皆様!
フィギュアスケートのルールについての
記事は読んで頂けたかしら?
☆フィギュアスケートのルールについてはこちらよ
いまさら聞けない!フィギュアスケートのルールについてpt.1
ルールよりもミキティとモロゾフのアモーレ!にしか目がいかない
というお声もあり、、、笑
またリクエストがあれば、ゆる~く書かせて頂きますわね。
今日は現役ジャッジの方のブログについてお話させて頂くわね。
現役ジャッジのブログが閉鎖!?一体何が起きたというの?
あたしが演技構成点について、あ~だのこ~だのお話させて頂いた時に、
☆演技構成点についての記事はこちらよ。
もはや意味を持たない演技構成点の現状とこれから
ちょうどブログ読者様からね、
現役フィギュアスケートジャッジの方が、
今のジャッジシステムについて問題提起をされているブログがあります!
ということを教えて頂いて、拝見させて頂こうとしたのね。
そしたらあんた閉鎖されてるじゃないの!
閉鎖のお知らせ
6/9(日)を以て完全に閉鎖させて頂きます。
ご愛読頂いた方には大変申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
記事も完全に削除されているじゃない!ツイッターも消滅。
対応の速さに衝撃だわ!
オフィシャルな方の正義の声はかき消されてしまうものなのよね。
これ完全にスケート連盟に闇に葬られた案件よね。
閉鎖の理由さえも述べる余地もなく、すべてがなかったことにされる。
それにしても速い対応だわ。自分たちの都合の悪い火はすぐ消すのね。
そんなことするぐらいなら、選手を守ることを迅速に対応しなさいよ!
週刊誌とかマスコミから守るとかやるべきこと他におありでしょ!?
フィギュアスケートのジャッジとして、この差を評価をできないことが非常にもどかしい。 他のジャッジとあまりに外れた評価をしたら資格停止。表現力だけ見たら、何倍も差があったとしても。 結局、表現力の基準が定性的で曖昧と片付けられる。
※消滅したツイートより
こんなの昔からずっとそうよ、6.0点採点方式の時からね。
今更何言っても驚かないわよ。
オネエの個人的見解を話させて頂くわね。
ジャッジは事前に公式練習からスケーターのジャンプなどをチェックしているのを聞いたことがあるわ。
ここで大体のラインが話し合われているはずよ。
ISUではトップスケーターの中でも、
この選手だ!って特別指定しているスケーターが何人かいると思うのよ。
トップスケーターが余程のミスをしない限り、もうある程度の順位付けはされているでしょうね。
あえてプロトコルは貼らないけれど、
この時の世界フィギュア最終滑走、
中野友加里は表彰台に上るに相応しい演技をしたと思っているわ。
でもまさかの回転不足、少ない加点、伸びない演技構成点。
あたし開いた口が塞がらなかったわ。
大きな大会になればなるほどそう。
北米枠、ヨーロッパ枠、アジア枠でもあるのではないかしら?と何度思ったことか。
でもね、見ている観客の目はごまかせないのよ。
友加里の点数が出た時のブーイングお聴きになって!
8:00~からよ。
このブーイングこそが真実の声よ!
でもね、友加里は嫌な顔ひとつせずに、この結果を受け入れていたわ。
どんだけあんたひたむきなのよ!
あまりの清々しさに友加里の事、惚れ直したわよ!
今に置き換えてもどんなにトランジションを工夫しようとしも正当な評価がされない。
ジャンプ技術に比例して演技構成点も出る。
ジャッジが足並みを揃えないと資格停止される。
フィギュアスケートの芸術性の美しさは、一体どこへ行ったのよ!?
☆ジャッジ問題についての記事はこちらよ。
ジャッジ問題!一流の選手を三流ジャッジが審判を下しているの!?
