ロシアのペア選手で、世界ジュニア2018銀、2019銅メダルのポリーナ・コスチュコビッチが国籍変更をしたいと話題に。
ウクライナ情勢だけでない、彼女らがコーチから受けた非情な戦力外通告などインタビューから見えてくるものとは?
そして過去の演技で、6連続ジャンプを競技で跳ぶユニークなスケーターをご紹介するわね。
非情な戦力外通告もあった!ロシア選手が国籍変更を変える様々な理由とは?
ージュニアでは国際大会の延期や中止が相次ぎましたが、そのような状況での心境はいかがですか?
「国際大会がないのは大変なことで、そこで自分のレベルを示したいものです。ロシア国内では、誰がどのような能力を持っているのか、誰もがお互いを知っています。そうすると、なかなか上達しないし、モチベーションも下がってしまう。フィギュアスケートを心から愛している人にとっては、それほど大変なことではないのですが、やはり国際的なスポーツへの憧れはあるようです。特に、そういう経験がない選手にとっては、大変なことだと思います。
ロシア大会の結果を見てもわかるように、みんな入れ替わり立ち替わりで、以前から国際大会に出場していた選手が出られなくなってきているのです。世代が変わり、スポーツが進み、それについていくのは大変なことです。
個人的には、もっと国際的な大会があってもいいと思っています。特に、経験を積むということは大事なことです。ジュニアで国際経験を積んでいる人もいれば、シニアでしか自分を試せない人もいることがわかったのです。
ーアレクセイ・ブルハノフ選手とのペアが解消されましたが、その理由は何だったのでしょうか?
「ロシア選手権の後、突然別れてしまったんです。新しいプログラムや計画について話していたんです。私たちはモスクワに移り住み、今シーズンはとても混乱し、私たちにとって新しいシーズンで、あまりうまくいきませんでした。しかしまだ可能性があるという思いで、私を訪ねました。すべてが順調で、何も考えることがないとき。そして、物事が悪いときには、問題を探し始め、それを解決したいと思うものです。私が理解したところでは、フィギュアスケート連盟はブルハノフに、このペアには見込みがないと言ったそうだ。この言葉について、彼は考えてみると言った。もちろん、私の心は傷ついた。でも、これでよかったんだと。そんな話が出てきたのだから、これ以上話しても仕方がない。ここから先は、人それぞれの道だ。この話を聞いて、私は連盟を変えようかと思った」
ー連盟を変えるという考えから、何か計画はあるのでしょうか?
「今は、すべてから逃れようと休暇をとっているところです。モスクワに戻ったら、他の連盟の方向で考えるつもりです。ロシアでプレーするのは難しいでしょう。たいていの場合、何をどのようにするかは、ただ待つしかないでしょう。今のところ、誰もパートナーシップについて書いていません」
ー他の国のためにスケートをする可能性について、どのように感じていますか?違和感がありますか?それとも演技することの方が重要でしょうか?
「国際大会でスケートをしたいので、今はどんなユニフォームを着て、国旗を持つかということは考えていません。そうなれば、きっと何かを感じるはずです。でも、座っているという選択肢は私にはありません。自分が何を求めているのかを理解しなければならない」
ー国際大会に出たいということですね。
「そうです」
※参照・出典:SPORT24
ロシア国内での競争が激しいことは、言うまでもないところ。
切磋琢磨すれば、高いレベルを維持できるとばかりあたしは考えていたのだけれど、
お互いの能力を知っているが故に、かえってモチベーションが下がり上達しないといった考え方は意外だったわ。
ジュニアで活躍してきた選手だけど、シニアの世界はどうなるかわからない、、、
多くのペアが解消していった今シーズンを見てきたからこそ、漠然とその難しさを感じているのではないかしら?
