コストルナヤがなぜここまで低迷しているのか?ロシアTELESPORTの記事がとても興味深いので、一緒に見ていきましょう。
ロシアでは大会毎に選手のランキング評価があり、そのまま12月の代表選考となるナショナルに大きな影響があると言われているのよね。
現在7位という不本意な順位にいる彼女に残された五輪への最後のチャンスとは!?
一体何があったのか?低迷の原因とコストルナヤ五輪へ最後のチャンスは?
コストルナヤはフィギュアスケートへの興味を失った
世界最高のフィギュアスケーター
2020年半ば、アリョーナ・コストルナヤはロシアのフィギュアスケートの女王でした。モントリオールで開催されるはずだった世界選手権では、グランプリファイナル、ヨーロッパ選手権の金メダリストとして、数々の世界記録を持って臨みつもりでした。このスケーターは、スケーティング、完璧に形成されたイメージ、完璧なトリプルアクセルですべてを征服しました。
コストルナヤは絶好調で、難しいことを驚くほど簡単にこなしていた。
2019/20シーズンを前に、4回転ジャンプをした同門のアンナ・シェルバコワとアレクサンドラ・トゥルソワに憧れていました。アリオナは当時、3Aを習得しておらず、そのことで技術者から叱責を受けていた。
その1ヶ月半後、彼女は競技会でトリプルアクセルをクリーンに決めた。技術委員会の発言が自分のモチベーションになったことを後に認めた。完璧なトリプルアクセルと最高の構成要素の得点により、ショートではリードを築き、フリーでは四回転の選手と互角に渡り合うことに成功しました。コストルナヤは真剣にオリンピックの可能性を秘めた理想的なフィギュアスケーターであると思われました。
プルシェンコへのスキャンダラスな移籍
数ヶ月後、すべてが壊れてしまった。モントリオールの世界選手権が中止され、続いて隔離され、エテリ・トゥトベリゼのグループからプルシェンコアカデミーへの移籍まで、注目を集めた変遷がありました。移籍になったのはトゥルソワだけのはずだったが、コストルナヤは、彼女がトリプルアクセルを教わったセルゲイ・ロザノフコーチの離脱に対応できず、一緒に移籍した。
誰もがその結末を知っている。そのスケーターは実際に1シーズンを失った。彼女は長い間コロナを患っていましたが、回復してからは適切なプログラムを探し、軽率にも様々なバリエーションを選択していました。その結果、ロシア・カップの決勝で6位となり、転落してしまった。
しかし、エフゲニー・プルシェンコのアカデミーに移った後、コストルナヤは「新しいグループでは笑顔が増えた」「誰にもプレッシャーをかけられなかった」「自分の意見がやっとコーチたちに受け入れられた」と勇気を持って語っていた。そこには、トゥトベリーゼをはじめとする同僚たちへのいわれのない不満があった。
プルシェンコアカデミーでは、後輩たちと分け合う必要のない都合の良い時間帯にリンクを使い放題、リハビリ、そして親交のあったロザノフという理想的な条件が揃っていた。しかし、そのような環境に留まっていても、結果が良くなるわけではなく、スケーターの意識の持ち方が変わってしまうのです。
スポーツや成果ではなく、他のことに焦点が当てられるようになった。
プルシェンコアカデミーでは、コストルナヤのトレーニングは全くと言っていいほど不十分で、しばしばトレーニングをサボっていたことは周知の事実である。その結果、彼女の目の前でフィギュアスケートのキャリアが崩壊したのは当然のことである。
コストルナヤは1年で大きく後退した。
トゥトベリーゼに戻ることは、彼女を何らかの形で残すための唯一のチャンスだった。問題は、女子フィギュアスケートの1年間の低迷が、今ではほとんど回復できないことです。コストルナヤがまともに練習できなかった一方で、カミラ・ヴァリエヴァ、マヤ・クロミフ、ダリア・ウサチェヴァはトゥトベリーゼのグループで成長してきた。それぞれに強みがあり、何よりも勝利に飢えています。
コストルナヤは、エテリの元に戻った後も、気後れしているようだ。彼女は、自分のキャリアの最大の目標がオリンピックであることを隠していません。
北京五輪後に、彼女は自分のキャリアを終えて学校に行くつもりだった。
しかし今では、1シーズンを棒に振ってしまったことを彼女は理解しています。スケートアメリカでは、シニアデビューを果たしたウサチョウは、3Aを持っていないが、先週末のスケートカナダではコストルナヤよりも多くのポイントを獲得していた。コストルナヤは2つのトリプルアクセルを跳んだにもかかわらず、そのうちの1つだけがきれいに跳べたにもかかわらずです。
今、彼女は一からやり直さなければならない。オリンピックシーズンに向けて、非常に悪いスタートとなりました。ロシアのフィギュアスケーターのバーチャルランキングでは、コストルナヤはワリエワ、シェルバコワ、トゥクタミシェワ、トゥルソワ、ウサチェワ、フロミフの下に位置しています。信じられないかもしれませんが、これは五輪出場者の上位3人を決めるロシア選手権での彼女の評価に影響します。
