先日、羽生結弦からの多大な寄付金を報告したアイスリンク仙台。
もう少しこの詳しいお話と、今再びアイスリンク仙台が危機に直面している大きな問題について、
ぜひお読み頂きたい「Number web」の記事を一緒に見ていきましょう。
羽生結弦の活躍によってもたらされたもの
自叙伝の印税、数百万円をすべて
新たな武器を手にした羽生は世界の頂点を競うスケーターの1人として羽ばたく。'12年には拠点をカナダのトロントに移した。
だが、絆は途切れなかった。
同じ年、羽生から数百万円もの寄付が振り込まれたのだ。自叙伝の印税すべてをあてたものだった。
「事前には聞いていなかったので、いきなり振り込みがあってびっくりしました」
在家(アイスリンク仙台支配人)は使い途を思案した。リンクを拠点としている複数のクラブの強化にあててみてはどうかと考え、一度コーチたちに打診。すると一様に辞退する旨の声が寄せられた。
「羽生選手はリンクのために寄付してくれたのだから、その意志を尊重してほしい」
それがコーチたちの考えだった。
できれば利用者の目に触れるものに使いたい。考えた末、送迎用のバス2台の購入費用などにあてた。
多くの寄付金だけではなく、その活躍によっても
その後も羽生からは寄付が届いた。アイスリンク仙台の昨年4月時点の報告によれば、総額は2932万5864円に上る。感染症対策として導入したサーモグラフィーカメラもその寄付金によるものだ。
「リンクが存続してほしい、そのための手伝いを少しでもしたい、という気持ちが伝わってきます」
羽生の影響は、その活躍によっても、もたらされた。'14年のソチ、'18年の平昌と2度の五輪で金メダルを獲ると、「教室に入りたい」という子どもたち、「滑ってみたい」という大人たちが殺到したのだ。教室の定員60人に対し、100人以上が申し込んだこともあった。
「あのときがいちばんすごかったかな」
在家がそう振り返るのは、'18年4月だ。平昌五輪金メダルの祝賀パレードが仙台市内で行われる前日だった。
「通常は見学の人が訪れることはあまりないのですが、この日は800人くらいの方が来たでしょうか。急遽、外部のスタッフの手も借りて列の整理をするほどでした」
※一部引用:Number Web
事前に何も知らせずに、振込があってびっくりした、、、
羽生結弦らしいわよね。
そしてリンクを拠点としているコーチらがクラブの強化費を皆辞退し、
羽生結弦の「リンクの為に役立ててほしい」という意志を尊重したエピソードにも心を打たれたわ。
毎年欠かさず支援をし続けているのは、本当に素晴らしいことだと思う。
そして寄付だけでなく、彼が五輪で2度も金メダルを獲得したことにより、リンクも注目をされることで大きな影響をもたらした。
今年の1月に閉館した高田馬場シチズンプラザ、そして休館となってしまった福岡市にあるパピオアイスアリーナ。
アイスリンクが継続して運営していく為には、年1億円程度の維持管理費に加え、数億円規模の冷凍設備の更新費用などもかかってくるという。
どんどんリンクが閉鎖に追い込まれて行く中で、存続の為には、どれだけ多くの費用がかかるのかを彼はよく知っているのだと思う。
フィギュアスケートって、学ぶスケーターもお金がかかるけれど、
その学ぶ場所を提供するアイスリンクもまた多大な費用がかかる、とても難しいスポーツであるのよね。
後半ではアイスリンクが今再び危機に直面している問題点について、一緒に見ていきましょう。
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☆合わせてお読み頂きたい☆
ファンとしての葛藤!羽生結弦のアイスリンク仙台が再び直面する問題とは?