技術点はAIになんて記事が出ているけど、AIの中の仕様すら変えそうで怖いわ笑
演技構成点、表現、曲の解釈などは、
その道のスペシャリストに行ってもらいたいわよね。
芸術、歌、バレエなどのスペシャリストにね。
フィギュアスケートの抱える闇。
それはもうず随分と前からのこと。
政治的背景、国同士の利害、金銭的事情、、、
フィギュアスケートはいつの時代も、
誰が見ても美しいと感動できる心豊かなものであってほしいわ!
これ、あたし友加里の怒りの高速ドーナツスピンて呼んでるのよ。
目が回るわよ笑
不当なジャッジなんてまき散らしておしまい!
次回は埼玉での世界フィギュアの羽生結弦のプロトコルについて、
お話させて頂くわね!
つづくわよ!
皆様のご意見などもぜひお聴かせくださいね!
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愛のオネエサロン
由香里さんのスケーティング、綺麗でしたね〜。ピュアな感じがあって、スピンも滑らかで早くて甘いチョコレートみたいです大好きでした。
ブログは…削除って⁉︎何なんでしょうね⁉︎
某局の中継で、何たらってシステム(忘)ジャンプの高さ、飛距離をお楽しみください!って画面に出てたけど感心しなかったわ。
アンタ、その前の入り・空中姿勢・降りた後が肝心なんじゃないさっo(`ω´ )o三段跳びじゃないんだからさっ!センスないのよ‼️
競技の助成金やショーでそれなりに利益のあるジャンルなんだから、審判のプロ/スペシャリスト養成や人選に取り組んで頂きたいですね。マジで!
表現力判断出来ないなんて、素人目にも意味わかんないですよ。その上でエッジ使いや、スピード、スピンやステップの作り込み、ジャンプの難易度を足し込んでいくんじゃないのか?ってね。
ローザンヌのバレエコンクールで採点曖昧だったら、ダンサーやってられないわよ〜。
高いんだったら、みどり呼んで基準にしなさいよ笑
中野選手のお名前打ち間違えたわ^^;失礼いたしましたm(_ _)m
>おばちゃん様
ご丁寧にありがとうございます。
ドーナツスピン友加里ってわたし呼んでます!
>おばちゃん様
アイスコープですね!ホロスコープじゃないんだから!笑
こんな高さ、飛距離を出すのはいいですけど、それがGOEに反映されているのかといえば、
そうでもない。
あたしも降りた後の姿勢、そして優雅な流れが大好きなんです!
今日はおばちゃんさんが熱いわ!なんかあたしのオネエ言葉が乗り移っているみたい!笑
ほんとそうよ!ローザンヌのバレエコンクールの例えが優雅で素敵!
ハッ!確かに…読むと熱いですね^^; 暑くて汗ダラだったかしら(汗)
しかも昨夜ジェイ子とジョニ子と京プラの樹林でお茶して、ケーキセットを食べる夢まで見ちゃって(〃ω〃)スーケート脳になってたみたいです。
暑いしね、オネエさまも涼やかにお過ごし下さいね♡
>おばちゃん様
京プラの樹林!キャー、わたしたまに行きますわ!
嬉しい!!!
わたしもそのお仲間に入れさせてくださいまし!
オネエに囲まれるおばちゃんさん笑
オネエ様、貴重な記事をありがとうございます。
ジャッジは、公開練習から見ている、宿泊しているホテルの行いも見ている、試合後のジャッジングについても話し合いがあり、そこで、かけ離れた点をつけたジャッジには、「何故こんな点をつけたのか」の尋問の様な事があるとも聞きました。
例のブロガーの方は、昨年の、ユーロ選手権もPCSについても触れていましたが、明らかに「勝たせたい選手」が存在するんだと、思いました。ハビエルが、引退を明らかにしていたからか、「もう勝たなくてもいいでしょ」の様な扱いのジャッジ。
だから、ゆづ君も事前の引退表明の様な事はすべきで無いと思っています。
そもそも、ルールに則ってジャッジをするのが採点スポーツなのに、ゆづ君に対しては、彼独自のルールの中で採点されているように見えます。彼の、1番完成度の高かった技を基準にして、採点しているような。ん?どうした、羽生、以前のお前ならもっとできるだろう…のような採点。
ゆづ君には、美学を捨ててもらって、繋ぎもステップも入れずに、4Lzでも4Fでもやってジャンプに集中すれば負けなし!と言った声を聞きましたが、やるわけ無いですが、その採点を見てみたいものです。
アイスジュエルを読めば、AI なんて入れる気はなさそうですし、プレロテも選手のジャンプへの挑戦心を削ぐとかで、全く減点対象ではないそうですから…ハビエルがせっかく言及してくれたのに意味がなかった(泣)
>ゆっここ様
勝たせたい選手は存在しているでしょうね。
ジャッジが足並みを揃えたい理由はなんでしょう?
