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フィギュアスケート 宮原知子

投稿日:

4回転報道にうんざりだわ!個性を大事にする宮原知子の魅力とは?

皆様、ジャパンオープンが終わり、

新シーズンを迎えた宮原知子のインタビューが素敵だったので、

ここにご紹介したいわ。

マスコミはすっかり4回転しか語ることが能のない、

相変わらずの「記録」大好きな輩どもに、さっとんの爪の垢でも煎じて飲ませたい気分だわ!




宮原知子のロングインタビュー

「調子は悪くないです。氷の感覚やリンクの大きさを確かめながら、プログラムのコースを意識して滑りました」

宮原知子(21歳)は、薄くピンクに染まる唇を結んで言った。凛として話す言葉は、演技と同じく無駄がない。『ジャパンオープン2019』の前日、公式練習のあとのことだ。

「ノーミス」

それが、宮原の代名詞の一つだろうか。完璧に滑るため、技術の修練を重ねてきた。その硬骨な生き方が、たおやかなスケーティングに昇華され、人々を惹きつける。

しかし、女子選手も4回転ジャンプを跳ぶ時代が到来する中、"古風な"彼女もその現実に対峙せざるを得なくなった。今シーズンからは濱田美栄コーチだけでなく、カナダを拠点にするリー・バーケルコーチの指導も受ける。そして9月に開催されたUSインターナショナルクラシック2019では優勝。フリーでは冒頭にダブルアクセルに成功し、この先、トリプルアクセルを組み込むプログラムを滑った。

「トリプルアクセルはまだ降りたことはないです。でも、踏み切る感覚はだいぶわかってきました。(翌日の試合では)しっかりと跳べるようなジャンプ構成に戻しましたが」

宮原は言い、次の質問者のほうへ体をくるりと回した。その所作だけで、律儀さと愛くるしさが伝わった。

新時代を、彼女はどう生きるのか?

10月5日、さいたまスーパーアリーナ。地域別対抗戦の『ジャパンオープン』、女子2番手で登場した宮原は、右手を柔らかく頬に当てた。手首に巻いた布がふわりと揺れる。フリー曲「シンドラーのリスト」が流れるのを待つ。

「絶望の中でも、光を追い求める姿を表現したい。(人間が生きる)底力のようなものを」

彼女は前日、そう話していた。

公式練習でも、表現力は出色だった。指が、見えない線を宙に描き、その場の情感を高める。きつく束ねていないため、髪は乱れたが、むしろ切なさを増した。上半身と下半身が違う動きをすることでなまめかしく、切なげな表情を浮かべたあと、力強く躍動した。

「知子ちゃん、大きく、それ!」

濱田コーチの声に、宮原は手を大きく広げた。一つ一つの動作で、音の渦を作った。こだわりがあるのだろう。最後までリンクに残り、丁寧に滑りを確認。製氷スタッフが入ってくると、リンクの中央に戻り、誰もいないスタンドに頭を下げた。

そして本番、彼女は"らしさ"を見せている。

鍛錬された滑りは、観客を引き込む力がある。演技構成点は、世界女王アリーナ・ザギトワに次ぐ2番目に高い点数だった。シーズン序盤にしては、決して悪くない。昨年の全日本選手権でも、スケート技術、要素のつなぎ、演技、構成、音楽の解釈の全5項目でトップだったが、美しさは健在だ。

「体は動いているし、前に進んでいる手応えはあります」

そう語る宮原も、好感触を得た様子だった。

一方で、ジャンプは課題を残した。冒頭にアクセルは入らず、3回転フリップでは転倒。3連続ジャンプでは観衆の拍手を誘ったが、3回転ルッツ+2回転トーループ、3回転サルコウはGOE(出来栄え点)でマイナス点がついた。技術点ではザギトワ、紀平梨花、アレクサンドラ・トゥルソワなど世界トップに引き離されることになった。

会見では、ロシアの15歳、トゥルソワが4回転を4本も入れたことで、話題もその方向へ飛んだ。

――4回転ジャンプ時代に入ったが、どう向き合うべきか?

