皆様、おはようございます。
全米選手権を来週に控えて、今月6日に米フィギュア専門誌「IFSマガジン」がネイサン・チェンに電話インタビューを行い、
4アクセルや全日本フィギュアでの羽生結弦の演技に対して言及していたので、一部ご紹介するわね。
そして日本スケート連盟の羽生結弦バイオグラフィーに、「2020全日本フィギュアスケート選手権大会 優勝」という輝かしい歴史が加わったわよ!
ネイサン「ユヅルとの競争は特別な感情と経験を生みます」
全米選手権へのトレーニングと準備は?
順調に進んでいます。トレーニングは、競技間の時間が常に非常に短く、基本的な作業に集中する時間があまりない通常のシーズンとは異なります。そのため、少し休憩して集中することができるのは素晴らしいことです。ファイナルが行われていないことに失望していますが、ナショナルで戦う機会があることに興奮しています。
4アクセルを練習していますか?
いいえ、これらの大きなジャンプには、リスクが常に伴うので、練習するかはシーズンの時期によります。もっと時間があった夏の間…もちろん、怪我はいつも問題ですが、何かが起こった場合、私は回復するためのより多くの時間があります。現時点では、それが最も賢明なことではないと思います。本当のところ、私は4Aが本当に必要だとは思わないです。
ポイントシステムに基づくと、3Aよりもポイントの価値が上がることはそれほど多くないです。他のクワッドの値に基づくと、4Aに完全に焦点を当てるべきではないと思います。誰かがそれを行うことができれば、それは本当にクールだし、そして願わくば近い将来それを見たいとも思う。そうすれば私たちは何か新しいことを目指して努力します。
全日本フィギュアで羽生結弦の演技をを見ましたか?どう思いましたか?
はい、もちろん。私は感銘を受けました。彼は一人でトレーニングをしていて、どんなに難しいことだったでしょう。試合で良い状態を維持できることはとてもすごいです。彼はとても強く見えました。ユヅルやショウマがスケートをしているのを見ることができたのは、素晴らしいひと時でした。彼らがライブでスケートをするのを見ることができて久しぶりだったから、見れて良かったです。
どの大会になるかわからないけれど、再び同じ大会で競争し合える日を楽しみにしています。いつも言っているように、ユヅルとの競争はとても特別な感情と経験を生みます。私はそれが大好きで、いつも楽しみにしています。
※参照:IFS Magazine
ネイサンの「ユヅルとの競争はとても特別な感情と経験を生みます」という言葉。
以前もインタビューで、「彼と競い合って来られたのは最高の経験。この関係は今後も続いていきますし、切磋琢磨できることに感謝しています」
と述べていたわ。
お互いが切磋琢磨し、より良いものを生み出すことは本当に素晴らしいと思うし、かけがえのない経験になるわよね。
同じ時代に競い合い、ライバルと呼べる選手がいることは、より成長できる大きなチャンスでもあるもの。
そして同じスケーターとして、コーチ不在がどれほど難しく大変かということを知っているからこそ、その「強さ」にも称賛できるのよね。
4アクセルについての部分で、そもそもネイサンと羽生結弦とでは考え方、そして捉え方が違うのだと思ったわ。
ネイサンは、現行ルールでのポイントシステムにおいては、他のジャンプと比較した時に、
4Aがそれほど高いポイントを獲得できるわけではないし、怪我のリスクも伴うので本当に必要だとは思わないと断言しているわよね。
あくまで、現ルールの中で高ポイントが取れるか、そうでないなら必要ないといったことに重点を置いている。
一方、羽生結弦の4Aで思い出すのが昨季のファイナルでのインタビューの言葉なのよ。