そこにはやはり昔からある政治的背景、国同士の利益関係などが絡んでいるのでしょうね。
わたしたち素人にも納得のいくジャッジングを一貫して頂きたいです。
勝たせなくてもいいぞルール、何度聴いてきたことでしょう。
フィギュアスケートは回転不足を緩和して、ISUはある程度の公平性を保つと言っていましたが、
そんなのお飾りにすぎないとわたしは思うのです。
公平性?どう言う意味の公平なのでしょう。回転不足なく跳ぶ選手に対しては、不公平じゃないですか(怒)
声を上げてくれた現役ジャッジの方の事も気になります。罰せられたりしなければ良いですが。
昨日、ポストセブン記事ですが、フジのI スコープが海外TVでも評判が良く、採点に取り入れる事が可能か、と言う記事を読みました。確かに、I スコープカメラは良かった。フジにしては。
l スコープで観れば、回転は微妙かもしれませんが、高さ、飛距離は、確実にわかりますよね。やはり、視聴者にもわかるように白日の元に晒さないと。
>ゆっここ様
もうジャンプをきちんと跳べている選手にとっては何のメリットもない
ルール改正ですね。
アイスコープ、確かに数値として出るものとしては画期的だと思いました。
でもユヅのトリプルアクセルの評価、今季あまり加点が付きませんよね!?
演技構成点にしろ課題は山積みですよね。
まずはジャッジの改正からお願いしたいですわ!
またお邪魔してすいません。
ど素人が色々コメントして申し訳ないのですが
由加理ちゃんは何故かいつも点数低かったですよねぇ。全日本選手権でも思いました。ダウングレードだとか言われてましたが、スピン、スパイラルは素晴らしかったです。動画ありがとうございました。久々に観て感動しました。ルール改正で回転不足の減点が緩和されました。ならばスピンやスケーティング等他の要素をきちんと評価してほしいと思います。
ジャンプの高さや飛距離、美しいジャンプもです。草太くん推しの私としては姿勢もです。m(__)m
今ネイサンくんが凄いですが、私にとって心に残らないんです。多種類のクワドジャンプを跳べるのが凄いと思うだけです。(高さ、飛距離はないと思います。)演技で感動はしないです。
ブログ削除されましたね。実名でしたし、何か上からの圧力があったのでしょうか。色々読みたかったな。
スケ連はフィギュアスケートで潤った収益をスピードスケートに回しているといううわさもありますねぇ。
人気のあるうちに、フィギュアスケートの選手の育成やジャッジの教育に使ってほしい。ずっと人気が続くとは限りません。羽生くんが引退したら、普通に戻ってしまうのでは?マスコミは次のスターを作ろうとしてますが、今のところ(@_@)?ですよね。
では失礼します。
>kh様
Khさん、こんばんは~!
友加里の中でもわたし特に好きなのが、ムーランルージュの
パンツスタイルです!ドーナツスピンの速さもさながら、
あの美しさを引き立てる衣装だったと思います。
どうしても巻き足となってしまっていたのが、加点が付かなかった理由でしょうか?