彼女自身、北京に行けるとは思っていない。
何かを成し遂げた後にスタート地点に戻るということが、心理的にどれほど難しいことか。コストルナヤは2つの学校の間を行き来し、結果が全く出なかったため、彼女の評判は完全に消えてしまった。彼女は自分自身にしか主張することができません。
先週末、スケートカナダで見たスケートの光景は、苦悩としか言いようがありません。コストルナヤは必死にトリプルアクセルを安定させ、体型を整え、Instagramに明確な投稿をすることで、あらゆる方法でコーチに償いをしようとします。
※参照:TELESPORT、出典:aliona_officalnew
昨日も少しお話したコストルナヤの低迷について。
その要因について、あたしはジャンプ指導をしたロザノフが離れてしまったこと、
そしてエテリ陣営が彼女に対してベストなプロを提供していないことばかりを挙げてきた。でも根本の原因は違うんじゃないかって、
今回TELESPORTの記事で感じたのよ。もちろん翻訳していく中で、彼女はフィギュアに対して興味は失っていないし、北京五輪を諦めたわけじゃない。
なんで勝手に決めつけるのよ!っていう怒りも湧いてきたけれど、実に核心をついている部分があった。
プルシェンコアカデミーでは、後輩たちと分け合う必要のない都合の良い時間帯にリンクを使い放題、ロザノフコーチという理想的な条件が揃っていた。しかし、そのような環境に留まっていても、結果が良くなるわけではなく、スケーターの意識の持ち方が変わってしまうのです。
プルシェンコアカデミーでは、コストルナヤのトレーニングは全くと言っていいほど不十分で、しばしばトレーニングをサボっていたことは周知の事実である。その結果、彼女の目の前でフィギュアスケートのキャリアが崩壊したのは当然のことである。
いくら良いコーチがいても、どんなに練習環境が良くとも「スケーター本人の意識の持ち方」が一番大事なんだなと改めて感じたのよ。
彼女が移籍について謝罪した時に、移籍が一時的な感情によるものだったとわかり、プルシェンコアカデミーでは
様々な情報から推測するに、かなり彼女の我儘がまかり通っていたようにも思えるのよね。
一度は頂点に上りつめた故のプライドもあったのかもしれないわ。
トレーニングをサボっていたことは知らなくて、驚いたけど汗、追い打ちをかけるようにコロナに罹ったり、疲労骨折をしたり、、、
ロシアでは日々有能な選手が生まれ、どんどん台頭し、めまぐるしく速いサイクルで主力選手が変わってくる。
やはりその中で「1年間」という期間でのコストルナヤの過ごし方、意識の持ち方によって、大きく変わってしまったのだと思う。
後ろばかり振り返っても仕方がない、じゃあ彼女が五輪代表争いに乗るためにはどうしたらいいのか?
ロシアナショナル1発選考は、優勝者だけ。ワリエワが今はもっとも表彰台の真ん中に近い存在。
ならばグランプリシリーズフランス杯で、シェルバコワに勝って優勝する以外ないでしょうね。そして自力でファイナルへ進むこと。
これがロシア代表選考に残る為の大前提の条件となってくるでしょう。厳しいようだけど、フランス杯で優勝するぐらいのインパクトが必要。
明日から始まるイタリア杯で、シェルバコワがどこまで復調しているのか。
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もう来週にはNHK杯だなんて、グランプリシリーズ始まる前はまだ長いかしら?と思っていたけれど、
ホントあっという間に時は流れていくわよね。まだ4Aへの心構えができていないけど、もうすぐそこまで来ているのよね。
その前に今週末は、グランプリ第3戦イタリア大会をメインにお伝えしていくわね。
それでは皆様、どうか素敵な祝日をお過ごしくださいまし。
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愛のオネエサロン
何が原因なのかは、はっきりしませんけど誰の目にも、コストルナヤが以前の輝きを失ってるのは明白。
そして、エテリ下で復調してきているけどエテリがコストルナヤに最良のプロと振付を与えてるとは思えないです。
北京に食い込むのは、絶望的だと思いますが以前の見る人全てを魅了する演技を取り戻して欲しいです。
>杉姐様
杉姐さん、こんばんは。
ロシア記事でコス美に関する情報があまりにも多くて。
1年半で10本もプロ変更ですよ。移籍などがあったにせよ、
この五輪シーズンに最初に決めた両プロをあっさりと変更するのはエテリ陣営にも疑問が出ますね。
ちやほやされる環境ってよくないみたいですね。。 よほど気を引き締めていかないと。。まだ、諦めないでほしいです!
