なにかと物議を醸すロシアの国際ジャッジ・ヴェデニン氏が、ブダペスト杯のシェルバコワの演技構成点に納得できないと批判。
他の出場者レベルが総じて低かったことで、ジャッジの心理的なトリックが彼女の採点に影響を与えたと。
ロシアサンクトペテルブルクで、国内大会「パニン・コロメンキン記念」が開催され、コリヤダが優勝したわよ。
採点に納得できないと批判!ジャッジの心理的なトリックが影響を与えた?
ヴェデニン氏「ショートプログラムで、シェルバコワの演技構成点に納得できません。グレイヘンガウスがフロミフのスコアを見て首を振ったのは、決して無駄ではなかった」
国際ジャッジのアレクサンダー・ヴェデニン氏は、ブダペスト杯でのシェルバコワの演技(2位)について、次のように感想を述べています。
「昨季の世界最高のスケーター、アンナ・シェルバコワが怪我や病気に悩まされ続けているのは残念なことです。彼女はまだ4回転のジャンプを取り戻すことができません。そして、ダブルアクセルで空中でまっすぐに立ち、まっすぐにねじ込み、かなり良い反発技術を考慮すると、トリプルアクセルもできるでしょう。
そして、プログラムや音楽の細部に至るまで、洗練された演技力を持つ彼女の演技構成点は、必ずやライバルたちに対して強いアドバンテージを与えるはずです。
ショートプログラムでのシェルバコワの演技構成点には全く納得がいきません。グレイヘンガウスは、フロミフの評価を見ながら無駄に首を振らず、不満を漏らしていた。彼の否定的な反応は、むしろフロミフの前で滑っていたアンニャの演技に関係していたと思う。
しかし、ジャッジ達は、コンビネーションジャンプのセカンドループをアンダーローテ判定(回転不足)と判定しました。私はこの要素を再検討し、不完全なものを見つけようとしましたが、私の意見に変わりはありません。ルッツの後に若干の違和感があったものの、リズムの遅れや軸の乱れがあったため、原則的には2回目のジャンプでエラーになる可能性がある。しかし、9.0点以下はシェルバコワのレベルではありません。
【ブダペスト杯SPプロトコル】
他の出場者のスケートレベルが総じて低かったことが、彼女の成績に影響したのかもしれません。ジャッジには心理的なトリックがあり、これまでの参加者全員に5~7,5点の評価を与えた後、スター選手のシェルバコワが登場して、8,75点のような得点を多く付けられたのです。完全に方向性を失い、これは全く異なるレベルのスケートであり、他の出場者とではなく、彼女自身と、そして後になってフロミフとも競うことになったのです」
とヴェデニンは語っています。
※参照:sports.ru
確かに今回のシェルバコワSPの演技構成点を見てみると、ジャッジによって評価が分かれているのがはっきりとわかるわよね。
J6に至ってはすべて7点台という判定。さらに8点台が多く並ぶスコアに、ヴェデニン氏は納得がいかないのでしょうね。
それよりも最後の発言が気になったのよ。
「他の出場者のスケートレベルが総じて低かったことが、彼女の成績に影響したのかもしれません。ジャッジには心理的なトリックがあり、これまでの参加者全員に5~7,5点の評価を与えた後、スター選手のシェルバコワが登場して、8,75点のような得点を多く付けられたのです」
ジャッジに「心理的なトリック」なんてあったら、選手はやってらんないわよ。
これ国際ジャッジの感覚として持ち合わせているとしたら、大きな問題じゃない!?
国際ジャッジ・ヴェデニン氏の考えは、他の選手が低いスコアだから、総じて低くなる傾向だということよね。
これ逆を言えば、他の選手に高いスコアを出しているのなら、高いスコアを付けざるを得ないということにもなる。
スケーターの演技そのものが、正当な評価を受けるのが当然なのに、他の選手のスコアに影響を受けるジャッジングだなんて。
ヴェデニン氏の指摘する「心理的なトリック」は、今までの採点を見ていると、確かに存在するのかもしれないわね。
そしてもうひとつ。ヴェデニン氏の今回の発言の中に、
「現世界女王なんだから、もっと高い評価をすべき」というニュアンスも感じられたのよね。
実績は確かに大事だけど、「今」の演技を正しく評価してこそ。演技する前からスコアが決まっちゃうって、そもそもおかしな話よね。
☆合わせてお読み頂きたい
ロシア国際ジャッジ・ヴェデニン氏の発言に関する記事
ロシアのサンクトペテルブルクで、国内大会「パニン・コロメンキン記念」が開催され、コリヤダが優勝したわよ。
ショート101.20点、フリー195.31点の合計296.51点。スコアはロシア国内仕様なところもあるけれど、
フリーではクワド2種3本構成を、体に徹底的に染み込ませようとしているのが伝わってきたわ。
【フリー】
シンドラーのリスト♪
ショート、フリー共に、冒頭の4Sが跳び上がった時に、軸がブレてしまって、
コリヤダにとってはここが一番の大きな課題よね。
前回のフィンランディア杯の時よりも、全体的に良くなっているように見えたし、
所作の美しさは、姿勢の良さからも来ているわよね。ジャンプの高さもあるし、うまくコントロールできるようになれば、
きっと素晴らしい作品になると思うわよ。
関係者によると、今回の欠場は北京五輪を見据えたもので、コーチのブライアン・オーサー氏は「今は梨花に無理をさせず、完全に回復するのを待ってほしい」と指示したという。
※東スポより一部引用
紀平梨花のスケートカナダ欠場について、
オーサー氏が北京五輪を見据えた上で、今は無理をさせないと判断したそうよ。コーチを信じて、早く回復するといいわね!
それでは、皆様本日もどうか良い一日をお過ごしくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
いつもブログランキングバナーでの応援クリック、心から感謝しております。
日々の励みになっています!
愛のオネエサロン
オネエ様
シェルバコワ 調子が戻らないようですね・・
ロシア国内も コロナ再拡大で再びロックダウンもあり得そうです。
スプートニクしか打てない状況で国民は接種拒否大半だし。
エテリ組は 海外でmRNAワクチンを接種させているのでしょうね??
でなければ感染リスク高すぎてモスクワでは出歩けないのでは??
梨花ちゃんも オーサーがついているので何らかの秘策があると思っています。
オーサーは3大会連続で金メダリストを輩出しており オリンピックを知っているはずですから。調整がうまくいくことを祈るばかりです。
>kk様
kkさん、こんばんは。
BBCによると、来週からモスクワが約1週間のロックダウンを検討しているそうです。
接種率3割とありますが、選手らはどうなっているのでしょうね。
こんばんは
バコ美には申し訳ないけれど、彼女が下がられたということはないと思いますよ。むしろルッツも全部!でいいと思ったし、あげられていたのでは。動きも彼女らしい優雅さがそこまで出ていたとは思えなくて…ジュニアのムラ美ちゃんやレヴィトの方が上手く見えました。ここら辺は個人の感性かしら??
>琴子様
琴子さん、こんばんは。
レヴィットは表現力ありますよね、ジュニアながらに魅せられてしまいます。
バコ美はジャンプに難点があるので、いままで指摘されなかった方が不思議なんですよね。