それでも記憶に残るスケーターですね。
ブログの削除、おかしいですよね。
発言は個人の自由なはずなのに。ジャッジとしての立場として、
声を上げてくださる貴重な存在だったと聞いております。
すいません。友加里ちゃんでしたm(__)m
変換ミスです
>kh様
そんな謝らないでくださ~い。
友加里って漢字の変換ミス、わたしもうっかりありますから。
現役ジャッジの方が声を上げるなんて勇気がいったと思います。閉鎖はやはり上(日本スケ連?)からの圧力でしょうね。それでは逆に自分達が有罪だと認めているようなものです。
この2008年のワールドTVで見ていました。中野選手一世一代の演技でしたよね。だからこそ表彰台に乗って欲しかった。彼女のスピンは天下一品です。同じ場所でいつまでもぐるぐる回っているのが本当に凄い。回転技が得意だから3Aも飛べるのでしょうね。
メダルは逃したけれどこの試合の彼女はキムヨナより輝いていました。そしてあの観客の歓声、スタンディングオベーションは彼女のものです。ファンは中野友加里をこの演技でいつまでも覚えていると思います。私もそうです。
>chacha様
chachaさんこんばんは!
閉鎖理由は仰る通りだと思いますよ。
なんかやるせないですよね。違う形でぜひまたお声を聴きたいものです。
わたしね、一番つらかったのが得点が出て会場はすごいブーイングなわけじゃないですか。
それでも中野本人は拍手してあの結果を素直に受け入れていた姿に心打たれました。
あのオレンジ色の衣装で高速スピン、ノーミスの演技!
最終滑走で素晴らしかったですよね!
こんばんは^^
連盟にフリなものならプログでも電光石火にダイソン掃除機の登場w
せめてルンバにしてよ~ですよねw
オネエ様、今日本はカルシウムブームですか?w流行ってますよね
私も骨ケアに気をつけないと^^
ところでマスカレードの振り付けって誰なんでしょう?
ユズル王子かな?と思って、でもデヴィッド・ウィルソンぽっいけど
ルッツの願い、神戸で叶えられるといいですね^^
>tomo様
例えがお上手!
ルンバなら隅っこまでは取れませんものね!
カルシウム不足ですかね!わたし毎日飲むヨーグルトで
鉄分入ってるやつ飲んでます笑
マスカレイドの振り付け気になりますよね。
でもToshIさんの心情を体現した彼の振りは自分自身のようにも見えます。
神戸素敵な幕開けになりましたよね!
はじめてコメントさせていただきます。
ブログ閉鎖、あまりのことに調べまくってしまいました。
ひどすぎる話です。あのブログの最近のフィギュア関連のページ既にお読みになれたでしょうか?
もしまだでしたらお知らせ下さい。
>きみ様
ご丁寧にありがとうございます!
こちらの最初のコメントのみ承認させて頂きますね。
そしてコメントでいろいろと役に立つ情報をありがとうございます。
もし何かあればその時はまたお伝えさせて頂きますね!
お気遣い嬉しゅうごさいます!
採点について真摯に問題点や課題、業界の一般的考えを普通のスケオタにもわかりやすく説明したブログを削除させるということは、
採点に公平性や透明性、整合性については、
「みなさまが疑問に思われるとおりです」と宣言しているようなものですね!
本当に酷い! なんですか、スケ連ってカルテルかなにか?
マフィアかなにか?
ところでオネエさまに直接メッセージする方法ってありますか?
例えばこのブログへのお問い合わせフォーム的なものとか。。
え? 理由ですって?
え、えぇっっと・・・それは・・・モゴモゴ。。。
>TonTon様
取り急ぎ返信させて頂きます!
ツイッターはやっておられますか?
そこからわたしに直接メッセージを送れますよ。
https://twitter.com/sulogac
ありがとうございます!
Twiは前に粘着されたのがあって削除して、
ちょっと前に新しく作ったのがあってほとんどやってませんが、
そこから声をかけさせていただきますね^^
ありがとうございます!
>TonTon様
また魔女会議楽しみにしておりますわ!笑
今後ともよろしくお願いします!