「ジャンプに集中して、全部GOEをちゃんと稼げるようにした方が、点数的にはおいしいのかもしれないです。やっぱ、うん、それじゃ僕の中でスケートをやる意味になれないんですよね。なんか、前のインタビューっていうか、終わった後の囲みの時でも、ジャンプ大会じゃないんでって言ったんですけど、今回の自分の演技は完全に一生懸命なだけ。
ただただひたすらジャンプ大会みたいな感じが自分の中で、自分の中ではすごくあって。もちろん、それに対してやっぱりみなさんが見てくれる時に、いろんな背景があるから、それに対してやっぱ感動したって言ってくださる方もいらっしゃりましたし、それに対して応援してくださった方もすごいいらしゃったと思います。そこに応援の気持ちが入っていたからこそ、最後のポーズまで何とか絞りきった上で、やっぱり、それが良かったって、それが作品だったっていう風に言ってもらえるようなものだったとも思うんです、自分の中で。
ただ、競技としてどうなのって話になった時にやっぱり、それはフィギュアスケートじゃなくてもできちゃうじゃんっていう気持ちはあるんですよね。だから、やっぱり自分にとっては、4回転アクセル、4回転半っていうのは、やっぱり王様のジャンプだと思いますし、それをやった上で、ジャンプだけじゃなくて、スケーターとして、フィギュアスケーターとして完成させられるものにしたいって気持ちは強いです」
4Aを、ジャンプをスコア大前提として捉えていないのよね。
4Aは羽生結弦にとって、王様のジャンプ。その上でトータルパッケージとして、スケーターとしての完成形を目指すところに最終目標を置いている。
それぞれスタンスは違うけれど、どちらが正しいとかそうでないということではない。
もちろん勝つためにはスコアを重視し効率的に行うことも大切だし、
スコアよりも、心にダイレクトに響き、いつまでも人々の心に残り続けるような演技を魅せることも然り。
本来であれば、こういう演技こそが高い評価を受けるべきなのだけど。
今のISUルールのスコア方式はあまりに細分化されていて、特に女子シングルにおいては、どの選手もより高いポイントを獲得する為に、演技全体が詰め込みすぎて、見ていて慌ただしく感じてしまう部分が大きいのよ。
なんでも両手を上げてジャンプをすればいいっていう習慣は、旧採点方式の時にはほとんど見られなかったわ。
みどりが両手を下したままダブルジャンプした時には、ド肝を抜かれたけれどね笑
ポイントばかり狙っていくと、選手本来の個性が逆に霞んでしまうような気がして。だからロシアの若い選手達の演技は皆同じに見えてしまうのよ。
来週から始まる全米選手権。
全米ジャッジはロシア選手権に負けじと、恐ろしいほどのスコアを出してくるかもしれないわね笑
【全米選手権スケジュール】
1月15日(水)
11:12~13:50 女子ショート
1月16日(木)
09:52~12:52 女子フリー
1月17日(金)
05:11~07:50 男子ショート
1月18日(土)
04:51~07:52 男子フリー
※日本時間
採点は気になるところだけど、それ以前に、
無観客試合でバブルシステムを再び取り入れるところは、とても評価すべき点だと強く思うわ。
有観客にこだわり、発熱スルーしたりした、ロシアや日本のスケ連も、選手の安全を第一に考えているアメリカのスケ連を見習うべきよ。
男子はネイサンとジョウ。女子ではマライアとテネルのGOEや演技構成点のジャッジの差にも注目したいわ。
そしてアリサ・リウのジャンプをどう評価するのかにも。
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☆合わせてお読み頂きたい☆
日本スケート連盟の羽生結弦バイオグラフィーに輝かしい歴史がまたひとつ!
※出典:日本スケート連盟公式
日本スケート連盟の羽生結弦バイオグラフィーに、
「2020全日本フィギュアスケート選手権大会 優勝」という輝かしい歴史がまたひとつ加わったわよ!
本当におめでとう!
