皆様、おはようございます!
今のご時世、振付師が誰に決まったということですら、
マスコミはこぞって取り上げニュースにするほどのフィギュア人気!
人気が出てくると、
ゴシップや中傷記事なども比例して増えていくのが世の常。
莫大な量の記事が毎日出てくるから、あたしたちは行ったり来たり。
一体どうしたらいいのかしらね?
松本航氏の記事に出逢って余計なフィルターが消えた
ちょうどあたしが一昨日、
昌磨のコーチ変更についた記事を書いた次の日に、
「その壁を越えてゆけ」もがく宇野昌磨、「弱さ」から抜け出すための決断
という記事がニュースで出たから、
はて、なんだろう?って読んでみようと思ったのよね。
フィギュアスケートの記事を見ると、
憶測や誰か特定の選手を下げたりするような記事ばかりで、ルールも知らなければ、
中には世界フィギュアで4Aを失敗しただの、挑んでもいない嘘の記事だって散在するのよ。
大概が途中で嫌気がさして、だからなんなの!?ってなっちゃうのよ。
あんたにこのスケーターの何がわかるのよ、ましてやその人なりすらも詳しく知りもしないでって。
でもね、この松本航氏の記事は違うのよ。
売れたい、注目を浴びたいだけの記事とは全く本質が違うの。
スケーターの心情を拾いながらも、インタビューにインタビューを重ねて、
そのスケーターが発した言葉(真実)だけを伝え、そして選手のその立場になって書かれているのよね。
だから読んでいくにつれて余計なわだかまりのようなフィルターが外れていくのよ。
ぜひ今回の昌磨の、
世界フィギュア4位からの葛藤と、コーチ変更の決断への想いを記した彼のコラムを読んで頂きたく紹介するわね。
☆松本航氏について、以前の記事はこちらよ。
おすすめしたい良記事!松本航記者のフィギュアスケートがしんどい
【その壁を超えてゆけ】もがく宇野昌磨、「弱さ」から抜け出すための決断
転機は世界選手権4位
転機の1つとして考えられるのが19年3月、さいたま市で行われた世界選手権だった。前年まで2年連続2位。大会前には「調整は順調」と手応えを持っていたが、ショートプログラム(SP)では冒頭の4回転フリップで転倒し6位。フリーもミスが目立って総合4位となり、16年世界選手権以来、3年ぶりに表彰台を逃した。その間の3年、全ての試合で表彰台に乗り続けたことにも十分な価値があるはずだが、宇野の感情は違った。
「自分の弱さに失望した。『自分は本当に弱い』と気付かされた」
「弱い」という言葉を何度も繰り返した取材エリア。演技直後で釈然としない感情を整理していたのか、唇をかみしめ、一言一言に間をおきながら、率直な思いを紡いでいった。その場のモニターには最終的に優勝するネーサン・チェン(米国)、2位となる羽生結弦(ANA)の演技も流れていたが、そちらに目をやることもなかった。
初優勝を果たした1カ月前の4大陸選手権後には「もっともっと練習した上で、世界選手権では『優勝』を目指したい」と誓った。五輪前でさえ「金メダル」と言わなかった男が示した覚悟の分、その反動は大きかったとも思える。この点は想像の域だが、世界選手権で本当に優勝できていれば、「卒業」という決断はなかったのかもしれない。
納得するまで変化を選ばない性格
「食生活で改善しようと思うことはありますか」
偏食があった他競技の著名アスリートが、年齢を重ねるにつれて意識改革していることを例に出し、宇野の考えを問われた。ガラス越しに差し込む日光を少しばかり気にしながら、野菜嫌いの男はこう答えた。
「食べ物は…。僕の考えは体が本当に『必要だ』って思ったら、勝手に食べたくなる。だから今は必要と思っていないんじゃないかな、体が。健康診断を受けても何も問題がないので。必要になったら自然と食べたくなるものだと勝手に思っているので、それまで僕は気長に待っています」
嫌いな野菜を食べない生活を継続する意思表示…という以上に、著名人の成功例を出されようが、自分が納得するまで変化を選ばない性格が強くにじんだ瞬間だった。柔和な外見に同居する、頑固な性格。かつて男子トップスケーター必須のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)習得に5年も要しながら、決して諦めなかったのは、この性格が強みとなったはずだ。