「今年もコロナ禍が続くのなら、我々も厳しい」
現在、アイスリンク仙台は再び危機に直面している。新型コロナウイルスにより、昨春は一般営業を休止。'20年の入場者数は例年に比べ、大きく落ち込んだ。
「営業時間短縮や利用者数を制限していることもありますが、例年の半分くらいです」
毎年、活況を呈す12月は8000人ほどの利用者が見込まれるが、'20年は例年より「マイナス3000人強」と厳しい数字だ。大きな収入源も失われた。
「仙台市内の小学校にはスケート実習があります。小規模の学校で実施したところもありますが、だいたいはなくなってしまいました」
「耐えるしかありません」と語りつつ、在家は重たい口調で続けた。
「今年もコロナ禍が続くのなら、我々も厳しい状態になる」
田中の表情からも笑顔は消えた。
「マスクをして滑るなどやるべきことをそれぞれがやっていく、そこをきちんと取り組んでこそ選手ですし、それがひいてはみんなのためになる」
「羽生君はここの、私たちにとっての希望の光です」
リンクを続けていくためにも感染しない、させないことが大切になる。だから羽生の言葉の重さも改めて実感する。
「コロナの対策をしっかりやろう、感染を広げないようにしようと自分たちが話していても限度がある。ただ、彼が発信すれば、世界に伝わる。震災のときも、今もそう。彼は絶対に光は見えると勇気を与えている。ほんとうは結弦自身が勇気をもらいたいだろうに、えらいなと思うと同時に大変だろうなと思います」
在家は、こう自分を奮い立たせた。
「現在、東北で通年営業のリンクはうちと盛岡と八戸の3つしかありません。ですから夏季などには近県からもここに練習に来ます。なくなると東北にとって大きなダメージです。なんとしても存続させたい。金メダルが3つも出たリンクなんてほかにありませんし、次のメダリストを出せるよう、耐えしのぎながら、みんなを笑顔で迎えられる施設として続けたいです」
そう言って少し微笑むと、続けた。
「羽生君はここの、私たちにとっての希望の光です。テレビを通じてでも感謝を伝えてくれているなと感じるし、我々も励みになる。そういう意味で希望の光なんです」
震災の日の夜、羽生は夜空の星を希望の光と捉えたという。今、アイスリンク仙台を支える人々は、羽生という星に希望の光を見ているのだ。
※一部引用:Number Web
コロナ禍による影響で、リンクへの入場者数は減り、小学校のスケート実習もなくなってしまった。
先日の大きな地震による被害もあったでしょうに。
メディアはアイスリンク仙台への寄付金について報道はするけれども、
今リンクが厳しい現実を突きつけられていることを、詳しく伝えるメディアはほとんどない。
※出典:@skatingjapan
羽生結弦は東日本大震災から10年経った今でも、
頑張ってください
僕も頑張ります
勇気の言葉をかけ続けている。
自分が活躍をすることで、震災の方達を初め、多くの方々を励まし、そして自分の原点であるアイスリンク仙台にも大きな貢献をしてきている。
一体どれだけ多くの責任や期待を背負いながら、日々滑り続けているんだろうと。
支配人の言葉の中で、印象に残っているところがあるのよ。
「ほんとうは結弦自身が勇気をもらいたいだろうに、、、」
この言葉に彼のファンとして多くの事を考えさせられる。
世界フィギュアへ本当は出場してほしくない。
リスクを負ってまで、今行う大会ではないと思っている。
それでも戦い続け、出場しようとしている彼を止める権利はない。
もう十二分に頑張りすぎているから、頑張って!と気軽に声をかけることもできない。
ただ祈ることしかできない葛藤。でも最後まで見守り続けたいわ。
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愛のオネエサロン
オネエ様おはようございます。
昨日は一日中アスリート代表の羽生君のコメントが各局で流れましたね。私の心にしみるのは天皇陛下のお言葉と羽生君の思いです。どちらもみんなに「伝わる」いや「伝えたい」という気持が痛いほどわかるからです。式典その他で挨拶はあれど総理の言葉でさえ何故か虚しい(ごめんなさい!個人の意見です) 野球の嶋選手の10年前の言葉もいまだに泣いてしまいます。
さてリンクの経営って難しいですね。何故関西のリンクは成り立つの?(笑) オネエ様が気になるスポルティーバの「コーチの勢力図」にも関係ありそう。 例えばですよ 羽生君がアイリンでコーチをします…ってことになったら間違いなく大盛況になるでしょうが そこまで背負っていくのは…というより簡単にそういう事を頼ってはいけないと思うし。昔風に考えたら寒い地域こそウインタースポーツが盛んなはず…が日本はそうでもないのは何故なんだろう?といつも不思議なんです。
