皆様、おはようございます!
先日再放送された羽生結弦のアナザーストーリーズはご覧になられたかしら?
番組ディレクターの阿部修英氏の番組制作裏話がとても興味深かったので、
ご存知の方も多いとは思うけれど、こちらでご紹介させて頂くわね。
そして3人のレジェンド達の愛の言葉よ!
3つめの取材のカタチ、「対面」。これ本当は単に「インタビュー」と言い換えてもいいのだけど、密着や同行のときもインタビューはするから、あえて二字熟語で分けるなら、「対面」。
この取材形式の特徴は、とにかく時間が短いこと。「アナザーストーリーズ 羽生結弦連覇」の場合、トータルのロケ時間は6時間にも満ちません。日数でも合わせて1週間くらい、そのうち4日は移動です。
アメリカ、ニューヨーク郊外に住むディック・バトンさんはご高齢のため取材を限定していて(取材となると、番組ご覧頂いた方にはよくお判りの通り、あの調子で毒と熱をエネルギッシュに放出するので)、取材時間は1時間半限定。あ、でもちなみにブレイク用にクッキーとコーヒーを用意してくださいました。こちらがお土産に「ユヅルさんのふるさとのお菓子ですよ」と「萩の月」を持って行ったら、「こんなに軽やかでウマイものは食べたことがない!だからユヅルはあんなに軽やかに跳べるんだな!」とご機嫌でした。
ロシアのモスクワで指導されているプルシェンコさんは、きっちりエージェント管理のもと、取材は絶対、1時間限定。2度目の取材でしたが、前回、浅田真央さんのソチ五輪のことで取材した時は「もう聴き終わっただろ?じゃ、ぼくは指導に戻るよ」と言った時、時計はあと2分だったのを覚えています。彼は一度も振り返らず、腕時計もつけていないのですが、「取材は1時間」がカラダに染み込んでいて、まあびっくりしました。でも今回は、ちょっと特別。ご子息アレクサンドルさんをはじめ自身の教え子が参加する、しかも自分の名前を冠した大会の会場での取材。まあ待たされました。会場のカフェで聞く予定がカフェが閉店時間になって使えなくなってしまったほど。でも、そのぶん、少しだけ、1時間「6分」追加してもらえました。最後、「浅田真央編」のブルーレイを渡したら本当に喜んでいた。「前にもらったけど誰かにあげちゃって、ネットで探して見ていたんだ!」と。皇帝もエゴサーチするのですね。
そのモスクワからそのまま飛んでいったマドリッドで出会ったのが、ハビエル・フェルナンデスさん。彼はこの時引退は表明していてもまだ現役、最後のヨーロッパ選手権に向けての練習中で、時間はこれまた1時間限定でした。でも、番組をご覧頂いたらわかりますが、この1時間が実に濃密。はっきり言って、1回のインタビューで一言出て来たらグッと手を握るような珠玉のことばが何度も、何度も。それだけ羽生さんとフェルナンデスさん、ふたりの「背中を見せ合う」関係が深いのだと、その関係をすこし垣間見させていただいたこの1時間は本当に至福でした。
「対面」、インタビュー取材の場合、時間が限られる。何時間でも聞いていいよ、と言われることもありますが、集中力には限界があり、どれだけ長くても2時間。だからプルシェンコさんやフェルナンデスさんの「1時間」は決して短いわけではありません。
むしろ驚かされるのは、フィギュアスケート選手の方の特性なのですが、限られた時間のなかでことば、表情で表現することの凄まじいレベルの高さ。考えてみれば彼ら彼女らは2分50秒、4分という時間のなかに、それまでのありとあらゆる経験と、才能と、ひらめきとを表現することに長けた方たち。映画「リトルダンサー」に、主人公の少年がバレエの醍醐味を「電流が走るようだ」と述べる珠玉のシーンがありますが、あのような、腹の底、魂の底から出て来たような言葉が、フィギュアスケーターの方の取材では幾度も体感できます。
そしてそれはおそらく、「密着」していたら出てこないもの。瞬間で表現する人には、瞬間的に接したほうがいちばん良い表現が得られると思うのです。密着していないと撮れない苦悩やブレイクスルーの瞬間は必ずあると思いますが、表現者は表現を本分とするもの。表現としてその人が認めないところまで入り込んで撮るのは、ぼくはすこしアンフェアではないかと考えてしまいます。
※noteより一部抜粋
ディレクターの阿部氏は「フィギュアスケーターの本質」をよく捉えているなって思ったわ。
「限られた時間のなかでことば、表情で表現することの凄まじいレベルの高さ。考えてみれば彼ら彼女らは2分50秒、4分という時間のなかに、それまでのありとあらゆる経験と、才能と、ひらめきとを表現することに長けた方たち。」
演技という限られた中で最大限の表現を具現化するために、選手達は日頃からたゆまぬ努力を続けているのだものね。
そしていつも選手の演技が終わる時のインタビュー、短い時間の中にも、
選手たちはその時の想いを少なめだけれど、しっかりと言葉を選んで話してくれるわよね。
「表現者は表現を本分とするもの。表現としてその人が認めないところまで入り込んで撮るのは、ぼくはすこしアンフェアではないかと考えてしまいます。」
まさにここよ!笑
スケーターはリンクの中の演技を見てもらえることこそが一番だと思うのよね。だって、一番自分を「表現」できる輝いている場所じゃない!
