ロシア女子シングルで16年間もの間、第一線で活躍し続けたトゥクタミシェワが、自身のSNSでキャリアの休養を発表。
大きな理由のひとつに、国際大会出場停止の延期とやる気を失い毎日のトレーニングに疲れてしまったと告白。
ボストン美術館に展示されていた蜷川実花氏による羽生結弦の作品が、シアトル美術館に場所を移しているわよ。
もう疲れたと衝撃の休養発表が!16年間第一線で活躍し続けたスケーターが
トゥクタミシェワが彼女のスポーツキャリアを休養することに決めたと報告しました。アスリートは今シーズンのイベントに出場しないことを決定し、代わりにアイスショーでのパフォーマンスに焦点を当てます。
※参照:FSGOSSIPS
海外メディアが、もっぱらロシアのトゥクタミシェワ(リーザ)が一時休養を決定したと報道していたのだけど、
リーザ本人から自身のSNSで競技活動休止報告があったわよ。
「この投稿を待っていたことは分かっている。ここ数日、メディアでは多くのことが書かれている。こんなに注目されるとは思ってもいませんでした。
この2年間は困難な時期で、自分を哀れまないように、競争し、演技し、意気消沈しないようにしてきた。しかし今、私は自分の声に耳を傾け、休息が必要だと気づいた。
愛する人と過ごす時間を増やし、成長し、十分な睡眠をとり、リラックスし、心理学やチャリティー、その他の個人的なプロジェクトに取り組む。
もちろん、スケートは続けます。ショーや、冬にはジャンプ大会で会いましょう!」
※参照・出典:@liza_tuktik
休養の理由について、ロシアメディアでの独占インタビューでもう少し詳しく話しているので、
少し長くなるけれど、全文見ていきましょう。
フィギュアスケーターが休養を取っても、キャリアを終えたことにはならない
皆さん、こんにちは!
私は長い間活動してきましたが、毎日のトレーニングに少し疲れました。私はこれまでずっと、ひとつのことしかやってこなかった。その1つのことで結果を出し、成長するためには、他の欲望や興味は二の次にしなければならなかった。何か新しいことを学びたいと思っても、何かをしたいと思っても、トレーニングに集中することでそれができなかった。
ここ数年、どういうわけかそれがつらかった。今のサンクトペテルブルクのように、窓の外が10月で夜が続き、一日の始まりがとても遅くなると、私の体力も気分もすぐになくなってしまう。特に、暖かいイタリアや興味深い日本への旅行のような明るい瞬間がなければなおさらだ。これらの旅はシーズン中の明るい話題だったが、今はプラスマイナス同じ気候で、同じスタート地点でプレーしている。もちろん、連盟は私たちのために多くのことをしてくれる。でも、私は疲れてしまったし、やる気もなくなってしまった。だから今シーズンをスキップすることにしたのです。
今シーズンをスキップするのは、怪我をしたからでも、体の調整が難しいからでもない。ジャンプもスケートもトレーニングもできる。ただ、今は別の方向にエネルギーを注ぎたいし、新しいことを学びたいのです。
私は少し前にある決断をした。難しい決断だった。ずっと滑っていたから、落ちたシーズンは一度もなかった。16年間で、行かなかったのは2~3回くらいかな。それで思った。もしかしたら、何かが心に疼いて、やっぱりシーズンには行くかもしれない。1ヵ月半もあれば、十分戦える体になっていただろう。しかし、試乗を終えて、すでにトレーニングの習慣を身につけるのが少し難しいことに気づいた。
ロシアが国際大会出場停止期間の延長も理由のひとつ。今の私には、国際的なスタート地点に立ったときのような爆発的な輝きはない。だから今シーズンは欠場するんだ。
復帰が難しいことは理解している。しかし、プルシェンコやコストナーなど、多くの選手が休養をとっては復帰している。安藤美姫は出産のために休んで、また戻ってきた。だから、それは現実なんだ。
普通、スポーツ選手が休養を取るということは、多くの場合、自分のキャリアを終えたということであり、将来のある時点で発表するということだからだ。でも、私はそうは思っていない。その気になれば、復帰できることはわかっている。トリプルアクセルも、すべてのトリプルジャンプも、3回転のコンビネーションも、私の体が回復させてくれる。
誰かが何か言って、休止の情報が私の望みより早く公表されることは予想できた。では、なぜ数日間何も言わなかったのか?私は考えをまとめていた。すべてを話す計画はあったし、日付まで決めていたのに、少し先走った。でも、それでいい。