時事ドットコムでは、2008年~2020年までの羽生結弦の戦績と活躍ぶりを年表にまとめているわよ。
フィギュアスケート、日本男子のエース羽生結弦選手の戦績と活躍ぶりを振り返った【年表 羽生結弦】。5年ぶりの優勝を果たした昨年12月の全日本選手権までの戦いを入れ、更新しました。
#羽生結弦
#Yuzuru Hanyu
#フィギュアスケートhttps://t.co/W7BzPMNVGS pic.twitter.com/zHoHlQVdxO— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 7, 2021
年表で表していても、決して一言では表しきれない数々のドラマと感動はそこにはあって、
いつか彼のスケーターとしての歴史を振り返った時に、それは莫大な時間になりそう。
まだこれからこの年表に加わっていくであろう、輝かしい歴史のひとつひとつを大切にしながら、
彼の現役競技人生を見守っていきたいわ。
それでは、皆様どうか本日も良い一日を。
最後までお読み頂きありがとうございます。
もし共感して頂けることや、応援してくださるお気持ちを
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愛のオネエサロン
スケーターの持ち味も、その演技を見る人達の感じ方も一人一人違い十人十色です。優劣をつけるのは本当に難しい。
ただ、本来フィギュアスケートは得点ではなく演技内容で競うものだと個人的には思います。今の採点方式では、まず点数有りきになりがちで、それが一番の問題ではないのでしょうか。
>miyu様
miyuさん、こんにちは。
仰られる通りだと思います。選手の演技、またそれを見て感じる側も十人十色。
だからこそ、なんでもかんでもスコアにしてしまおうということ自体に無理がありますよね。
いっそのこと同じ条件の構成で滑ればと思ったこともありますが、そうなると個性がってなりますから、
本当に難しい競技ですよね。
オネエさま
いつも新着情報に、オネエさまの愛に溢れた解釈をつけてupしてくださり、ありがとうございます。
ネイサンも頭良いから、下手な事言わずに本年を言ってくれますね。
そもそも、語り尽くされた事ですが4Aの基礎点が低すぎますから、既にルッツもフリップも会得して安定感も持ってるネイサンには魅力ないのでしょうね。
価値観は、人それぞれ違いますもの。
羽生くんはアクセルは王様のジャンプと言って4Aをプログラムとして飛ぶ事を目標としていますから。
今回の天と地と で、ルッツもフリップも失くしたのは曲に合わせるためかと思ってます。トゥ系でなくエッジ系のほうが曲に合ってるのかなと。
それ位、羽生くんはプログラムの流れを重視しているのでしょうか。
採点やマスコミがジャンプに偏るのは悲しいです。
その上、GOEはもやもや残る付け方出来てしまうので見る側の感動と順位は、不一致をおこしてしまうし。
羽生くんのバイオ見ると、2020年は優勝だけですね。なんか、嬉しいです。
最後に、全米は、また「ネイサン事件です」みたいなインフラが予想出来ます。
そして、
>杉姐様
杉姐さん、おはようございます。
スコアのためだけでなく、演技全体の流れでどのようなジャンプを入れたら良いかを随所考えて構成を組むって素敵ですよね!だから、ジャンプがまるで表現の一部のように見えるのですね。
前の書き込みが
そして で終わっててごめんなさい。
そうなんです。
ジャンプを表現としているからこそ、羽生ワールドは美しいのですよね。
>杉姐様
いえいえ、続きが気になっておりました!
ジャンプを表現として、例えば今季のショートでは
同じジャンプでもキレキレに見せたり、フリーでは
柔らかく跳んで見せたりと使い分けているところがすごいなと感じました。ここはまた記事で改めて詳しくお話ししたいと思っています!
オネエ様、連日新しい情報を有り難うございます。
やはりネイサンは賢いですね。彼は自分が属する社会から何を期待され、また自分は何を成すべきなのかが良く分かっている。最終的には北京の金ですよね。だから、その目標に向かって効率的、合理的に練習している感じ。無論アメスケやISUの下支えも計算の内と思います。
さてアメリカはネイサンにどんな銀河点を与えるのでしょうか。世界へ向けての印象操作も重要ですから、全日本での「羽生結弦降臨」を受けて相当な大盤振る舞いになるのは間違いないと思います。ただヴィンセントは、どうなんでしょう?アメスケってネイサンには爆盛りだけど何故かヴィンセントには厳しい。
もっとも個人的には、羽生結弦は天が遣わした使者だと思っているので、地上に巣食う魑魅魍魎が何を企もうと、最後には羽生結弦の頭上に栄冠が輝くと考えています。なあんて書くと、サロンの皆様にドン引きされてしまうかも…
>agatha56様
agatha56さん、おはようございます。
戦い方、戦略はそれぞれですからね。個人的にスコア重視は無機質のような気が心に響かないです。
全米ではロシアや日本のナショナルも踏まえてどのような点が出るのかを注目してみたいですね。
オネエ様、こんばんわ。
なぜいつも4Aの質問をネイサンにするのですかね?「ゆづより凄いアピール」したくてしょうがないんですね。そんな簡単に跳べるならとっくにゆづが跳んどるわい!(ネイサンは基礎点低くて割りに合わねーからやりたくねぇって言ってんだろ!…失礼)にしても、やっぱりどーもネイサンのプラスチックな性格好きになれそうもありません。ゆずはとても愛おしいお人です。あ、そういえば全米始まるんですね。また今年も世界で最高に「盛り」上がるショーの始まりですね。ジャッジの皆さんはガッテンボタンを連打しすぎて腱鞘炎にならないようご注意を〜
>ちょび助様
ちょび助さん、おはようございます。
そもそもの話が、ネイサンはアクセルジャンプが苦手でしたよね。4Aの質問するあたり?な部分が多いです。