皆様、こんばんは!
以前ブログでもご紹介した、過度の食事制限で減量に苦み、現役引退を発表したロシアのダリア・パネンコワ。
彼女のロングインタビューでは、サンボ70での過酷な食事制限、エテリの指導法、そしてサンボ内の人間関係まで語っているのよ。
そして待望の「世界ジュニア女王が五輪で金メダルを取れる確率は?」の動画がASTAから出たので、ご紹介するわね。
エテリの冗談に傷ついたこともあった!食事制限や移籍、人間関係について
«Этери Георгиевна смешно шутит — от ее подколов иногда становилось обидно». Рассказ Дарьи Паненковойhttps://t.co/KLA4xmL7CA
— FigureSkatingRu / Фигурное Катание (@figureskatingRu) October 2, 2020
あまりに長いロングインタビューなので、
「食事制限」・「エテリの指導法」・「人間関係」についての要点をいくつかピックアップしてご紹介するわね。
ロシア女子シングルは、過去1年半だけで複数の才能のあるスケーターを失いました。最近ジュニアグランプリのステージで優勝したポリーナ・ツルスカヤは、すでにエテリ・トゥトベリーゼのジュニアグループでコーチを務めており、2014年ソチチャンピオンのアデリナ・ソトニコワが先日正式に学校を開校しました。少し悲しいのは、ドーピング問題に直面したマリア・ソツコワの話です。
ロシア女子シングルで、最後に正式にキャリアを終えたのは、17歳のダリア・パネンコワでした。9月2日、彼女はInstagramに投稿を投稿し、競技からの引退とコーチングへの移行を発表しました。かつて、ダリアは私たちの最も才能のあるシングルの1人であり、代表チームの希望と見なされていましたが、長期にわたる思春期、体重の問題、エテリとの誤解により、願いは消えていきました。
パネンコワにインタビューし、彼女が今どのように感じているか、そしてアリナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワと一緒に世界最高のグループで勉強することがどのようなものであったかを聞きました。
ー食事制限について、エテリ氏はどのように指導していますか?
エテリは人と話す時は落ち着いて話してますし、彼女はクレバーなコーチです。
エテリコーチの下で体重を維持するのはとてもシンプル。痩せなさいと言われたら、痩せるだけ。1kg痩せなさいと言われたら、痩せなければなりません、どんな方法であろうとも。
彼女は、「明日には1kg痩せてきなさい」とはいいません。これだけ余分だから痩せなさいグラム単位で。更衣室に体重計があって、毎日体重を計ります。
母も私のことをとても厳しく管理していました。毎日体重計に乗らされて、100g増えていると怒られました。毎日、茹でた鶏肉を食べて、パスタや甘いものはダメ。
ーザギトワとメドベージェワが一緒にトレーニングしていた時、確執はあったのでしょうか?
コミュニケーションの面では、彼女達の間ですべてが順調でした。しかし、リンクに出ると、彼らはお互いに戦い、エレメンツをを他よりも良くしようとしました。これは当たり前のことであり、何かがあったようには見えませんでした。
エテリコーチの言葉にたくさん傷きました。私はセンシティブであり、私の主な欠点です。エテリコーチはよく面白い冗談を言うのですが、あの時の私には不快でした。今、私はもっと成長していて、彼女が同じように冗談を言ったら、私はただ笑うでしょう。
ザギトワやメドベージェワにも冗談を言われ、不快に思ったことがあったでしょうけど、すべて怒りはリンクで吐き出していました。
私は正反対で、あまりに厳しい冗談に泣き出すこともあり、母に「氷の上に乗るのが怖い」と言っていました。他のコーチは、エテリはあなたに良くなってもらいたいから言っているのだと慰めてくれました。
ートゥルソワやコストルナヤの移籍は、エテリからのプレッシャーが影響していると思いますか?
プレッシャーはもちろんあるとは思いますが、15~16歳のスケーターは他に何か必要なものを感じるのかもしれません。
ーコストルナヤが提出されたとされる一緒に滑りくない選手リストについては?