先日、ワリエちゃんが、ロシアの名誉の為に頑張りますと言ってた。常套句かもしれないけど、すらすら口にできる事に、感心しました。
>なっこさん様
なっこさん、こんばんは。
エテリの元では厳しい体制の元で我儘も言えなかった。
だからプルへ移籍して、自分の思い通りになった環境が彼女にはかえってよくなかったかもしれないですね。
衣装、振り付け、編曲、と、どれをとってもあまりコス美が大事にされていないように見えるんですよね。
特に編曲。New York New Yorkも、
前半のデモテープのようなウィスパーからいきなりミネリの力強い熱唱。
素人編集としか思えない笑
どうなのセンス的に笑、って思ってましたよ。
オネエ様も、次期五輪の筆頭優勝候補というくらい進撃の美美美だったのに。
あの頃のキラキラした輝きからは信じられないほど
冷遇されているように見えちゃって。。
また輝きを取り戻してほしいですね。
>TonTon様
TonTonさん、こんばんは。
そうなんですよ~。Newyorkの編曲もなんか雑ですよね。フランス杯ではフランス語バージョンになるそうですよ。
五輪の優勝候補としてずっと応援してきましたけど、
この1年でのあまりにも彼女を取り巻くものが変わってしまって。
オネエ様、こんにちは、コメントさせていただくのはお久しぶりです!毎日、オネエ様のブログ楽しみに見ています。
そして、コストルナヤのこと、深くお話してみたかったんです。オネエ様の大好きなスケーターですもの…。
ロザノフと一時的に離れ離れになったこと、プルシェンコの元へ移籍したこと、コロナにかかったこと、成長期による体系の変化?など、何が原因なんだろう…とずっと考えていて。オネエ様の仰られる通り、ロザノフと離れたことと、そもそもプロが良くない、に私も同意していたのですが、この記事による「スケーター本人の意識の持ち方」。たしかに、これは核心をついていますね…。頂点に上り詰めた後、周りへの感謝を忘れずアスリートとしてのモチベーションを保つのは、実はとても難しいことなのかもしれません。
そして、かなり前にロシアのどこかのニュースで読んだ気がするのですが、コストルナヤがプルシェンコへ移籍してから、コストルナヤへの非難がたくさんあったことにコストルナヤが傷ついている、というようなニュースを見た気がするのですが…(間違っていたら、すみません!)。そういった、非難の声ややまないバッシング、今下されている低評価の数々にも、モチベーションが下がっているのかも…。
というか、私自身が、今コストルナヤに対して低評価がとまらないことがすごくくやしいです。19-20シーズンの彼女のスケートは、本当に滑らかなスケーティングで、演技に溶け込むような美しい振り付けとジャンプで。ため息が出るほど美しい3Aで。4回転を跳ぶスケーターたちにも負けない、最高のスケートでした。
フランス杯での優勝、GPF進出。とても難しい条件だと思いますが、彼女が良いコンディションで望めますように、今出来る最高のスケートができますように、願っています!
>ゆきな様
ゆきなさん、ご無沙汰しております。
お変わりはないでしょうか?毎日ブログをご覧頂きありがとうございます。
わたしも一度彼女について、なぜ低迷してしまったのか?を考えてみたく、今晩の記事でもさらに少しお話させて頂きました。
今ジャンプばかりがメインになってしまっているフィギュア競技で、彼女は芸術性も兼ね備えた貴重なスケーターでもあり、
クワドを持たない彼女が、頂点に立つことでジャンプだけがすべてじゃないことを証明してくれる存在とも思ってきました。
再び輝きを取り戻すにはフランス杯の優勝以外ないと。
こんばんは。
ロシアのフィギュアスケーターのバーチャルランキングでは、コストルナヤはワリエワ、シェルバコワ、トゥクタミシェワ、トゥルソワ、ウサチェワ、フロミフの下に位置しています。
とありますが、ランキングについての記事があれば紹介していただきたいです。
m(_ _"m)
>琴子様
今のところロシアメディアでランキングについての
新しい記事は出ていないですね。
イタリア大会後に、また出るかもしれないです。