やはり道具を揃えるところからして大変だから競技人口が増えないのかな… 何かアイデアがあるはずだと悶々としています。
バッハ会長が選手に中国のワクチンを…とかワールドの派手な式典とか…なんだか不安が倍増してきましたよ。
>あじさい様
あじさいさん、こんにちは。
バッハ会長の中国ワクチンの話、きっと最初から決まっていたのでしょうね。
そしてリンク問題、あまりにも施設ごとによって優遇措置が違うのは、スポンサーでしょうね。
フィギュアの才能があっても、経済的な問題でできない、また育てるリンクも経営できないという
悪循環ですから。
アイスリンク仙台からオリンピック金メダルを3個も取っているリンクですから、国からの助成金はもらえないのでしょうか。
通年、24時間営業だから維持費も大変だと思います。スケート教室とかリンクの利用者だけでは経営は困難だと思います。コロナ禍がいつ収束するか分からないのに。
何とかならないのでしょうか。西の方だけスケ連は力を入れて東の地域には全く無視。
スポーツ庁、何とかしてほしいです。
寄付やクラウドでは一時的なものなので、継続的に負担してくれるスポンサーいないでしょうか。
>マカロン様
マカロンさん、こんにちは。
継続的なスポンサーは必要不可欠ですよね。
維持費だけでも大変なのに、スポーツ庁もフィギュア人気の裏にある
大変なところにきちんと対処して頂きたいものですね。
こんばんは。
アイスリンク仙台支援の為に「必用最低限のスタッフと羽生君で作ったショー(もちろん無観客)をアイリンで行い、宮城のTV局に撮影して有料配信してもらい、それを私達ファンが買って視聴する」というのはどうでしょう?たとえ必要最小限のスタッフで行っても感染危険が無い訳ではないので、ファンからすればガラスケースに入れて守りたい(←言い過ぎですか~??)程の羽生君を危険にさらすことになってしまうのかな。派手な証明も複数のカメラも無くていいので、同郷の稲垣潤一さんの楽曲(←これはゆづれない私個人の希望欲求 笑 )に羽生君自身や奈々美先生が振付したものを羽生君が演じるんです。本当にシンプルな照明やカメラアングルでもいいんです。真実の美があるのですから。羽生君がアイスショーをやることをアリが知ったらエラソーにしゃしゃり出ようとするかもしれないけど、シッシッこっち来んな!だわ。このアイデアどうでしょう?オネエ様やサロンの皆さまからGOが出たらTV局にリクエストしてみようと思います。
>ナミ様
ナミさん、こんばんは。
リンクを支援するとても良いアイデアだと思います。
これから存続していくためには、創意工夫が必要になってきますし。
ただアイスリンク仙台も、自分達の力でなんとかしたいと思うんですよね。
羽生結弦の活躍を見て頑張ろうということも、インタビューで支配人がおっしゃっていました。
年間維持費など常に出ていくものが多いですから、ショーを継続的に撮影していかなければ
いけない負担も出てくると思います。
オネエ様
お返事ありがとうございました。
>ナミ様
ナミさん、とんでもないです。
ナミさんのアイスリンク仙台存続への真摯なお気持ちがとても伝わってきました。
また素敵なご提案をお聞かせくださいね。
造る は誤りでしたね。
作る ですね。
>ナミ様
ナミさん、修正させて頂きました!
ご無沙してます!
フィギュア人気に反比例するアイスリンク閉鎖は全国的な問題になってますよね。
関西は最近新リンクが出てきてますが、そのきっかけは関大リンクだと
言われています。莫大なお金がかかる通年リンクを地方のいち私大が作るのはかなりの英断だったと思います。最初は名古屋みたいにフィギュアが昔から根付いている土地とは言えないところに作って大丈夫か?とも思いましたが、高橋、織田、町田といった有力選手を所属させてオリンピアンになったことで一気に知名度を上げ、宮原、紀平といった女子も育ってきました。それから10年後西宮に通年リンクができて神戸組(坂本、三原)や田中刑事選手が上がってきて、その後は京都、泉佐野、と昨今のフィギュアブームも追い風になってどんどんできています。
力のあるクラブ、将来有望な選手達の存在、首都圏に次ぐ経済圏でスポンサー候補もいたと、いろんな要因があったと思いますが、このプラスの連鎖はぜひ全国に広がっていってほしいと思ってます。
>しろみ様
しろみさん、こんばんは。
お久しぶりです、お元気でらっしゃいますか?
千葉にも南船橋に通年リンクがオープンしましたね。
スポンサーに起因する部分も多いですが、ひとりでもスケートを望む子供達が
滑れる環境が整っていくと良いですね。