ロシア元国際ジャッジ・ヴェデニン氏のパパシゼへの同性愛差別発言に対して、シゼロンが反論。
フランススケート連盟も、ISUに対して措置を求めるように打診。ISUは散々シゼロンを宣伝塔のように扱い、
差別のない組織をアピールしてきたのだから、すぐに動くべきよね。これを受けヴェデニン氏がなんとも聞き苦しい言い訳を!
大問題に!スケ連がISUに抗議も全く反省しないジャッジのゲイ差別発言
ギヨーム・シゼロンが、ロシア国際ジャッジのホモフォビア発言に反論
この元ジャッジは、ギョーム・シゼロンが同性愛者であるために「寒いスケート」をすることになると主張しました。この攻撃に対して、フランス人スケーターはTout Le Sportで反論しました。
試合まで4ヶ月を切った今、この動きは決して小さくはありません。アイスダンスで4度の世界チャンピオンに輝いたギヨーム・シゼロン氏は、10月10日にMatchTVのウェブサイトでインタビューを受けた元ロシア人ジャッジによるホモフォビア的発言の標的となりました。10月20日(水)のTout Le Sportで、ギョーム・シゼロンがこの騒動に反応しました。
1975年から2005年まで国際審査員を務めたアレクサンダー・ヴェデニン氏は、20ヶ月ぶりにフランス人カップルが参加した国際大会の後、
「フランスのパパダキスとシゼロンはとても良い!彼らはスケートを続け、スピードを上げ、体調を整えていった。彼らは美しく滑った。そして、彼らに勝つのは難しいでしょう。ダンスのアイデア、新しい要素、そして感情で勝負することになるでしょう。フランス人は上品だが、寒い。相手はゲイであり、それを隠すことはできません。シニツィナとカツァラポフは、昨年のように真の愛を表現することで、勝利に導くことができる」
2022年北京大会に向けて、ペアを不安定にする
そのため、71歳の元ジャッジは、2020年5月にソーシャルネットワーク上でカミングアウトしたギョーム・シゼロンの性的指向が、ダンスカップル内での感情の伝達を妨げ、ロマンチックなつながりを作ることを妨げると考えている。
「"真実の愛 "を氷の上で書き写すことはできないはずだ、と攻撃してくる。我々に危害を加えようとする哀れな試みだ」
とギヨーム・シゼロンはTout Le Sportで反応した。
@ISU_Figure needs to address this and take action IMMEDIATELY. https://t.co/O1WdZ83ff6
— Kaitlyn Weaver (@kaitlynonice) October 11, 2021
このコメントは、アメリカ米記者であるジャッキー・ウォン氏も非難しており、ツイッターで記事に言及しています。
「ロマンチックなつながりを発信することは素晴らしいことで、ペアやダンスチームとしてケミストリーやつながりを持つための多くの方法のひとつです。しかし、それだけではありません。また、感情を共有するための唯一の有効な方法でも、他の方法よりも優れた方法でもありません」
彼らの演じる際の感情が、常に紛れもない強さであるフランス人ペアを攻撃したいという願望を裏切るような発言。
ギヨーム・シゼロンとガブリエラ・パパダキスのオリンピック・タイトル争いの主な相手は、ロシアのビクトリア・シニツィナとニキータ・カツァラポフであることは言うまでもありません。
「これはダンスの政治であり、世界チャンピオンへの攻撃ではありません。ロシアのデュオの将来を脅かすものだ」
とヴェデニン氏は挑発的な記事の中で付け加えた。
シゼロンは「Tout Le Sport」で次のように述べています。
「私たちが恐れられているのは、シーズン中に続く大会での優勝候補だからだと思います。私は悲しいと思います」
フランススケート連盟がISUに措置を求める
これらは、同性婚が認められていない国であるロシアの関係者やコーチにとって、当たり前のことになっています。世界大会で3度のメダルを獲得したカナダのケイトリン・ウィーバー選手は、国際的な審査員によるこのような発言が、LGBTに対する「差別」を引き起こす危険性を指摘しました。
また、フランスのフィギュアスケート連盟もこの件を取り上げています。ナタリー・ペシャラが国際スケート連盟(ISU)に手紙を送り、AFPがそれを入手しました。
「数ヶ月間、ガブリエラ・パパダキスとギョーム・シゼロンは、スポーツレベルではなく、ギョームの性的指向を理由に標的にされてきました。ソーシャルネットワークから始まり、今ではメディアによって伝えられています。私たちは、選手たちに起こっていることを受け入れることはできません。国際スケート連盟は、このような憎悪の発生に直面して黙っていることはできない」
とし、ISUに対して「これを止めるためにどのような措置を取るつもりなのか」と質問しました。
※参照:franceinfo
🌈 What does Pride mean for Guillaume Cizeron? Join us in celebrating #Pride2021 by listening to the newest episode of The Ice Skating Podcast!
👉 https://t.co/y37IyVvguR#Pride #FigureSkating pic.twitter.com/gFLOD92Ae6
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) June 21, 2021
フランススケ連がISUに措置を求めるのは、選手を守る観点からしても当然のことよね。
ISUは散々、シゼロンの勇気を持ったカミングアウトを何度も取り上げてきて、「私たちは差別がない組織だ」とアピールしてきたんだから、
ウィーバー氏が言うように、直ぐにヴェデニン氏の差別発言に対処して、なんらかのアクションを起こす必要があるわよ。
ヴェデニン氏がフランススケ連の訴えを受けて、ロシアメディアに対して再度コメントを出しているのよ。
☆合わせてお読み頂きたい
国際ジャッジのアレクサンダー・ヴェデニン氏は、平昌2018アイスダンス銀メダリストのガブリエラ・パパダキスとギョーム・シゼロンの演技について、自分の言葉を説明しました。
「第一に、仏スケート連盟の代表者は、私の直接のスピーチが書かれた一次資料を明らかに読んでいない。また、他の言語に翻訳されたことで、意味が歪められた可能性もあります。第二に、ギョーム・シゼロンの非伝統的な志向は不利なものではなく、個人的な問題である。
エスポーでのギヨームとガブリエラの活躍についてコメントしたのは、パパシゼは非常に優秀で、きちんとした準備をしてきており、彼らに勝つのは非常に難しいという意味だ。勝つための一つの方法は、男と女の間の愛をより良く、より真正に表現することです。そして、ジャッジからもっと注目されるために!