長いスパンでスケート人生考える
このシーズン前には、競技面でも周囲に流されない考えを持っていた。毎度話題になる「平昌五輪」「金メダル」といった問いかけにも、当時19歳の青年が踊らされることはなかった。
「僕の中ではどの試合も悔しい思いをしたくない。いい演技をしたい。もちろん大きい試合では、特別な思いを抱くかもしれないけれど、今、思っているのは、
どの試合でもいい演技がしたい。今季に照準を合わせるとかも思っていなくて、今季も『成長できた』と思えるシーズンになるようにしたい。それは『もっともっと先の自分』への過程だと思っています」
五輪で銀メダルを取る半年前から、長いスパンで自分のスケート人生を考えていた。シーズン前に予防線を張った訳でなく、宇野の一貫したポリシーだった。
もがく心境、鮮明に
そんな男の言葉は、19年3月の世界選手権4位を境に大きく変わっていった。宇野は過去に「僕は基本、答える時によっぽどダメなこと以外は、自分が思ったことをそのまま言っている」と明かしたように、いつも正直な心境を口にする。だからこそ、もがいている様子もよく分かった。
◆3月24日(世界選手権フリー一夜明け)「『試合でもう1回(演技を)やっていいですよ』って言われても、できる気がしない」
◆4月10日(世界国別対抗戦前日)「この試合で『世界選手権の(悔しい)気持ちを晴らしたい』という思いは全くないです。この気持ちを少しでも長く持っていた方が、成長につながると思いますし、やはり僕は世界選手権の思いを試合にぶつけるんじゃなくて、練習を成長の糧にしたいと思います」
◆4月11日(世界国別対抗戦SPで3位)「そんなに自分に期待していない。実力からして妥当な演技。ふてくされているわけではないけれど」
◆4月12日(同対抗戦フリーで3位)「僕は今季、跳べるはずのジャンプを、いくつも(試合での導入に向けて)練習せずに1年を過ごした。でも、やっぱり男子の成長はとてつもなく早い。自分もまだ、成長できる年だからこそ『成長していかなければいけない』と、世界選手権(の時点)で強く思いました」
◆4月13日(同対抗戦一夜明け)「僕は、今は『スケート界のトップで争える』という気持ちを、1度捨てたい。世界選手権が終わった時に思いました。トップで争っていて『その中で1位になるには』って考えるのではなくて、もっと成長して、その先。もっともっと、上を目指して練習していきたいと思います」
自信を持って跳ぶことができるジャンプ構成内での勝負、幼少期から知る樋口コーチが自らの弱点を補いながら良さを出してくれる振り付け、不自由の少ない練習環境…。そこから殻を破る時が、今と判断したのだろう。
あのグルノーブルにおける食生活の話のように「○○がやっている」「○○もそう」。そういった言葉には揺さぶられない男が、動く。今夏は平昌五輪女子金メダルのザギトワらが拠点とする、ロシアでも練習を行う。宇野サイドは焦ることなく、ゆっくりと時間をかけ、さまざまな選択肢を吟味しながら、新しい拠点を選んでいくという。
慣れ親しんだ環境を変える覚悟
振り返れば、平昌五輪フリー後の宇野はすがすがしかった。
「これまでで一番、樋口先生が喜んでいたので、それは『すごくうれしいな』って思ったんですけれど、僕にとって五輪で銀メダルっていうのと、他の試合での銀メダルとの違いは特に感じなかったです」
そして、慣れ親しんだコーチからの“卒業表明”には「背中を押して送り出してくださった先生方、また、多くの方々に支えられているこの競技人生に感謝の気持ちを忘れず、新たなスタートを切りたい」というコメントを添えた。その固い絆を超えたのが、常に持ち続ける「もっともっと先の自分」に向けた「変化」する覚悟だったのだろう。
「世界のトップでない」
あえてそう自らに言い聞かせ、未来へとつながる壁をぶち破る。【松本航】