ウクライナ情勢から国籍を変えるとばかり報道されて、注目を集めている彼女だけど、
ロシアスケ連から「見込みがない」という戦力外通告を受けたことも、その要因のひとつであることも、彼女のインタをすべて読まないとわからなかったことだわ。
厳しいようだけれど、勝ち残れないなら国際舞台に立てない。それだけ多くの選手がしのぎを削っているのよね。
重鎮タラソワは「国籍を変えても裏切りではない」と言っているけれど、国籍を変えたところでロシアへ戻る選択肢はないでしょうね。
国際大会自体に出場できない、先行きが見えない不安と、
たとえ出場できる日が来ても、ロシア国内ではそのチャンスを得ることができる選手はごく一握り。
様々な狭間で悩んでいるように感じたわ。
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本日4月30日の、CSテレ朝チャンネル2。
羽生結弦出演のファンタジーオンアイス2017・18の放送予定をチェックしておきましょう。
ファンタジー・オン・アイス2017
神戸公演
■4月30日(土) あさ7:00~
ファンタジー・オン・アイス2018
幕張公演 初日
■4月30日(土) 午前10:30~
幕張公演 2日目
■4月30日(土) 午後1:40~
昨日、新宿の伊勢丹デパ地下にある「千疋屋メロンパフェ」を手土産に、
麻布十番在住の友人宅にお邪魔し、14時から気付けばなんと26時までずっとひたすら過去のフィギュア作品鑑賞する会に行ってきたのよ笑
友人はマニアックなスケーターの演技が好きで、長野五輪で女子20位になったレティシア・ユベール(フランス)のふてぶてしさが好きとか、
同大会で米国、タラ江(リピンスキー)、クワンに次ぐ3番手で出場したニコール・ボベックを応援していたとか、
なかなかあたしにも未知の世界で笑
その中で、当時ユニークなジャンプコンビネーションを跳ぶマリーナ・キールマン(旧ドイツ)をぜひシェアしたくて。
1988年カルガリー五輪と言えば、伊藤みどりのジャンプ技術の衝撃とカタリナ・ヴィット(旧東ドイツ)のカルメンが話題となり、
すっかりノーマークだったキールマン。
動画3:58からのコンビネーションジャンプ6連続「1A+1Lo+1Lo+2Lo+1Lo+2Lo」
その後の大会でも、フリーで必ず最後に入れてきたのが、このユニークなジャンプコンボ笑
なんか妙な中毒性があって、何度もリピしてしまったわっていうのを皆様とシェアしたくて。
調子が良い大会では2Aから始まっていたのよ。今では6連続はNGだけど、当時OKだった演技を振り返るのもまた新たな発見があるわよね。
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
GWはいかがお過ごしですか。スケート三昧も楽しいものですね。
見せて頂いた映像、確かに知らなかっただけ、驚きました。
今のフィギアスケートは少し別物にも思えるけど、コンパルソリーがあった時代だからこそ、スケーティングが的確がでいと思ったわ。
曲調を6連続ジャンプで表現するところなんて、まさにフリー競技。独創的に見えました。今のジャンプ偏重の評価や本数種類の制限等が本来の個性あふれるフリーを潰してしまっているようにさえ、思えました。
凄く、興味深い映像でした。ありがとうございました。
>食料品屋のこびと様
食料品屋のこびとさん、こんにちは!
友人はどちらかと言うと表彰台にあまり上がらないスケーターを応援していて、私も見過ごしていたような興味ある演技動画をたくさん見せて頂き連休を過ごしています。キールマン、フリーの最後は必ず一番盛り上がるところにこの連続ジャンプを持って来ていて、
また見たいと思えるような独創的な表現ですね!
キールマン懐かしいですね!
長身のスケーターで5種類の3回転にチャレンジしていました。
94年の幕張ではヴィットの代わりに出場してセフチェンコについで4位でした。
今のルールだと不可能だけどジャンプできちんと音を表現していてオネエさまの言う通り中毒性ありますよね?
キールマンの他だとジャネット・リンのワンフットアクセルから2Aとかレベデーワのインサイドアクセルから3Tの長いジャンプシークエンスが印象に残ってます。
今はルールが違うから仕方ないけどこういう持ち味や個性をもっと評価してくれる様なシステムにして欲しいと思います。
>通りすがり様
通りすがりさん、こんにちは!
ルール改悪案が発表され、フィギュアの本来の良さが失われていくと失望していたところに、過去の独創性あふれる演技を見て、元気を取り戻しています。
これからオフシーズン、ブログでも定期的に教えて頂いた演技などをご紹介していきたいです。
オネエ様、こんにちは。
2人で国籍変更を模索するのかと思いきや、彼女1人だけだったのですね。軍事侵攻中のいま、ロシアのカップル競技の選手が1人で国籍変更かつ相手を見つけるのは中々ハードルが高いような。両国のスケ連が話に乗ったフランスのバネッサとカナダのラフォードのようにとんとん拍子に話が進むと良いですが。それが叶わないと引退になってしまうんですかね…
>fujino様
fujinoさん、こんばんは。
再びペア解消で1人で国籍変更を模索しているようですね。
一度言葉に出してしまうと、もしうまくいかずロシアで続けるのも、難しそうです。