正直、私たちはとても仲が良かったので、グループでそう言ったものはありませんでした。
エテリコーチは氷上練習でプログラムの滑りがひどかったら、年少組の氷上練習に振り分けていました。コストルナヤも含めどの選手も、滑り直しの為に年少組に送られることがあったのです。
通常は、年長組は年少組と一緒に滑らないのです。子どもたちが足元の邪魔になるので、滑りにくいと言ったコストルナヤに同意します。
※参照:sport-express.ru
パネンコワのインタビューを読み進めていくと、
改めてロシア女子の食事制限、100g単位での日々の厳しい体重管理にあ然としてしまうわよね、、、
難度の高いクワドジャンプを跳び続けていく為に、多くの事を犠牲にしなければならない。
成長期なんて、人間形成する上で栄養を一番摂らなければいけない時期でもあり、同年代の女の子達がスイーツ!なんて
インスタに上げているのにも耐えなければいけないのよね。
エテリは、もう見た目があたしの中ではディズニー映画、ラプンツェル~♪の魔女ゴーレムなのよ笑
そりゃ圧はあるでしょ!
彼女の厳しい冗談が一体どのようなものだったのか、想像もつかないけれど、
うまく演技ができないと、年少組に送られてしまう罰という指導法は初めて知ったわ。
コストルナヤはその指導法に多くの疑問を持っていたのかもしれないわね。特に彼女は北京五輪を一区切りにしているから、
余計な時間やストレスは費やしたくないのでしょうね。
その指導法が「愛」のあるものであっても、それがスケーターに伝わらないことは時としてある。
昔はお互いにトコトンぶつかり合っているようなコーチと選手との関係性。特に満知子とみどりには強く感じたのよね。
みどり、家出をしたことがあるぐらいなんだものね。
今では、思っていることをお互いに直接言えない部分もあるんじゃないかしら?そういう世の中になりつつもあるものね。
後からエテリがSNSで文句垂れるっていうやり方はあんまり好きじゃないのよね、あたし。
皆様はどう思われるかしら!?
☆合わせてお読み頂きたい☆
待望の女子編が!世界ジュニア女王が五輪で金メダルを取れる確率は!?
↓以前ブログでも紹介した↓
☆合わせてお読み頂きたい☆
今回は待望の女子編が来たわよ~。
先程のパネンコワのインタビューではないけれど、特にロシア女子フィギュア界が「短命」と言われている中で、
スルツカヤはやはり特別な存在であったことがデータからもわかるわよね~。
ミシェル・クワン、浅田真央など本当に長くに渡って活躍してきた選手達。
コストナーは?と思ったけれど、2003年の世界ジュニア3位が最高位なのよね。彼女もぜひここの比較に加えてほしいわよ!
世界ジュニア女王全43名の内、五輪金メダリストになったのはたったの4名。わずか9パーセントの確率。
五輪て改めて、実力だけじゃない、生まれてきたタイミング、その時の運などもすべて味方につけて、初めて成し遂げることができるのよね。
だからこそ、羽生結弦の五輪2連覇がどれだけ偉業なことか!
【2003年世界ジュニアフィギュア】
あたしは、2003年の世界ジュニア女王太田由希奈が懐かしかったわ~。
そして実況が大好きな小林千鶴氏!
気になった歴代の選手など、皆様はいらっしゃったかしら?
最後までお読み頂きありがとうございます。
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愛のオネエサロン
こんばんは~!オネエサマ、サロンの皆様!
ロシアの体重制限はかくも厳しいものなのですね。以前、ソツコワさんの件で、体重制限に利尿剤を使うなんておかしいと言い過ぎてしまい、大変申し訳ありませんでした。自分の頭の悪さがとても恥ずかしいです。
オネエサマ、詳しい記事をのせてくださりありがとうございます。良く読みますね!