もちろん少し寂しい。この先には何か新しい奇妙なことが待っている。少なくとも今シーズンは後戻りはできない。他のこともできるし、毎日延々とトレーニングに通う必要もない。それでも、大きな悲しみではない、感情的になることもあるけれど。
この休止期間中に、私は何か新しいことを学び、新しい役割に挑戦してみようと思う。フィギュアスケートに熱中していた頃のように、情熱的になれる何かを見つけようと思う。人生は続いていくものだし、もうすぐ27歳というこの素晴らしい時期に、スポーツの後に進むべき道を理解する必要がある。もしそれが見つかれば、とても幸せ。
※参照・出典:sports.ru
やはり国際大会に出場できないことが、モチベーション低下で休養の理由の大きなひとつになっているわよね。
「短命」と言われているロシア女子シングル競技界において、16年間もの間キャリアを続けてきたという功績は本当に素晴らしいし、
リーザが休養を発表したとしても、異論を唱えるものはそういないでしょう。
正しい踏切からのルッツジャンプが好きだったし、彼女にしか出せない妖艶な世界観(ブリトニーのTOXICなど)はリーザワールド全開で
見るものを楽しませてくれたわよね。
ひとつだけ心残りなのは、五輪出場にあと一歩届かず、これだけの長いキャリアで彼女の演技を五輪で見ることができなかったこと、、、
このまま競技としてのキャリアを終えてしまうのか、戻ってくるのか。それは彼女にしかわからないけれど、
また素晴らしい演技を見せてほしいわね。
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©2023 GIFT Official
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先日までボストン美術館で展示いただいていた作品ですが、今度はシアトル美術館での展示が始まります。
北斎展のウェブサイトでも目立つところに作品写真載せていただいて光栄です。https://t.co/1phXWngZwd会期は明日から来年1月までです。もしシアトル在住の方などいらっしゃれば是非! https://t.co/kaSypU2z7K
— 三井淳平 / Jumpei Mitsui (@Jumpei_Mitsui) October 18, 2023
北斎展がボストン美術館から、シアトル美術館に場所を移して展示会がスタートしたのね!
Yuzuru’s portrait by Mika Ninagawa is on display at the Seattle Art Museum’s Hokusai exhibition! pic.twitter.com/se3ic8mWJE
— denisse (@queentanilla_) October 22, 2023
いつか日本の美術館で、羽生結弦展を開催してほしいわ、、、
それでは皆様、本日もどうか素敵な一日をお過ごしくださいね。
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
オネエ様…やはり寂しいですね、年齢的にも状況的にも実質引退と言うことになりますよね(多分)。リーザ…彼女の個性と世界観はまさに唯一無二。ちょっと過激で挑発的なスタイルでありながら大人の色気と知性と落ち着きを感じる彼女の演技はとても好きでした。語弊があるかもしれませんが、エテリによって次々と製造されるアンドロイドたちの無機質な演技に対して、生身の人間の体温を感じさせてくれる演技と戦い続ける姿に彼女のスケート愛を感じました。
>ちょび助様
ちょび助さん、こんにちは!
リーザ、本当にこれまで長い期間第一線で活躍しましたよね。これだけのキャリアがありながら五輪での勇姿を見ることが出来なかったのが少し寂しい気持ちになります。
競技会に戻るとしてもロシアが国際大会へ復帰するのはいつになることやら。
オネエさま
リーザのインタビュー全文掲載ありがとうございます。
彼女の正しい技術に裏打ちされ磨かれた感性溢れる演技が好き
です。インタビューや舞依ちゃんへの声掛けに見られる人柄も
好きです。ロシアの次々現れるジャンピング・ガール達の中で
しっかりと大人の魅力的なスケーターになっていった努力と精神
力は並大抵ではなかったでしょう。ロシアの政治問題が終わり、
ドーピング問題が解決し、アイスショーで来日してくれる日が
いつか来るといいなぁ。
>ドラゴンバアさん様
ドラゴンバアさん、こんにちは!