それを日本のメディアはリンク外のことばかり。時には週刊誌は尾行のようにつけて、プライベート写真を撮ったり、
よからぬ憶測で物事を書いたり、、、
フィギュアスケートの本質をわかっている人が作る番組だから素晴らしいものができる。
当たり前のことなんだけど、これって今の日本で実現できる方々ってほんの一握りよね。
☆合わせてお読み頂きたい羽生結弦アナザーストーリーズの記事よ☆
羽生結弦は五輪2連覇の毒舌爺も唸らせる!アナザーストーリーズpt.1
NEW!
羽生結弦の新刊書籍のお知らせ
2020年1月4日発売
・「フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.5 全日本選手権特集号」
【内容紹介】
羽生結弦 密着ドキュメント
全日本選手権6Days
12.18 会場入り
12.18 SPドロー&開会式
12.19 前日公式練習
12.20 SP前公式練習
12.20 男子SP
12.21 公式練習
12.22 フリー前・公式練習
12.22 男子フリー
12.22 男子表彰式
12.22 男子メダリスト会見
12.23 オールジャパン メダリスト・オン・アイス
全日本選手権・完全収録
燃えることなく獲ってしまう金メダルよりも、
燃える気持ちを与えてくれる銀メダルでよかった。
恒例! 記者座談会
原因は「疲れ」なので、シリアスになる必要なし。
2月の四大陸が、3月の「夢成就」へのキーになる。
羽生結弦 SKATE&JOURNEY
燃えるから、吠えるから、羽生結弦。
etc…
↓ご注文はこちらよ↓
2020年1月16日発売
・「LOVEフィギュアスケート GPファイナル・全日本選手権詳報2019-2020」
【内容紹介】
2019年のフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズおよび全日本選手権の結果をまとめた一冊です。
GPファイナルで5種類の4回転ジャンプを跳びながら2位に終わった羽生結弦や女子の紀平梨花、全日本選手権でシングル最後の演技を披露した高橋大輔らのシーズンを振り返ります。日本勢の巻き返しを期待する3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の展望など、ファン必見の内容。とじ込みポスター付
↓ご注文はこちらよ↓
【アナザーストーリーズ動画】
プルシェンコ氏:「日本のスケート界が彼をオリンピックに集中させてあげられれば、5連覇だって無理じゃない!」
そうなのよ!もう試合を選んで出るべきだと思うし、
スケート連盟はフィギュア界の至宝を大切に扱うべきよ!
失って初めて気づくなんて、そんなことやめてよね、彼は生きるレジェンドなんだから!
バトン爺「もう彼は別格」なのだからすきなようにやらせてあげなさい!」
バトン爺愛の言葉、、、
萩の月、もっと送るわよ、あたしが笑
ハビ「好きなだけ前へ、前へ目指していけばいい!もし引退するときが来れば、初めて後ろを振り返ってほしい、君が登ってきた道のりは今後永遠に語り継がれる道のりだ。その道のりの途中に僕(ハビ)の名前があるのもお忘れなくね」
一番近くでユヅの背中を見続けてきたからこそ、寄り添った言葉を掛けられるのよね。
なんだか涙が出て来ちゃうわよ。
これだけのレジェンド達が皆見守ってくれているから、きっとこれからも大丈夫!
思うがままの道を進んで頂戴ね!
両腕の伸ばした先に、何を掴もうとしているのかしらね、、、
皆様、告知よ!今宵はオネエ杯「年忘れ!魔女達のキスクラ選手権大みそかスペシャル」を開催しますわよ。
ぜひぜひ年末に大笑いして、明るい新年を迎えましょうね!
いつもブログをご覧下さって本当にありがとうございます。
皆様のお陰でブログランキング素晴らしい順位にいることができています。
本当に感謝しております!
ぜひ下のバナー2つをポチっと頂けると励みになります!
【いつも応援ありがとうございます!】
皆様のお陰です。
ぜひ清楚な人差し指で押していってくださいまし!
【ブログランキング第8位です】
皆の期待が結晶となり空へ舞う!
【ブログ村第2位です】
圧倒的なOtonal美、、、
View Comments
オネェ様 皆様おはようございます!
アナザーストーリーズ再放送観ました。羽生君は生き方にブレがないから、過去のも見る度に新鮮でより深く刺さってきますね。初回を録画してあるのでお正月中にもう一度観たいです。番組裏話&ディレクターさんのお話有難うございます!気持ちよく納得出来ました‼︎
制作側のポリシー心にしみました。
2019年は辛かった‼︎公私ともに。でも、
オネェ様のブログとサロンの皆様に逢えて幸せです。キモチを共有できたし、たくさん笑えました。来年もどうか宜しくお願い致します。
有難うございました〜!)^o^(