アスリートにも健康的なダイエットを指導してもらいたいものですね。厳しい世界なのは分かるけど、心や体を壊してしまったら元も子もありませんから。
それにしても美味しい物をガマン。私には出来ません。
>ライトファン様
ライトファンさん、おはようございます~!
ロシアの体重管理の為の食事制限、本当に厳しいですね。
毎日体重計にのり100グラムの誤差に、好きなものを全く食べれないなんて、、、
わー由希奈先生~!
うちの子が去年夏に日本に滞在していた時、由希奈先生に教えていただいてたんですよー!16歳の由希奈先生、かわいい^^
そして昨日ウチの子、ついに初アクセル着氷しましたー。ちょっと年齢的に、ダブルジャンプを着氷していないといけない年齢なので出足は遅いんですが、頑張ってくれー!
記事に関係ない内容になってしまい失礼しました~~~;;;
>New Yorker様
New Yorkerさん、おはようございます。
まずはお子様の初アクセル着氷、本当におめでとうございます!!!
きっとこれから加速的にグンて伸びていく時期だと思います。
由希奈がキスクラでコーチとして昨季TVで見た時に、あまりの時の流れの速さにびっくりしました笑
3年前ロシアに旅行した時、モスクワの女性ガイドさんが並のロシア人よりも小柄でとても可愛いらしい方でした。聞くと、昔バレエを目指していたそうです。でも身長制限に引っ掛かり(伸びすぎて)諦めたそうです。旦那さんもバレエを目指していたのですが、逆に身長が足りずにコサックダンスに進み、今は高校の教員をしているとのことでした。いくら食事制限をしても身長だけはどうしようもなかったと寂しく笑っていました。
2017年ジュニアGPシリーズ表彰台に上ったダリアパネンコフさんの写真を見ると、隣の紀平さんと比べるまでもなくとても恰幅がいいですね。あれで食事制限がきつかったのでしょうか。
世の中にはいくら頑張ってもどうしようもない悩みは星の数ほどあります。でもみんな生きていくのです。パネンコフさんの新しい人生、期待しています。
>mm66様
mm66さん、おはようございます。
ロシア旅行のお話、ありがとうございます!
ダンスやバレエの世界で身長制限という壁はなかなか難しいですよね、自分ではどうにもできない部分がありますものね。
よく身長を伸ばしたければ、牛乳を飲みなさいと小さい頃に言われていたような気がします。
エテリの所はいわばプロフェッショナルなバレエ学校みたいな感じで、入校する以上はエテリのやり方についていく事が合意ですよね。最強になる為のシステムなので、それを選んだ以上体重制限であれ指導のやり方であれ、生徒が口をはさむ事はご法度のはず。
コストルナヤは口に出す時点でやめる覚悟ついてたですよね…
色々思う事はあっても言う事はアウトの世界。だけど最強の合理性を持ったシステムとはいえます。むむむ、、。
みどりと満知子wこれは又対極なww家出もしてドンパチできるほどぶつかりあっても
こちらは情というもので結ばれているので、、、。日本的というか昔ながらの徒弟制度というか、これこそリアル月影先生とマヤですね。
満知子も開けっぴろげなんでSNSの情報戦とかしませんよね。昭和の女ですからねえ~。
>ジゼル様
ジゼルさん、おはようございます。
パネンコワのインタビューを読んでいくと、コーチからの厳しい言葉にも、
選手がリンクで怒りを発散できるタイプと、溜め込んでしまうタイプがあって、
それによって、自分のバランスを保てるか崩れてしまうのだな~と感じました。
ASTAさんのハイクオリティの動画大好きなんです。
女子のジュニアチャンプの動画も揃ったところで、こういうの見ると、ついまとめてみたくなるんです(笑)
Jr.ワールドのタイトルを二つ持ってるのは男子ではリッポンポン1人だけ。女子はラジちゃんとトゥル子の2人です。
Jr.世界王者のGPF・欧州&四大陸・ワールド・五輪での実績
表彰台に登れたのは 男子24人 女子22人
登れなかったのは 男子14人 女子11人
どの大会にも出られなかったのは 男子5人 女子9人
男子のジュニア王者はほぼアメリカ対ロシア勢(ソ連+ウクライナ+ロシア)のバトル。
アメリカ16人、ロシア勢17人。次いで日本5人でカナダは4人。
イスラエル・中国・ドイツが各一人です。
女子はロシア17人、アメリカ14人、日本7人、東独3人、仏2人。カナダと韓国が一人ずつ。ますますロシアの独走で間が開きそう。2009年のレオノワ姐さんからワリエワまで佳菜子と真凜以外全部ロシア!!