次のミラノ五輪までロシアが競技復帰は難しそうですよね。次々と若いスケーターが出てくる中でも、リーザの安定感、存在感は群を抜いていましたよね。
オネェ様、こんにちは。
リーザのインタビューの全文書き起こし、ありがとうございました。
ジャンプの正確性、唯一無二のエロかっこ良さもさることながら、あの入れ代わりの激しい女子ロシアスケート界において、何度か沈みながらも再度浮上してくる様子は見ていて勇気づけられました。五輪の出場がなかったのが心残りですが、世界選手権で再びメダルが獲れて良かったと思います。あの涙は忘れません。
以前に「引退後はライターになるかも?」という話がありましたが、彼女の視点は好きです。ショーで活躍する姿も見たいですが、今の状況でロシア人を呼ぶのは無理…。
ガザ地区の状況もあり、世界はいつの間にかWW3に突入してしまっているのでは?と、報道・ドキュメンタリー系の番組を欠かさず見ていたのに、今はニュース番組を見る気になりません。とりとめの無いことを書いて申し訳ありません。
つらいものがありますね。彼女の才能…。五輪で魅せられたかったなあ。なんだか、北京には、技術も演技も優れているコリヤダも出れませんでしたね。そういえば、ヴィンスも 二人とも無自覚なコロナの陽性反応で…。彼らはメダルに絡む可能性がある選手だっただけに本当に残念でしたよね。
そして、選手同士は、リスペクトし合っているのに 国同士のいざこざって 民間の意識とはかなり乖離してますよね。 パレスチナのように日常的に命の危険が身近かな場合は別ですが。
切ないですよ。ロシアの選手も、ウクライナの選手も 各国の選手も 同じリンクに 笑顔で立てないのは…。
おネエ様こんばんは。
リーザの休養は良かったと思います。
国際大会に何年も出られずにモチベーションを保つのはさぞ大変だと思います。
それでも、完全にスケートから離れるのではなく、アイスショー等には出演するとの事なので、あの妖艶でドラマチックな演技はまだ観れる。ただ、現状日本のアイスショーでは、ロシア国籍の選手を呼べないので、直接観られないのが寂しいです。
リーザもある意味ワリエワのドーピング問題の被害者ですよね。ワリエワのドーピングがオリンピック前に発覚していれば、補欠1位のリーザが出場だったし、オリンピックでリーザの演技が観たかったとの心残りだけは今でも思い出します。
第三次世界大戦に向けて進行していると疑いたくなる世界情勢ですが、早く各地の争いが終わり、リーザ等のロシア選手も日本で観られる日が来る事を願いたいです。
とりとめないコメントごめんなさいm(_ _)m
おネエ様、こんばんは。
リーザの休養を知り、切なさで一回沈みましたが心を整えました。
今までのこの長いキャリアを振り返り、ミーシン先生と親子といっていい深いつながりで山あり谷ありの競技生活を精一杯続けてきたと思います。正しい技術があったからこそエテリ組の覇権の中でも深い谷から復活できたのでしょうし、そこは誇っていい。
円熟味を増してからは特に自分にとって大事なこと軸となるものを据えて、彼女の人生が投影されるような演技をしていたと感じました。
ただただ、彼女の思うように生きて欲しいです。
国際大会に出られていれば違っていたのが残念。ほかの女子もピークが短いだけにこのまま国際大会に出られず終わっていく選手がたくさんいるのが可哀想で。
コリヤダくん、リーザとともに今季は私も一休みしながら見ようと思います(あ、でも深夜のスケアメTV放送でエイモズのボレロを見て大興奮しました。あれは久しぶりにフィギュアスケートが好きで良かったーという瞬間でしたね)
残念、、、
トゥクタミシェワ、昨シーズンのフリー、とっても素敵だったんです。これまでのノリノリでカッコいい感じとガラリと変わって、Lonelinessというしっとりとした曲。人生経験豊かな彼女ならではの世界でしたし、引き出しの多さを感じました。
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&opi=89978449&url=https://m.youtube.com/watch%3Fv%3DsdyENSh5P3U&ved=2ahUKEwj5y_mN7pSCAxXE0mEKHaytCrYQo7QBegQIBhAB&usg=AOvVaw2qoZE5M4pdS4Vm1k_DRZbM
しかも3Aの成功率高く、3Lz-3Tもしっかり戻してきてました。ロシア国内選手権と、ロシアグランプリては、エテリガールズに割って入ってどちらも3位。
最後の競技プログラムになるかもしれないなんて、、、せめて最後に、国際大会で世界中の人に見てほしかったなあ、、、