中野選手が素晴らしい演技をしたこの場に居ました。おネエ様、こういう日陰の素晴らしい瞬間に光を与えてくださってありがとうございます。真央ちゃんは大好きだけど、2008年世界選手権の中野選手の素晴らしい演技忘れられません。最初の3Aが音楽にピッタリはまって怒涛の拍手から始まって、途中もずっと演技が素晴らしくて拍手が最後まで鳴りやまないで続いていました。ドーナツスピンの頃には周囲の人たちも皆立ち上がってスタンディングオーベーションでした。最終で滑った彼女が今回は勝ったと観客は皆思っていたと思います。抜群の盛り上がりとパーフォーマンスでした。私も心の底からブーイングしました。4位なんて信じられなかった。中野選手それでも納得した表情で掲示板を観ている。あの鳴りやまない拍手の中で・・・本当に大人ですね。私の忘れたくない演技の一つです。この大会後に真央ちゃんが青い衣装で滑ったエキビジョン演技も忘れられないほど素敵でした。
>バークエー様
バークエー様、なんと会場にいらしたのですね!
あの時の正しいジャッジはあの会場にいた皆様だとわたしは今でも思っています。
友加里の演技に私も心を打たれ、メダルを信じてやみませんでした。
でもアジア勢が表彰台を独占するのは許されなかったのでしょうか?
いまだにあの採点には納得しておりません!
真央のEX、素敵でしたよね。今度記事で取り上げようと思っています!
オネエ様 お疲れ様です♡
現役ジャッジ、閉鎖ブログ・・・・
アメリカのアーカイブで再現できました。
これもスケ連に発見されると、消されるかも?
本当にスケ連って・・中国共産党みたいw
中国は天安門のフレーズは検索不可 出たら消す。
民衆に真実を閉ざしコントロール。
スケ連 ISUも やってこと同じね!
♦現役フィギュアスケートジャッジの「これでいいのか!?」
フィギュアスケート審判員、本業はスポーツトレーナー鈴木●人のブログ
「週2のランニングでサブ3を記録」という実績を掲げたマラソンブログでしたが、
フィギュアスケート関係がバズったようで路線変更です(笑)
採点についての質問、受け付け中です!
プログラムコンポーネンツの評価基準って何だ!?
2019-06-01 00:24:27
テーマ:フィギュアスケート(ジャッジとして)
ツイッターの何気ない発言の反響が大きく驚いております。。。
それに関して、今日はちょっと路線変更です。
プログラムコンポーネンツスコア(PCS)の採点について、
スケート未経験者でも分かりやすいようにお話したいと思います。
今回だけでもかなり長いので、何回かに分けてお話します。
ただ、実名でのブログのため、
言いたいこと全て言うとマズイかもしれないので、
全てを伝えることはできないことはご了承ください。
最初に、
物議を醸した私のツイートをご紹介します。
※羽生選手の表現力についてのコメントです。
~~~~~~~~
フィギュアスケートのジャッジとして、
この差を評価できないことが非常にもどかしい。
他のジャッジとあまりに外れた評価をしたら資格停止。
表現力だけ見たら何倍も差があったとしても。
結局、表現力に基準が定性的で曖昧と片づけられる。
~~~~~~~~
この時点で、この発言が関係者に見られたら少し怖いのです。。。
ただ、今のフィギュアスケートのジャッジの世界で、
私が感じる表現力の差を、正直に点数に反映できない中、
私がジャッジをする意味があるのか、
疑問を感じていたのであえて発信しています。
現状のフィギュアスケートの採点について、
問題点が分かるエピソードをお伝えします。
数年前のジャッジセミナーで紹介されたエピソードです。
~~~~~~~~
ジャッジの国際セミナーで、ヨーロッパ選手権の動画を見て、
ある選手の演技を採点をすることになった。
しかし、プログラムコンポーネンツのみ。
しかも、各ジャッジはプログラムコンポーネンツの内、1項目しか採点しない。
結果は、
スケーティングスキルを評価したジャッジは5点台が並び、
表現力、特にインタプリテーション(曲との調和)を評価したジャッジは9点台が並んだ。
