過去最大の反響で炎上も覚悟した！羽生結弦TV生出演までの舞台裏とは？

羽生結弦が生出演したNHK仙台「てれまさ」。番組本番へ向けての制作側の全力投球が伺えるアナウンサーによるエピローグ。

担当者会議や入念なリハーサルを繰り返し、過去最大の反響に炎上するのも覚悟をしながら挑んだ生出演の舞台裏とは？

そして本日は「プロローグ舞台裏特別版」が、CSテレ朝チャンネル1にて放送なのでお見逃しなくよ。

過去最大の反響で炎上も覚悟した！羽生結弦TV生出演までの舞台裏とは？

#てれまさ #NHK仙台#羽生結弦 さん出演回

番組ＭＣ#岩野吉樹 アナウンサーによる
エピローグです
本番直前の秘話も

本編のプレーバック３回シリーズ
インタビュー記事やｼｮｰﾄ動画を掲載#知っトク東北 でお楽しみください👇https://t.co/045Z3Lt9B7 pic.twitter.com/IPR2qGm3zv

— てれまさ (@nhk_tohoku_news) April 27, 2023

「羽生結弦さんが番組に出てくれるかもしれない！」

何から準備したらいいか全くわかりませんでしたが、「どんなことをお話しいただきたいか」私と岩間キャスター、藤原キャスターを中心に考え始めました。でも、相手は世界的なスター。全国的にメディアに多く出ている。ここでしか聞けないお話って何…？考えれば考えるほど、よくわからなくなっていきました。

3月下旬には担当者会議を2回開き、「番組全体に出てもらいたい」「視聴者からも質問を募集」ということや、出演1週間前に質問募集を始めることを決めました。

そして迎えた4月7日。告知を始めると…。なんと当日の番組終了までに数百件。翌日には1500件、さらに1日経つと3000件…と、私が予想した数十倍のペースで質問が集まりました。

叫びました。

「な、なんじゃこりゃぁ！！！！」

結局、締め切りまでに、9614通というものすごい数の質問やメッセージが。まさに老若男女問わず。宮城県外からはもちろん、海外からも相当数の声が届きました。慣れない日本語で必死につづってくれたんだろうなと思しきものもありました。

私の知る限り、NHK仙台では過去最大の反応です。反響の大きさに喜ぶとともにプレッシャーも…。「これは、下手なことをしたら炎上するかも…」という不安も心の中に生まれました。そうした反応と期待の大きさを目の当たりにした私たちは、次の会議でこう決めました。

「いただいた思いをそのまま羽生さんに届けたい。質問を中心軸に据えて、番組全体を構成する」「全国放送ではできない、この番組でしか見られない羽生さんの姿を届ける」

『ゆづっぺぇ』のアイデアも「ここでしか見られない羽生さんを」という思いから生まれました。

私たちは、前日、当日と入念にリハーサルを重ねました。どこに座っていただくか。表情や姿を余すことなくカメラで追えるか。その姿は“映えるか”。一挙一動、逃すことのないよう、動きやカメラのサイズ、ライトの具合など。細かく確認していきました。そのたびに熱量が増し、気が付いたら、羽生さんの登場する場所に、今まで見たことないライトが立てられていました。

すべてのスタッフが「いまできる最高のものを」と、日を追うごとに、いえ1分1秒の時間を追うごとに、気持ちが高まっていったのです。

私と岩間さんはというと、寄せられた質問を生かしてどうしたら実際に羽生さんとのトークを組み立てられるか、ずっとシミュレーションを重ねていました。

皆さんからいただいた質問は本当に「いま聞きたい」というものが多く、1問でも多く尋ねたい。どうしたらそれがかなえられるか。この1年の羽生さん関連の記事もできるだけ見て頭を整理しました。羽生さんが発信している動画も視聴しました。

競技のTV中継ではありえないカメラ配置、氷を削る音さえも作品の1つかと思うほどの表現、そしてご自分のつらい映像も使った動画も（見ていて自然と涙が溢れました）。「羽生さんの本気は、やはりスケートの中に表れている」。そう確信しました。

さあ、覚悟は決まった。あとは気持ちよくお迎えしよう。そう思って迎えた当日の本番直前、スタジオに到着された羽生さんにご挨拶したとき、羽生さんからこんな声をかけてくださいました。

「岩野さん、きょうの番組で一番大事にしたいことってなんですか？」

ゲストの側からそんな質問をされたのは初めてでした。一瞬、間があって、私は答えました。

「2つあります。1つは1問でも多く皆さんからの質問にお応えいただきたいこと。もう1つは、羽生さんご自身が『楽しかった』と思える番組であること。それだけです」

そう答えると、「すべてわかったよ」と言うかのように、羽生さんは微笑みました。そして、「よろしくお願いしまーす」の声と共に控室に向かいました。すべてのスタッフに深々と一礼をされて。

本番中は、夢のような時間でした。いつの間にか、「寄せられた質問を1問でも多くぶつけたい」私たちと、「1問でも多く答えさせて」という羽生さんによる、真剣なラリーが展開しているような感覚も覚えています。

「下手をしたら炎上するかも…」という恐怖は、いつの間にか消えていました。もっと話していたい。生放送中であるという意識も薄れていたような気がします。

今回の番組が成り立ったのは、たくさんの質問を寄せてくださった皆さんと、私たちの思いに100％以上の協力で応じてくださった羽生さんのおかげです。本当にありがとうございました。またのお越しを、スタッフ一同、やっぺぇも、お待ちしております！

※知っトク東北より一部引用

羽生結弦がTV生出演するまでのNHK仙台の制作やキャスターの方々の入念な準備。

会議やリハーサルを繰り返し、羽生結弦に関する記事や動画を見て、9,614通すべてに目を通したんじゃないかしら？

キャスターのただ質問を読み上げるだけでなく、ひとつの質問から関連する別の質問がテンポよく出てくる。

番組への大きな期待に応えたいという思い、ファンの今の思いをしっかりと羽生結弦に伝えるんだという強い気持ちを感じたわ。

印象的だったのが「きょうの番組で一番大事にしたいことってなんですか？」という羽生結弦のキャスターへの問いかけ。

岩野氏らがしっかりとこの日の為に積み上げてきた準備があったからこそ、羽生結弦もそれに応えたのだと。

そして結果、神番組が生まれて我々に最高のものを届けてくれたことに感謝したいわ。

きょうの #スポまさ でも
お伝えしましたが、#羽生結弦 さんに #てれまさ に
ご出演していただいた際の
インタビューや裏話の記事、
ハイライト動画などは#NHK仙台 のブログ
「#知っトク東北」に掲載中！

週末の、お時間ある時にでも
ご覧ください👇https://t.co/L9KHsOL9Pl
他の記事も満載です！ pic.twitter.com/gYZ5zU9UG5

— てれまさ (@nhk_tohoku_news) April 28, 2023

このGWにまた「てれまさ」を振り返りながら、次回また出演してくれることを期待したいわよね。

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プロローグ舞台裏映像付きの特別版、本当に楽しみだわ。

思い返せば、プロローグで単独初アイスショーから始まり、GIFT東京ドーム公演の大成功、nottestellataへと繋がっていくのよね。

SOI、そして来月から始まるFaOIへの出演もあるけれど、やはり気になるのは次の「単独アイスショー」。

それでは皆様、どうか素敵なGWをお過ごしくださいね。

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