※日刊スポーツより一部抜粋
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190617-00010000-nksportsg-spo&p=1
読み終えると、
不思議とスーッと、昌磨の「もっともっと先の自分」に向けた「変化」する覚悟がダイレクトに心に入ってきたのよね。
飾り立てたり、憶測で書くような記事には、あたしたちも予め予防線を張るわよね。
これはどこどこの週刊誌だから、ほら例えばガセブンとか、ウーマンバイセルフとかね笑
もう読む前からあたしたちは、ふるいにかけるフィルターを通しているのよ。
だからそのスケーターの気持ちだったり、言葉がダイレクトに届かない。
そしてこの週刊誌は誰上げ下げ記事だ!ってなる。
スケーターにまで変なイメージが付いて非難が始まるのよ。
一番大事なフィギュアスケートのニュースって、リンクの中でしょう。
そのリンクの中での試合に向けてのスケーターの成長していく過程を事実に沿って報道することが、
今の時代、いかにできていないかということなのよね。
5回転にチャレンジだ!っていう記事、あたし何も入ってこなかったもの。
☆くだらない記事はこちらよ。
松本航氏のツイッターにあたしもコメントをさせて頂いたのよ。
【#まいにちこぼれ話(11)⛸】#フィギュアスケート #宇野昌磨 選手の世界一宣言は2月。その際に「人の言うことは全然聞かないけれど、自分が心を許した人のことはよく聞きます」と言いました。コーチ、家族、マネジャー、トレーナーの名前に頷く様子に信頼関係を感じました。https://t.co/WmOm8dMLhb
— 松本航【日刊スポーツ】 (@nikkan_wm) 2019年6月17日
松本航氏の記事をお読みになられて、皆様はどのような感想をお持ちになられたかしら?
トルソワに負けてないわよ!笑
昌磨のまだ見ぬ先へ向かって一からやり直して変わりたい、強くなりたい!
その想いだけがしっかりと真っ直ぐあたしには届いたわよ。
松本氏のような観点から多くのスケーターの記事を書いてくださったら、
スケートに対しての考え方も180度変わりそうな気がするのよね。
お読みいただきありがとうございます!
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愛のオネエサロン
いつも楽しく読んでいます。
でも今かいはちょっとひきました。
日刊スポーツは完全に宇野の御用新聞となっていて、それはいつもあからさまでした。そして羽生下げを必ず出す。なぜか日経新聞の記者と日刊スポーツの記者が女性週刊誌とおなじようなさげきじをかくんです。松本記者がかいたのかはわかりませんが、それなら
なぜ珍アルバイトの件などもどれだけ、羽生君が傷ついたかなども報道してほしいものです。それに山田組を卒業しましたという報道も一方的で、山田組からは何の報道もされてませんが、sp、fsも今年も継続してつかうと宇野が発表してたのに山田組が拒否したのがせめてもの抵抗だったのではないかと。
>羽生君命様
いつもブログをご覧頂いておりますのに、
ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。
今回の記事としては誰を上げ下げというわけでなく、
フィルターを通さず、ひとりのスケーターに寄り添い、心情の変化を捉えている記者個人としての
在り方をフューチャーしたく書かせて頂きました。
また楽しんで頂けるように書いていきますので、またご指導ご鞭撻の程、
宜しくお願い致します。
羽生君命さん
あまりにも酷い内容なので横から失礼します。あなたは宇野アンチのようですが、オネエさんもわたしも全スケーターさんをリスペクトしています。
松本さんの記事にもいつもいろんな選手へのリスペクトを感じます。素晴らしい記事を書く方で有名ですよ。
でもあなたはどうでしょう?羽生選手に対する誹謗中傷やバイトは許せないのに、同じようなことをしているご自身は許されるとでも??彼がそれを喜ぶとでも??