実際のヨーロッパ選手権の点数を見てみると、
プログラムコンポーネンツは5項目とも6点~7点台が並んでいるだけだった。
~~~~~~~~
つまり、実際に競技として採点をすると、
プログラムコンポーネンツをそろえるように採点してしまう。
ジャンプのレベルに点数を合わせてしまうなど、
プログラムコンポーネンツをルール通りに採点していないとなってしまう。
https://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2018_program_component_chart_id_sp_j3.pdf
上記のリンク先に、プログラムコンポーネンツの各項目の評価ポイントが書かれています。ご確認ください。
問題は、複数あると感じます。
①構造的な問題
②ジャッジの実情
①まずは、構造的な問題。
ジャッジには採点以外にも、色々とルールがあります。
特にキーとなるのは以下の点でしょう。
・大会で他のジャッジから点数が離れすぎた採点をしたら資格停止
・RTD(ラウンドテーブルディスカッション:試合後のミーティング兼反省会)で、
他のジャッジと判断が分かれた採点について詳細を聞かれる。
こんなことがあるので、他のジャッジと離れた採点をしたらまずいです。
だから、ジャッジは大きい大会ほど、その前に出た大会の点数を参考にします。
その点数と大きく離れない点数を出す→有名な選手ほど点数が固定化する
となります。
そうすれば、資格停止も、詰問にも合わずに済みます。
②ジャッジの実情も知って下さい。
ジャッジは基本的にはボランティアです。
ほとんどの人がサラリーマンをしながら、大会やテストの時にジャッジをしています。
昔取った杵柄でスケーター目線でジャッジをします。
舞台・ダンス・芸術など感性を高めましょうとは推奨されますが、
そこまでできる人は多くありません。
なので、滑りの技術がPCSのベースになってしまいます。
そもそも、フィギュアスケートは「スケート=滑る」だから、
滑りの基礎を磨けと教育を受けるわけです。
ダンスが上手くても、滑りが悪ければスケートしなくていいじゃんという人もいます。
なので、私がジャッジをするときは、
ダンスとして表現力を競うのは「アイスダンス」だけで、
「シングル」の競技は「ダンス」ではないと言い聞かせ、
表現力がどうかと思う選手にも、割り切って点を出したりします。
※私はシングルのみのジャッジなので。
難しいジャンプを跳んだ選手が上位に来るのが、観戦したら分かるはずです。
これは、技術点が高いからだけではなく、技術点(特にジャンプの難度)に引きずられて、PCSも上がるから。
結局、周りの採点とズレないようにすると、
PCSなんて本当にルール通りつけられません。
このような形で、フィギュアスケートの採点はされています。
フィギュアスケートは「総合芸術」だと町田樹さんが言っていました。
その考えに私は大賛成です。
しかし、競技となるとそうもいかないのが実情かと。。
フィギュアスケートの技術を競うスポーツなのかなと。
総合芸術は、アイスショーとアイスダンスの話で、
シングルの競技は芸術的な演技をしても、
「記録より、記憶には残る選手」になりやすい。
しかし、その両方を兼ね備えた羽生選手は最強だなと思います。
だからこそ、記憶より記録に残る選手には負けてほしくないと思う訳です。
グチも入り長くなりすぎました。。。
今後も、現状と本当のルールを踏まえてPCSの採点について深堀していきます。
....................
(オネエ様に迷惑がかかるようでしたら、削除してください)
>ピクシー様
情報ありがとうございます!
わたしも拝読させて頂きました。
なんというか、開いた口が塞がりません。
なんのためにジャッジが存在するのか!?
わたしたちの不満よりも何よりも頑張っているスケーターが
正当な評価がされないというのは不憫でなりません!
微々たるものですが今後もブログで発信できたらいいなと思っております!