記者に問われた宮原は答えた。

「そんなすぐに4回転は跳べないので......。トゥルソワ選手には4回転が強みだと思いますが。自分の強みをしっかりと見つめ、そこを磨き続けていきたいです

ジレンマはあるだろう。ジャンパーたちがフィギュアスケートの在り方までも変えようとしている。しかし、彼女は彼女のやり方で前へ進む。

「今までは不安を消すために、ひたすら跳び続けてきました。自分の気持ちが落ち着くまで。でも、(カナダでの指導では)いいものを何本って決めてスパッとやめる。いいイメージで終わるのも大事なんだな、と思えるようになりました。量より質。最初は練習量が少ない気がして何となく不安でしたが、先生(バーケル)に『いいよ』って言われると大丈夫なのかなって

彼女は、自身のスケートを真っ直ぐ磨き続ける。そうやって全日本を4連覇し、世界選手権で2度表彰台に立ち、2018年の平昌五輪では4位になった。行動と結果に真実はあるのだ。

――絶望することはあるのか?

シンドラーのリストのテーマの流れで、そう訊かれた宮原が面白い答えをしている。

「絶望というほど大げさではないですが。調子が悪くていい演技ができない時、終わりだなって。無理かなって思います。そんな時は......寝て次の日起きたら、たいていすっきりとしていて......。あれ、なんかおかしいですね? 全然、絶望じゃない!」

宮原は、春の風を起こすように小さく笑った。真面目にスケートを生きているのだろう。自分を磨くには、本気で自分を信じる必要がある。

自分をしっかりと見つめる練習が足りないので、そこを追求したいです。試合は一発勝負。ジャンプはトリプルアクセルも入れたいですが、スケーティングやスピンなど、コンポーネンツ(演技構成点)で9点台を取れるように頑張りたいです

宮原知子は、絶望などしない。今月開幕するグランプリシリーズは、第4戦の中国杯、第5戦のロシア杯に出場する。

※Web Sportivaより一部抜粋

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2019/10/08/___split_12/

宮原知子をインタビューした小宮良之氏は、

今の4回転ばかり、新記録だのばかりだけをクローズアップするのでなく、

指が、見えない線を宙に描き、その場の情感を高める。きつく束ねていないため、髪は乱れたが、むしろ切なさを増した。上半身と下半身が違う動きをすることでなまめかしく、切なげな表情を浮かべたあと、力強く躍動した。一つ一つの動作で、音の渦を作った。

スケーターの中にスーッと入りこんで、感性を大事に、文章を書く表現豊かなライターよね。

その硬骨な生き方が、たおやかなスケーティングに昇華され、人々を惹きつける。

次の質問者のほうへ体をくるりと回した。その所作だけで、律儀さと愛くるしさが伝わった。

「たおやか」って久々に聴いた言葉!最後に聴いたの天海祐希の言葉だったわ笑

ま、それはどうでもいい話だけど、

こうした選手のリンク外のふとした所作にまで目が行き届いているのは、

スケーターの性格や人柄さえも、リンクの中でのスケーティングにまで滲み出ていることをよく理解しているのよね。

4回転も個性!表現力も個性!それぞれの良さを伸ばしていけばいいのよ

トゥルソワの4回転。

あたしは否定しないわ、だって彼女が頑張ってきた個性だもの。

だから宮原の表現力の素晴らしさも素晴らしい個性だと思うの。

「表現力」って漠然としないものだけど、

もうその答えは小宮氏が触れているわね笑

一つ一つの動作で音の渦を作った。

曲を自分なりに解釈して、音楽を憑依させて、自らの指先から表情からすべての動きで音を奏でていく。

その所作が宮原は優美で繊細でドラマティックで、まるでひとつの作品を創り出していくアーティストのようだわ。

フィギュアスケートって本来、懐が広いのよ~。でもそれを狭めているのが、今のルールであり、偏った報道しかしないマスコミ。

・紀平梨花は4回転お預けも…今後の成功を予感させた“冷静な自己分析”

・紀平3位 トルソワ衝撃の4回転に危機感「ケガを治して練習で全力を」

・紀平、危機感3位 4回転4発トルソワと対照的…一度も飛ばず「もっともっと練習しないと」

こんな記事ばかりにうんざりだわ。

だれかと比べることばかりで、そこからそのスケーターの良さや足りないものを見出そうとしていること自体、ナンセンス!

それぞれの持つ本来の良さである「個性」を大事にして、そこを伸ばしていけばいいじゃない!ってあたしは強く思うのよね。

そこに技術点と演技構成点という今のルールがどう作用しているのか、

今季はきちんと見極める良いチャンスであるとも感じているわ。

現行ルールに対してはまた明日にでも話したいわ。どうかお付き合いくださいまし。

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