彼は自分のファンが他を叩いているのを見て知って悲しんでるはずです。
だから、自分の1部のファンが嫉妬でハブるようなことをする性質だと思ってトークショーであんな発言をしたんだと理解しました。
でないと思慮深い羽生選手が冷静な状態であんなこと言わないはず。あれは悪質ファンへの警笛と感じました。
何故それに気付いて改めようとしないのですか?羽生選手が可哀想……。
山田組からは何の報道もされてませんが、とありますが、海外と違い、日本のコーチ側からいちいちそんな発表しませんよ。
真凜ちゃんの時もそうでしたよね。取材されたら答えるでしょうが。
しかも、振り付けを山田組が拒否したのがせめてもの抵抗だったとか??妄想もたいがいにしてくださいよ。
拒否なんて根拠ありませんよね。
これだけスケジュールが遅れている理由は、コーチ変更すると最終決定するまで時間かかったからでしょう。
コーチ変更するから当然振り付けも変えた、ただそれだけ、そんな単純なことですよ。
それを妄想で難癖つけるのはやめてください。
あなたのような人がいるから、羽生くんまで悪く言われてしまうんですよ……彼にこれ以上迷惑かけないでください。
オネエ様が取り上げてくださる、この松本氏の記事は偏りが無くて、スッと入ってくるし、こういう書き方をしてもらえると、昌磨君の方向性が見えるような気がします。本当の、本当は迷走しているのかもしれませんが。
この松本氏の記事からは離れてしまいますが、昌磨君のインタビューで、「一年くらいかけてゆっくりコーチを選ぶ。」もしかしたら、コーチが居ない空白の期間があるかもしれない…というような内容の記事がありましたが、これ本当なの?!と思ってしまいました。
昌磨君の決断を応援する気になったのもつかの間、またいつもの迷走なのかなぁ。この松本さんが書かれている、「昌磨君の心を開いている人」がしっかりした人ならば良いのですが。
コーチが居ないとかって、少し真央ちゃんを思い出してしまうのですよね。
松本氏の見立てどうりの昌磨君であれば、ゆっくりながらも道は開けて行くはずですよね。
>ゆっここ様
ゆっここさん、ありがとうございます!
一年くらいかけてコーチを選ぶ、わたしも真央がアルトニアンから離れて、
コーチ不在であった頃をふと思い出しました。
ロシアの新天地で素敵な出会い、めぐり会いがあるとよいですね!
ある事無い事書いて読者を食いつかせるのが週刊誌の記事だったりスポーツ新聞の記事だと思ったので
松本氏のこの記事には こんな人もいるんだなぁと感心しました。
又こういう記事を書く人を抜粋するオネエにも感心しました。
本音トークする人ばかりだったら
私達 読者は ウオサオしないで済むんですが、、、
>マロン様
そうだね、いまは情報がありふれているから、
自分の目をしっかり持ってどの情報が正しく自分必要なものなのか
見極める力が必要だよね。
松本氏の記事は他の選手にもスポットを当てていて、忠実に練習から取材を重ねているから
すごく入ってくるんだよね。
松本さんの誠実な姿勢が良く現れているいい記事ですよね。
大切にしていきたい素晴らしい記者です。
私、以前にも宣言(?)したとおり、松本記者を励ますお便りをしたんですが、
その時、「ツイッターをやると記事を拡散しやすくなりますのでお勧めです」と書いたんですが、今月に入ってツイッターを始めていますよね。
ちょっと考えてくれたのかな!? 偶然かな!?
羽生君のこともぜひ取材してほしいです!
>TonTon様
TonTonさんのアドバイスを受けて始めたに違いないわ!笑
わたしもツイッターで松本氏にコメント残してきたんですけど、
スケーターの変換をすけーたーと平仮名のまま投稿してしまっていたわ!
バカと思われても仕方ないわ笑
三原舞依の記事も良かったし、今度はユヅのこともぜひ取材してほしいですよね。
例えば、「5回転」にしても「五輪の試合と他の試合に対する気持ちは違わない」にしても、この言葉自体が一人歩きしやすいし様々なフィルターにかけられやすい。
受け取り手のイメージ、憶測、先入観
・・といったフィルターですね。
宇野選手の真意、言わんとしている事やその性質はインタビューなどの言葉をありのままに聞く事で、結構伝わってきます。
彼は実直で、自分で一つ一つ振り返りながら決めていくような自分を持った、粘り強い人だと思っています。
・・今期は昌磨選手のインタビューを聞いたり見たりする機会が多かった事で、
今回の松本さんの記事内容と同じ気持ちを持ち「うんうん」とうなづきながら読み、ああこれをインタビューとか読まない人にも伝えて欲しいなあと思いました!
オネエ様が記事にしてくれてありがたいです。
>ジゼル様
フィルター、それはマスコミや報道のせいというものもありますが、
どこかわたしは自分でもそのフィルターを勝手に付けて、本来みるべきリンクの中の演技から
ずれてしまっていたのかもしれません。
5回転という言葉にわたしは踊らされて、でもそれはチャレンジっていう強い意志の表れを表現したいのだなと
松本氏の記事からは素直にいろいろなことが心に伝わってきました。