5年前、マリナ・ズエワ氏は、アイスダンスでアメリカのシブタニ兄妹をトレーニングする際に、同じような問題に直面したのです。「ダンスのどのプログラムも愛をテーマにしていますが、ここでは兄と妹がテーマです」とズエワ氏は指摘しました。そして、生徒たちが競争できるように、他の表現手段を見つけなければならなかったのです。
私のコメントは主に、フランス人を打ち負かそうとしている、ロシアのヴィクトリア・シニツィナとニキータ・カツァラポフに向けられたものです」
とヴェデニンは述べています。
※参照:sports.ru
なんて聞き苦しい言い訳だわ!このクソジジイは話をすり替えているだけじゃない。
シブタニ兄妹の「兄妹愛」を持ち出して、論点を逸らそうとしているだけ。
「パパシゼは非常に優秀で、きちんとした準備をしてきており、彼らに勝つのは非常に難しい」と最初から素直に言えばいいじゃない。
彼等に自国のスケーターが勝てないもんだから、「シゼロンがゲイである為に、本物の愛はない」と言ったり、ただの僻み。
結局、今回も言ってることは同じ。
ジャッジにもっと注目される為に、男と女の間の愛をより良く、より真正に表現すること。
こんな偏見と差別に満ちた古臭い考え方しかできない輩には、口にガムテープを何重にも貼り付けるぐらいでもしないとダメね。
同性愛禁止法のロシアで、自国からは同意を求めようとしているのがあからさま。
こんな輩が国際ジャッジでスケーターの「表現する演技」を評価していたかと思うだけで、ゾッとするわ!
リンクの上では誰でも演者になれるし、そこに本物の愛がたとえなかったとしても、「本物」を表現することはできる。
だからフィギュアスケートって、表現する競技なわけでしょ!?
そんなことすら、ジャッジが理解していないことこそが大問題よ!
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愛のオネエサロン
オネエ様こんばんは!
LGBT問題、受け入れられない人はとことん受け入れないでしょうね
それ自体は人の感情だし、自分は問題視してませんがそれを言葉や文章で表現する?残すことに疑問を抱きます。
話は変わりますが、性が多様化してる現在、ペアとかダンスって異性間で演技してますが、同性ペアでも男女間とは違う表現とかできて面白いかなと思います。
>ボール様
ボールさん、おはようございます。
LGBT問題を演技に難癖付ける為の手段にしているのが、どうかと思いますね。
受け入れられるは人それぞれですが、演技そのものを評価するのに愛が本物かどうかって。
怒りがあちこち多岐に渡ってて、ストレスがひどそうですね。お気持ち考えると辛くなります。
私は週刊誌の記事などは読まず呑気にフィギュアスケートを楽しめています。
羽生選手が健康で目標を達成できればいいかなー。彼本人がどう考えているかもわからないから、外野は無視、無視。
25年フィギュアスケートファンですがジャッジの闇もこちらのブログで最近知りました。知らぬが仏(笑)
楽〜に楽しみましょう♡
>がんばっぺ三郎様
ストレス酷くないですよ、お気遣いありがとうございます。
応援する選手が健康で、目標を達成できるのが一番ですよね!
オネエさま、こんにちわ。
ロシアは国家体制としてホモホビアでソビエト時代から何ら進歩して
いませんね。国家体質です。アイスダンスが男女の愛のみを表現する
という考えも??です。何と言っても「演技」ですし。
こういう差別的な言葉を出すことが出来る環境こそがそもそもおかしいです。
少し前にも「ジャッジに逆らうと選手の点数に響く」という内容のコメントも
ありましたよね。ロシアのスケート連盟は大胆な改革が必要かと思います。
>おーちゃん様
おーちゃんさん、おはようございます。
仰られる通り、まさに国家体質ですね。
国際ジャッジをしていた人間が、演技を評価する前に、セクシャリティを
持ち出すとは。ジャッジに逆らうと罰だとか、ロシアの体質がいろいろと垣間見えますね。
オネエさま こんにちは
酷い爺さんですね、速攻で(反省はしないだろうけど)シゼロンに向け謝罪文を発表させるようISUは強く言うべきだと思います。べき!ですよ。
(ロシアでは認めない価値観ではあるが)スポーツ界の一員として恥ずべき発言をしたと。
ヴェデニンも「個人的な問題だ」って付け加えるのがバカよ、どこに問題があるんだか?
ロシアでは問題とされるが‥と、何でも頭にロシアではって付けりゃいいのよ。
大事なシーズンに選手に差別的な発言や、脅しみたいなプレッシャーをかける関係者は出禁にして、クリーンな環境整備をISUはして下さい!ラケ爺とかゴル爺とか権力あるから難しいでしょうけど!
逆にみると、シニカツとかもエグいプレッシャーを与えられるのが常態化してるんでしょうね‥‥
>おばちゃん様
おばちゃんさん、こんばんは。
ヴェデニン氏、最近ロシアメディアで毎日のように彼の発言取り上げられているんですよね。
五輪シーズンなので、メディアもこの爺の発言を利用して、他国に牽制をかけているような気がします。