オネエ様
ご苦労様です♡♡
正義の光で闇を照らしてくださーーい♪
感動は純粋なもの
利害で曲げないで欲しいです!
>ピクシー様
感動は純粋なもの。
まさしくその通りですね!感動こそが一番のジャッジじゃないのかな?って
思いますもの!
シングルとアイスダンス、表現力の差異について
NEW! 2019-06-03 01:44:54
テーマ:フィギュアスケート(ジャッジとして)
前回、最後にこんなことを言ってしまいました。
~~~~~~~~
なので、私がジャッジをするときは、
ダンスとして表現力を競うのは「アイスダンス」だけで、
「シングル」の競技は「ダンス」ではないと言い聞かせ、
表現力がどうかと思う選手にも、割り切って点を出したりします。
~~~~~~~~
勢いあまって、少し過激なことを言ったと反省しております。
私自身「シングル」のジャッジです。
「アイスダンス」のジャッジではありません。
アイスダンスのことで偉そうなことをいう立場ではありません。
シングルと重なる部分以外、採点も分かりません。
申し訳ございません。。。。
しかし、上記の発言の理由は、以下のように感じるからです。
アイスダンスは感情表現が非常に伝わってきて、
心の底から踊っているのを感じる選手が非常に多いです。
だからこそ、アイスダンスは純粋に観客として楽しめます。
しかし、シングルの選手は感情表現などの振付けの質が気になって、
観客として見ても楽しんで見られる選手が非常に少ないのです。
観戦しに行く場合、採点をしながら見ないと眠くなってしまうのです。
ということで、なぜそのような差が出てしまうのか考えます。
私が考えるに、
①技のリスクの差
②一人で演技することの難しさ
③年齢の差
があると考えています。
まず、
①技のリスクの差
シングルではジャンプが点数の中でもかなりの割合を占めます。
※3回転以上跳ぶようになってですが。。。
3,4回転はかなりの集中力を要するジャンプです。
だから、シングルのジャッジをしていると、気持ちが切り替わる瞬間が分かります。
ジャンプまで時間があり、余裕がある時は、
大きく曲に合わせて振付けをしていても、
ジャンプ前の振付けでは、表情や動きの大きさが変わり、手先までの意識が抜けるのが分かります。
とはいえ、それは仕方ないと思います。
ジャンプに入るスピード、加点を取るための前後のステップなどの工夫、
その中で曲を聞くのは非常に難しい。
だからこそ、意識して表現をしようとするのではなく、
意識せず、表現をにじみ出るまで磨く必要があるのです。
そして、滑りの基礎力も重要。
難しいステップを踏むためにも、滑りの基礎を磨き、
意識せずに難しいステップをできるようにする。
例えば、羽生選手はジャンプ前のステップは圧倒的に質が高いです。
高い滑りの基礎力を土台に、難しいステップの流れを体に染み込むまで反復練習したのでしょう。
そして、曲へのこだわりもあり、表現力がにじみ出るところまで達している。
だからこそ、ジャンプの前でも動作の質を変えずに、ジャンプに集中する余力を残し、
高い質のジャンプを跳べるのでしょう。
次に、
②一人で演技することの難しさ
例えば、定番中の定番、ロミオとジュリエットを例にしましょう。
この選曲だと、ほぼ間違いなく、
ロミオかジュリエットどちらかを演じることになるはずです。
ロミオがジュリエットを思う情熱を表現するとしましょう。
シングルだとロミオ役をしても、そこにジュリエットはいません。
ジャッジをジュリエット役に見立ててアピールするという
あざとい振付けを有効に使うと効果的ですが、
リンクは広いので、時に近くにいないジャッジ(ジュリエット)を思う場面を入れたり、
クライマックスに向けて動きも大きく・スピードも上がる中、
ずっとジャッジにアピールするのもムリです。
しかし、アイスダンスであればそこにパートナー(ジュリエット)がいます。
アイスダンスは愛をテーマすることが多いので、
幸せの表現・ケンカする場面・すれ違う場面
様々な演出が伝わりやすいでしょう。
それに、男女ですから、
そりゃ、気持ちの高ぶりもあるでしょう(笑)
最後に
③年齢の差
シングルは、特に女子はトップ選手の年齢層の低下が明らかです。
20歳でベテランと言われてしまうレベルです。
男子も20歳前後の選手が多く、羽生選手の24歳でベテランの域です。
しかし、アイスダンスは世界選手権トップを見ても20代後半がほとんどです。
この差は間違いなく、表現力にも影響してるでしょう。
特に、10代でトップに駆け上がるなら、スケート漬けの毎日でしょう。
その中で、愛の表現の奥深さは生まれるでしょうか?
