羽生結弦独占インタビュー全3回のラストがついに公開されたわね。これまでにした決断で一番大きかったものとは?
数々の苦しかったこと、北京五輪公式で過去のプログラムを滑った理由。そしてこれからの夢や目標について。
インタビュー部分を全文書き起こししたので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
ーこれまでにした決断で一番大きなものは?
中学校1年生の時に、自分がスケートを辞めたいとかじゃなくて、周りにもうやらなくていいよって言われたことがあって、初めてそれを言われた時に、僕小学生の前からやっぱりやっているので、スケートなくなっちゃったらどうなるんだろう?ってすごく思って。
なんか、もちろんスケートが好きなことは好きだけですけど、好きとかそういうもの以前に、その自分のなんかやってきたものが全てなくなってしまうって怖くなって、どうしたらいいんだろう?って、訳分からなくなったことが1回あったんですね。その時に、なんか本当に土下座しながら「お願いします、やりたいです」と言ったのが、自分の中では一番大きな選択だったかなと思います。
あのまま僕がスケートをやめてて、なんてことのない生活を送ってたら、こんなにたくさんの方々に応援して頂くこともなかったですし、それが確かに重たいなって思うことはなくはないんですけど、それのおかげで、人間としてもいろんな景色を見させて頂いて、いろんなことを経験させて頂いて、勉強できているなって思うので、実際に人生が豊かになっていると思うので。その時にスケートをやめなくてよかったなって思っています。
なんか、僕苦しかった時期がかなり色々あって、一番最初が、小学校4年生の時に初めて全日本ノービスで優勝して、その次の次の月くらいにリンクがなくなってしまうんですよ。
その後に違うリンクで練習することになるんですけど、全然上手くなれなくて。で、同期に抜かれて、なんかそこで停滞してしまったんですね。それが苦しかった時期1つ目。
せっかく上手くなって「やった!全日本で優勝できた」って思えているのに、そこで何もなくなってしまったのが一番辛くて。
その次が、その後全日本ノービスで3位になって、リンク移ってちょっと上手くなって「もうスケートをやる必要ない」って言われてしまった時に、苦しくて、そこで何とか這いつくばってやったっていうのがもう1つと、
あとは震災の時ですかね。 やっぱり色々辛い時期はいっぱいあったんですけど、でも辛い時期があって、毎回毎回スケートの意味をいろいろ考えながらこうやって生活して、スケートを選んで来られたからこそ今の自分があると思いますし、これから先もまた進んでいくにあたって、きっと色々な経験をしながら、また人生が豊かになっていくのかなって思います。
ー北京五輪の公開練習で過去のプログラムを滑った理由は?あの時点で先のことを考えていたのでは?
まあ考えてなくはないです、正直。ただあの時にいちばん真っ先に過去のプログラムを全部やりたいと思ったのは、やっぱあそこにいて下さるメディアの方々へっていうのが、すごく正直大きくて。
僕の練習を選んでくださって、報道して下さるっていうありがたさが、なんかあまりにも自分の中で感動してしまって、こんなにも自分を必要として下さるんだって。結果を取れなかった自分が、夢を叶えきれなかった自分が、こんなにも皆さんに必要とされるんだって思った時に、全部を見せて皆さんに恩返ししたいなと思ってやらせて頂きました。
ーこの先へ向けての夢や目標は?
とにかく4回転半を成功させられるようにしたいっていうのと、あとは、今まで練習してきたこととか、努力してきたこととか色々ありますけど、なんか、全部、全部皆さんに見せられたらいいなって思っています。 その機会がどうなるのか分からないですけど、やっぱり羽生結弦の演技たちってやっぱいいなって、見る価値あったなって思ってもらえるように、さらに努力することが今の目標であり夢ですね、はい。
中学校1年生の時に、自分がスケートを辞めたいとかじゃなくて、周りにもうやらなくていいよって言われたことがあって、
本当に土下座しながら「お願いします、やりたいです」と言ったのが、自分の中では一番大きな選択。
土下座をしてまでフィギュアを続けたいです!と言ったことがあるなんて、初めて知ったエピソードだったので衝撃的だったわ。
そこまで彼を掻き立てるフィギュアへの熱い想いを感じずにはいられない。
一番大きな選択があって、でも辞めずに、そして辛い経験が数えきれないほどあったけれど、こうしていま続けてくれていることに、
本当にありがとう!と感謝の気持ちしかないわ。
僕の練習を選んでくださって、報道して下さるっていうありがたさが、なんかあまりにも自分の中で感動してしまって、こんなにも自分を必要として下さるんだって。
北京五輪で過去のプログラムを滑った理由は、自分を必要としてくれているメディアへの感謝の気持ちがあったとは、、、
彼のこんなにも真摯に向き合っているのに、日刊スポーツのやったことを思うと、本当に木下にはどのツラ下げてと言いたいわ。
やっぱり羽生結弦の演技たちってやっぱいいなって、見る価値あったなって思ってもらえるように、さらに努力することが今の目標であり夢です
あたしがこのインタビューで、最後に一番印象的だったのが、羽生結弦は自分のプログラムの数々を本当に大切にしているんだなということ。
「羽生結弦の演技たち」。たしか以前にもプログラムを「この子達」って言っていたわよね。
まるで親友であり、かけがえのない大切な宝物のように、愛情を込めているのがすごく伝わってきて涙。
早くアイスショーでたくさんの「演技たち」を見たいわ!
今週末CSテレ朝チャンネル2では、羽生結弦関連の番組が目白押しよ。
後半ではもう一度放送スケジュールを確認しておきましょう。
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このあと午前11時からは、ファンタジーオンアイス2022の舞台裏SPが始まるわね。
最後に、羽生結弦公式YouTubeチャンネルが開設から1ヶ月で、登録者71万人突破したわよ!
日々忙しく過ごしているでしょうけれど、次の更新はまだか?と毎日チャンネルを開いているあたし、、、。
どうか皆様、素敵な週末をお過ごしくださいまし。
☆合わせてお読み頂きたい
まさかのカムバックが!羽生結弦といつかアイスショーで共演してほしい - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエさん、こんにちは!
昨日のテレ東動画良かったですよね(・∀・)ウンウン
時間的にテレビ局インタの一番初めだったんじゃないかと思いますがリラックスしていて
素直に心のままに話されていた感じがしました。
ソチ、平昌と金だったためマスコミに囲まれてきた羽生さんは今回の北京ではメダリストの方にメディアが付くのだろうと思っていたのかもしれません。羽生さんはあのサブリンクの空気がとても温かく感じたのですね。テレビからでもそれが私たちにもしっかり伝わってきていました。
決意表明会見前のクズ日刊から始まりずっと頭に血が上ることが多かったけれど、やっとこのインタを見て落ち着いてきました。
これから羽生さんは北京の金メダル以上のものを受け取り続けるのでしょう。