近、4回転に慎重な人たちはむしろ良心を持っているのではないかと思えてきました。大げさかもしれませんが。
>rago様
タラソワは日本女子をクワドなしでと非難しますけど、プレロテではない技術で、クワドを回り切ることができないので、入れてこないのでは?とも思ってしまいます。
オネエさま、おはようございます。
問題は「ジャンプ重視」ルールというより、
【正しい技術で跳ぶ正しいジャンプが正当に評価されない現行のジャッジングシステム】
では?
(この場合、「正しいジャンプ」とは、
「離氷前のプレロテなし、エッジエラーなし、空中での軸は真っ直ぐ、回転数足りてる、着氷時の足問題なし、次の演技にスムーズに繋げる、ジャンプ前の助走の有無も重要、などの条件を満たしたジャンプ」です。
コレを正しいジャンプと定義し、難しいジャンプを正確に跳んだ選手に高得点を与えるジャッジングシステムを構築してほしい、、という話です)
「正しい技術で跳ぶジャンプが正確にジャッジされ、正当な評価を与えられる」のが通常運転の体制になれば、選手たちが4回転を複数回跳ぶのは難しくなり、正しい技術で音楽と融合して滑る選手が評価されるフィギュア界のREFORMに一歩前進できる、、と思うんですけど。
どうでしょうか??
実現したとすると、4回転を跳ぶ人が激減する状態になってしまうんでしょうか?
私個人の願望を述べすぎました。。
>チェリー様
チェリーさん、こんにちは!
まさしく仰られる通りだと思います。正しいジャンプをジャッジが正当に評価すれば、クワドを跳ぶ選手が激減するでしょうね。一時期は回転不足にも厳しく、女子では3-3コンボを外して来るケースがあったのに、いまはその真逆ですからね。
オネエさま 多回転は丁度昨夜考えてました。
チェリーさまもコメントされたように、正しいジャッジによるジャンプならプログラムに入れる限界は本来ありますよね。
特に女子は日々の練習から負担を抱え、スケートの4回転は身体的に良くないんじゃないか?と思う派なので、踏切りを厳格化(スポーツだから)するISUの判断次第ですね。
(トゥルは身体的に飛び抜けて強いのかと)
昨夜は17年のヘルシンキを観ていたんですが、羽生くんの感動至高のホプレガ、最後の3lzが格別美しく感じられましたね〜♡
男子はこの時も凄かったですね、若きネイサン6クワドw 多クワドの象徴的な試合だったかなと感じてました。
やはりアクセルが苦手な選手は今も苦手なままですし、基本に忠実にジャンプ構成を組み、スケーティングを磨き、何を表現するかの実力をつけていくのが真っ当な気がします。
コス姐みたく心が満たされる表現力もスケーティングありきですから、女子は3-3でセカンド高くするとか、ルッツループのコンボとか出来たら3Aみたいな?
曲を表現出来る見応えのあるのがいいな!
アリサも昨季までは4でドタバタしてたけど、ワールドのジプシーとか広場で踊るジプシー感があってよかったです。
レヴィト嬢がデビューすると米スケ連の言い分も又変わるんでしょうね‥‥
オネエさま、おはようございます。
ジャッジが毎回正しく判断されることを強く望みます。そして、そのためには審判員の教育も強化してほしいです!もし、裏での様々な取り引きや個人的なあまりにもおかしなジャッジがされた場合は厳しいペナルティをお願いしたい。
これまでは、それが余りにも甘々で、除外された審判員もすぐにまた戻ってきて、普通にジャッジされています。これからは、そういったあからさまにおかしいジャッジをした審判員は、永久除外してほしいです!それができないなら、技術審査はAIで、表現審査は人間で審査すればいいと思います。
>アップル様
アップルさん、こんにちは。
ジャッジの教育、ここが一番の課題だと思います。
主観や、様々な取引などが入ってしまう場合には厳重なペナルティーをしてこなかったので、
今のおかしな採点の要因にもなっていると。AI導入進めてほしいですね。