表現力は人生経験に伴って身につくものなのです。
ロミオとジュリエットのような、若気の至りのような演目もありますが、
好きで好きで好きで、命を懸けても成就させたい恋というのも、
若い選手で心の奥から理解するのも難しいでしょう。
※しかし、羽生選手のシニア2年目のロミオとジュリエットは最高でした。
最後バテバテだったとしても、それが逆に命懸け感が出ていて合っていました。
シングルスケーターでも、浅田真央選手がソチオリンピック後、25歳で、
ワンシーズン空けて復帰した時も、よりにじみ出るものが増していました。
平昌オリンピックに31歳で出場したコストナー選手は、言うまでもありませんね。
以上、シングルとアイスダンスの表現の差の考察でした。
※ペアまでは話が及ばずすいません。。。
シングルで技術が高ければ表現力も高く出てしまう状況は、
ジャンプが跳べなくなると引退のような流れがあるからだと思っています。
そのせいで、表現力がにじみ出る前に引退してしまう。
私自身、アイスダンスのジャッジではないので、こちらについては明言を控えますが、とりあえず言えることは、アイスダンスの方が、表現力、特に感情がこちらに伝わってくるという印象を感じるのです。
私自身、アイスダンスをジュニア世代まで見れていないので、偉そうなことは言えないです。
しかし、二人で演技をすることで、表現力の潜在能力が引き出されている部分も大きいのだろうなと思います。
しかし、技(ジャンプ)のリスクの差、年齢の差は存在すると思います。
考察は以上ですが
最後に私自身の想いを。
浅田真央選手の引退をきっかけに、
フィギュアスケート選手がケガで引退する現状を見て、
選手寿命を長くすることが大切だと思いました。
表現力がにじみ出るまで選手を続けてほしい。
それで、ジャッジの立場で、
フィギュアスケートの現状を知ってもらいたいと発信しています。
私自身、スポーツトレーナーをしているので、
フィギュアスケーターがケガやジャンプが跳べずに引退するのをなくせるように、
ジャッジとしても、トレーナーとしても、
そんなフィギュアスケート界を作れないかと思っています。
......................
本当に鈴木さんの思いは フィギュアスケートを愛するファンの思いと共通。
ISUは何故、ファンが嫌うジャンプ体操を押し付けるの?
それに、世界のモデル業界は
18歳以下のモデルは使わない方向です。
きっかけは、ロシア人の14歳モデルが過激なダイエットと過労で
ランウェイを終えた瞬間に意識を失い倒れ死亡したことから。
子供や少女の商品化は、倫理上の問題になっている今・・・
フィギュア業界って? 来季は、ますます子供4回転サーカスw
オネイ様 長文ご免なさい(/□\*)
>ピクシー様
ピクシーさんの熱いお気持ち伝わってきました。
わたしも同じ考えで、表現力は人生の様々な経験を積んでこそ、
内面から滲み出るもの。これこそが長くスケートを続けてきたものこそが
醸し出す一番の魅力だと思います。鈴木さんもスポーツトレーナーと聴きました。
怪我をしないように、また怪我をした時のリスクなど、アスリートの想いも
尚更おわかりになられることと思います。
どうかフィギュアが人生を映し出す美の芸術でありますように、わたしも願っています!
様々な情報もありがとうございます!