男子Jr.世界王者---GPF王者11%---欧州&四大陸27%---ワールド16%---五輪11%
女子Jr.世界王者---GPF王者25%---欧州&四大陸26%---ワールド26%---五輪9%
男女でかなり違いますね。女子の五輪以外の%がほぼ同じなのは、その年に強い選手が全部さらっちゃう傾向? そんな中でオネェ様もおっしゃってるように、クワンとスルツカヤの長い戦歴が眩しい。しかもほぼ丸かぶりなのに。ヤグプルにも言えることだけど、この二人、活躍してた時期がズレてたらどうなったでしょうね?
そして、ソトニコワ。GPFも欧州もワールドもタイトル無くて、五輪だけ金メダル。クワン&スルツカヤの対局の人。クワンは私の持ってるワールドの金5つより五輪の金が欲しい的な言葉がありましたけど、そんなことはないですよね。
>てんこ盛りパフェ様
パフェさん、こんばんは!
ASTAさんの動画、本当にクオリティが高いですよね~。
また詳しいデータの分析、本当にありがとうございます!いつも学ばさせて頂いております。
クワンとスルツカヤの活躍していた時期が被っていたからこそ、お互いに切磋琢磨したのでは?と
逆の発想で考えるようにしています笑
フィギュアもバレエ程ではないにしても、ビジュアル重視な面がありますよね。
エテリに師事できるという事は、既に選び抜かれた存在なわけで。
そういう彼女たちの鼻っ柱をガツーンとするなんて、どれだけ… あな恐ロシア
直接なんて言えないのかも。こわくて。
甘いものが我慢できても、パスタは無理よ。グルテンしっかりの幅広のパスタ♡
今日みたいな日は、ほうとう鍋もいいわ。
リンクで心も身体冷えてしまったら、ちゃんと暖めてあげてほしいなぁ。
ボナ子と有香さん同い年だったのね!知らなかったわ〜我らがエロスもジュニアワールドは獲ってないのね。安藤さんがGPF獲ってないのも意外だったわ〜
エテリ、体重100グラム単位で管理って…100グラムなんてちょっと食べたらあっという間に増えちゃうわ!体重に含まれるのは余分なお肉だけじゃなくて、骨とか筋肉、血液だって重さの一部よね…引退後の人生の方がずっと長いのに、将来どんな弊害があるか全く考えていないのかしらね。こわいわ〜〜
>めいと様
ASTAの動画で歴史を振り返ると、今初めて気づくこともありますよね!
なんだかすごく懐かしいけど新鮮笑
100グラム単位の体重管理って、本当に厳しい世界ですよね。
その中でまた勝ち残っていかなければいけないのですから。
おねえさま、はじめまして!
ロシアっ子はけっこう体重制限について言いますね。でも甘いものを食べなければ太らなくなるし、引退後も続けていれば老けないし、いい事しかないのだから有り難いと思えばいいのになって思います。私はスポーツ選手でもなんでもないですが、一切食べません。おかげでスリムで若々しくいられいい事しかありません。なので‥甘いなと思ってしまうほうです。。だって特別な存在になるには人と同じことやっててもダメですもの。
>マロン様
マロンさん、はじめまして!
コメントどうもありがとうございます。
仰られる通り、特別な存在になるには人と同じではダメですよね。
わたしは甘いものついつい食べてしまうので、少し気をつけないと汗